普及活動について
モータースポーツに親しめる環境づくりを目指し、「見て、参加して、楽しむ」場と機会の提供を目的として、(株)鈴鹿サーキットランド、(株)ツインリンクもてぎをはじめとする諸施設の協力、及び(株)ホンダレーシング、(株)無限など各社の協力を得て、以下の普及活動を展開する。
レース専用車両やキッズバイク等を持たないライダーが、レンタル車両や普段使用しているバイクで気軽に参加できる様々なイベントを、販売店やディストリビュータなどを中心とした地域密着型として開催する。さらに、より多くのライダー達にモータースポーツに参加し、楽しんでいただけるよう、レース専用車両をはじめ、ベース車両、キットパーツなどを、幅広く提供する。
昨年10月10日~11日に開催された第19回大会でも、タイやロシアなど海外からの参加チームを加えた523台が、ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイで燃費の極限にチャレンジ。優勝記録は、「チーム1200」の2741.780km/1Lであった。
第1回開催より20周年を迎える本年は、メモリアル・イベントとして9月30日(土)~10月1日(日)、ツインリンクもてぎ・スーパースピードウェイにおいて、各国からの参加者を集めて開催する。
販売店、ディストリビュータ主催等の地域密着型イベントとして'98年より開催。QR50やZ50R、XR50R/XR70R/XR100Rなどを準備し、免許取得年齢以前の子供たちと両親にバイクとの出会いや面白さを体感していただくイベント。'99年は全国各所で約100回が開催され、本年も引き続き、より多くの開催を予定している。
カート場やミニサーキットで市販50ccバイクを使用する、ミニバイクレースを開催。どなたにでも参加しやすいレギュレーションとして、各地域のディストリビュータを中心に開催を予定。
「安全、楽しく、気軽」をテーマとしたバイク遊びで、普段の足として使用しているスクーターや、ロードモデル、デュアルパーパスモデルを使用するエンデューロ、ジムカーナに加え、デュアルパーパスモデルでも走破できるトライアルなど、競技形式を持ちながらもゴッコとして楽しむイベント。本年も各地域のディストリビュータを中心に開催を予定。
「愛車とともにスキルアップ」を合い言葉に、全国50会場で開催する一日スクール。ライダーとバイクの限界を知り、セーフティライディングとマシンコントロールを楽しみながら覚えていただくスクールで、チームマリ(代表:井形マリ)による女性ライダーのスクールや国際A級ライダーによるスクールも開催されている。自動二輪(普通・大型)免許所持者でマイバイクが参加条件。本年も引き続き、より多くの開講を予定している。
バイクごっこや親子でバイクを楽しむ会などを卒業した方、より本格的に取り組みたい方を対象に、安全に速く走る技術やマナーなどを、全国7ヶ所の交通教育センター・レインボーを中心に開講。オンロード、オフロード、トライアルの3種目を中心に、本年もよりいっそうの充実を図っていく。
モータースポーツの発展と裾野の拡大、モータースポーツ・ファンへの参加する機会と場の提供を目的に開催してきた、国内ワンメイクレースの草分けである「シビック ワンメイクレース」は、'99年も全国5シリーズ、計33戦を開催、延べ970台を越える参加車両が集まり、さらに、12年目を迎えた「FIA世界選手権シリーズF1日本グランプリ記念シビックチャレンジカップレース」も、シビックレーサー達の祭典として広く好評を得ている。
こうしたシビックレーサー達の盛り上がりを背景に、1981年鈴鹿サーキットでの初開催より記念すべき20年目を迎える本年は、様々なイベントも用意し、全国5サーキットを転戦するワンメイクレース「シビック・インターカップ・シリーズ(全6戦)」を含む、各5シリーズを開催する。
本年の各地のシリーズ戦は、東北シリーズ全5戦、東日本シリーズ全5戦、鈴鹿シリーズ全5戦、並びに西日本シリーズ全5戦の各シリーズに、「FIA世界選手権シリーズF1日本グランプリ記念 シビックチャレンジカップレース」と、合計27戦の、充実した内容で展開していく。
シリーズ名 | レース数 | サーキット |
インターカップシリーズ | 全6戦 | SUGO/もてぎ/富士/鈴鹿/MINE |
東北シリーズ | 全5戦 | 仙台ハイランドレースウェイ /スポーツランドSUGO |
東日本シリーズ | 全5戦 | ツインリンクもてぎ/富士スピードウェイ /筑波サーキット |
鈴鹿シリーズ | 全5戦 | 鈴鹿サーキット |
西日本シリーズ | 全5戦 | セントラルパークMINEサーキット |
小 計 | 26戦 | |
FIA世界選手権シリーズF1日本GP記念 シビックチャレンジカップレース |
鈴鹿サーキット | |
合 計 | 27戦 |
全国各地のサーキットを使用し、セーフティドライビングの基礎講座からサーキット体験走行・同乗走行などにより、セーフティドライビングから操る楽しさまでを体験していただき、日頃の安全運転の一助としていただくためのミーティング。
本年は、S2000のオーナーを対象とした、ドライビング・フォーラムを、新たに開催する。
普通免許をお持ちの方を対象にした、JAF国内B級競技ライセンスからJAF国内A級競技ライセンスまでを一泊二日で取得できるプログラム。ご好評にお応えして今年も開催します。
ツインリンクもてぎ | 鈴鹿サーキット | |
1 | 1月14日(金)~15日(土) | 2月15日(火)~16日(水) |
2 | 2月25日(金)~26日(土) | 3月27日(月)~28日(火) |
3 | 3月 3日(金)~ 4日(土) | 4月27日(木)~28日(金) |
4 | 7月14日(金)~15日(土) | 5月23日(火)~24日(水) |
5 | 7月28日(金)~29日(土) | 6月20日(火)~21日(水) |
6 | 9月 1日(金)~ 2日(土) | 9月21日(木)~22日(金) |
7 | 12月15日(金)~16日(土) | 11月10日(金)~11日(土) |
8 | 12月22日(金)~23日(土) | 11月20日(月)~21日(火) |
※ 上記スケジュールは変更となる可能性があります。
※クルマで運動会は、より幅広い層の方々が気軽に参加し、走りを楽しめるようなプログラムを組み、名称も一新して再スタートする。
人材育成について
将来、二輪の世界選手権、四輪のF1、CARTといった世界トップレベルのレースで活躍できる人材の育成を目的とし、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎといった施設の協力を得て長期ビジョンに基づき、二輪、四輪ともに様々なスクールや支援活動を展開。
より本格的なモータースポーツへの参加を目指すモトクロス・ライダー及びトライアル・ライダーへ向け、レース参戦に必要な体力トレーニングからマシン・セッティング技術、ライディング・テクニックを習得していただくことを目的に、HRC契約ライダー及びHRCメカニックを講師とした、HRCミーティングを全国各地で開催する。
(株)鈴鹿サーキットランドによるライダー育成スクール、SRS-Jの開催を継続支援する。SRS-J開講以来9年目を迎え、卒業生の中には、全日本ロードレース選手権のレギュラーメンバーも輩出している。本年もカリキュラムなどを含め、内容をよりいっそう充実させながら継続開催する。
昨年より開催されたフォーミュラドリームレースは、SRS-Fの上級プログラムとして設定され、「F1及びCART等、世界のトップレースで表彰台に立てる日本人ドライバーの育成」を目標としている。このプログラムの実践にあたり、運営機関として「フォーミュラドリーム・オーガニゼーション(FDO)」を設け、トップドライバーへのファーストステップとして、1戦毎に与えられる様々な課題や講義を通じて、多方面にわたりアドバイスを与え育成していく。
開催2年目となる本年は、レース経験の機会を増やすため1大会2レースとして開催し、練習走行できる環境も広げていく。
第1・2戦 4月1~2日 ツインリンクもてぎ
全日本GT選手権第1戦併催
第3・4戦 4月15~16日 ツインリンクもてぎ
フォーミュラ・ニッポン第2戦併催
第5・6戦 5月13~14日 鈴鹿サーキット
スーパー耐久シリーズ第3戦併催
第7・8戦 7月1~2日 鈴鹿サーキット
フォーミュラ・ニッポン第5戦併催
第9・10戦 8月19~20日 ツインリンクもてぎ
フォーミュラ・ニッポン第7戦併催
第11・12戦 11月4~5日 鈴鹿サーキット
フォーミュラ・ニッポン第10戦併催
特別レース 10月6~8日 鈴鹿サーキット
フジテレビジョンF1日本GP併催
(シリーズ対象外:オールスターレース)
(株)鈴鹿サーキットランドによるレーシングカートのスクールSRS-K、フォーミュラカーによるスクールSRS-Fの開催を、継続して支援していく。SRS-F開講以来6年目を迎えた本年も、よりいっそうの内容充実を図りながら継続開催する。使用車両は、昨年F1などのトップフォーミュラと同様のコンセプトを持つ純国産車両に一新され、本年も継続使用する。