本田技研工業(株)は、軽量・コンパクトな高性能600CCエンジンをシンプルなフレームに搭載し、風防効果の高いハーフカウルを装着したシャープなデザインのロードスポーツバイク「ホンダ ホーネットS」を3月10日より発売する。
このホーネットSは、昨年の第33回東京モーターショーに参考出品し、ミドルクラスのスポーツモデルユーザーを中心に好評を得たモデルで、今回風防効果の高いハーフカウルをフレームに装着し、高速道路などで走行風を直接ライダーに受けることなく軽快なハンドリングを実現している。
ホーネットSの主な特徴
エンジンは、CBR600Fやホーネット600に搭載し定評の水冷・4ストローク・DOHC ・直列4気筒・600CCを採用し、市街地走行から高速道路を使用したツーリングまで幅広い用途で扱いやすい出力特性としている。
また、排出ガス浄化システムとしてエキゾースト・エアインジェクションシステム(二次空気導入装置)を採用することで国内の排出ガス規制に適合させている。
フレームは、シンプルな構造でありながら、充分な剛性を確保するモノバックボーンタイプを採用。前・後17インチタイヤと組み合わせることで落ち着きのあるハンドリングを実現している。
外観は、燃料タンクからリアフェンダーまでボリューム感あふれる面構成としながら、精悍さを演出するマルチリフレクターヘッドライト内蔵のハーフカウルを装着。
車体色は光輝感あるフォースシルバーメタリックを採用しシャープなイメージを更に強調している。
販売計画台数(国内・年間)
500台
メーカー希望小売価格
649,000円
(地域希望小売価格の一例:北海道は20,000円高、沖縄は10,000円高、その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)
主要諸元
通称名 | ホーネットS | |
車名・型式 | ホンダ・BC-PC34 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.055×0.745×1.190 | |
軸距(m) | 1.430 | |
最低地上高(m) | 0.135 | |
シート高(m) | 0.76 | |
車両重量/乾燥重量(kg) | 197/178 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃料消費率(km/L) 60km/h 定地走行テスト値 |
30.2 | |
最小回転半径(m) | 2.6 | |
エンジン型式 | PC25E・水冷4ストロークDOHC直列4気筒 | |
総排気量(cm3) | 599 | |
内径×行程(mm) | 65.0×45.2 | |
圧縮比 | 12.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 51[69]/11,000 | |
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) | 52[5.3]/7,500 | |
キャブレター型式 | VP49 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | 4.2 | |
燃料タンク容量(L) | 16 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1 速 | 2.928 |
2 速 | 2.062 | |
3 速 | 1.647 | |
4 速 | 1.368 | |
5 速 | 1.200 | |
6 速 | 1.086 | |
減速比(1次/2次) | 1.863/2.666 | |
キャスター(度)/トレール(mm) | 25°40´/98 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17 (58W) |
後 | 180/55ZR17 (73W) | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド(モノバックボーン) |