本田技研工業(株)は、10月23日(土)から11月3日(水)まで千葉・幕張メッセで開催される「第33回東京モーターショー」(主催:社団法人自動車工業振興会)において、二輪車ならびに乗用車会場の展示概要を発表した。
今回、ホンダの二輪車、四輪車の展示テーマは、環境対応や安全性を主眼にクルマを進化させ社会との更なる共存を進める「Smart」と、クルマが本来持つ操り移動する楽しさの追求としての「Fun」との両立を実現させるために“Be Smart,Have Fun!”としている。
このテーマをもとに、21世紀を目指す商品づくりの考え方や方向性をより深く理解を頂くため数々のコンセプトモデルや先進技術、環境技術への取り組み「HONDA e-TECH」などをプレゼンテーションのテーマ毎にわかり易く展示紹介する。
四輪車コーナー
16機種16台
四輪車コーナーでは、新時代のクルマと人、クルマと社会の関係をホンダの視点でプレゼンテーションしている。テーマの「Smart」と「Fun」という二つの目標を同時に追求し、具現化した数々のコンセプトモデルや先進技術、プロトタイプモデルを紹介。21世紀を見据えた創造性あふれる展示内容としている。
燃料電池車「FCX」は、ホンダの最先端技術として燃料にメタノールを使用する極めてコンパクトなパワーユニット「FCユニット」を搭載。コンパクトで独自のFCユニットを採用することでパッケージレイアウトの自由度を高めた新時代のエクステリアデザインと先進のインテリアを実現。次世代セダンのあるべき姿を提案している。
コンセプトモデルのステージでは、斬新な発想で「クルマと遊びのクロスオーバー」として優れた機能性を持つスポーツ&ユーティリティギア感覚の“Spocket(スポーケット)”、クルマのコミュニケーションスペースとしての機能をより開放的に徹底追及したオープンコミュニケーションカプセル“NEUKOM(ノイコム)”、スケートボード感覚で都会を疾走するイメージを具現化したタウンボードヴィークル“不夜城”を展示。
環境ステージでは、世界No.1の超低燃費のハイブリッド車“インサイト”をはじめ、その動力源であるIMAシステムやホンダLEVなどホンダ車の卓越した環境技術はもとより、製品の開発、生産、販売から廃棄までホンダの考える「ライフ・サイクル・アセスメント(L.C.A)」に基づいた環境への取り組み「グリーンファクトリー」も同時に紹介している。
モータースポーツコーナーでは、2000年から新たに挑戦の始まるF-1プロトタイプやインディカーCARTシリーズで二年連続のマニュファクチャラーズ・チャンピオンを獲得したモデルなどホンダのモータースポーツへの取り組みを紹介。
さらに、ミニバンのベンチマークとして好評のオデッセイを新しい時代にふさわしくひとまわり豊かに進化させたオデッセイ プロトタイプを展示。市販車では優れた運動性能と環境・安全性能とを両立したS2000や、福祉車両としてシート昇降装置付きの「ステップワゴン アルマス」などを展示している。
二輪車コーナー
52機種76台
二輪車コーナーでは、“Be Smart,Have Fun!”のメッセージを凝縮し、地球環境に優しく、より安全な二輪車の実現の為に開発された先進テクノロジーやコンセプトモデルの紹介を通して、明るい未来に向けた人や社会と二輪車とのよりよい関係を提案している。また、走る喜び、集う喜び、創る喜びなど二輪車ならではの魅力を表現し、スクーターから大型ツーリングモデルまでそれぞれのプレゼンテーションモデルを通して、ホンダの二輪車が目指すべき新しい方向性を提案する展示内容としている。
HONDA2000ステージには、ホンダの近未来を具現化した地球環境に優しく、利便性に優れ日々の生活を豊かなものにしてくれるミニマムコミューターとしての二輪車と、未来への夢を感じさせてくれるホンダならではの魅力あふれるスポーツモデルの数々を展示。
エコロジー&セーフティコーナーでは、ハイブリッドシステムを搭載した小型スクーターから電子制御燃料噴射装置を搭載した大型スポーツモデルまでこれからの二輪車がめざすべき方向性や先進技術を紹介。
加えて、ホンダの環境技術や、安全技術を通して二輪車と人と社会とのよりよい関係を提案している。
ファンコーナーでは、オフロードモデルからスーパースポーツモデルまで幅広いカテゴリーの最新鋭モデルを展示。モーターサイクル本来の魅力である走りの楽しさを追求した新世代のスポーツラインアップを紹介。
トゥギャザー/キッズコーナーでは、二人乗りの魅力や親子で走る楽しさなど、人と人との触れあいから生まれるモーターサイクルならではの世界を提案している。
クリエイトコーナーでは、モーターサイクルを自分の感性に合わせて個性豊かにドレスアップするというカスタマイズマシンの新しい世界を多彩なモデルで紹介。
モータースポーツでは、世界のレースシーンで今季活躍したマシンを記念車として展示している。
出展車両一覧
(●は参考出品車、○は市販車)
四輪車コーナー
次世代燃料電池車モデル
- ●FCX
コンセプトモデル
- ●Spocket(スポーケット)
- ●NEUKOM(ノイコム)
- ●不夜城
プロトタイプ
- ●オデッセイ
- ●S2000ハードトップ
福祉車両
- ●ステップワゴン アルマス
市販車
- ○インサイト
- ○S2000
- ○アヴァンシア
- ○バモス他
モータースポーツ
- ●F-1プロトタイプ
- ●CART
二輪車コーナー
HONDA2000ステージ
- ●シャドウスラッシャー
- ●NSS250
- ●X11
- ●ラクーン他
エコロジー&セーフティコーナー
- ●フレックス
- ●VFR800FI
- ○ジョルカブ
- ●ジョルノクレアデラックス(スケルトンモデル)他
ファンコーナー
- ●CB Four
- ●CBR900RR ファイアーブレード他
トゥギャザーコーナー
- ●X-WING
- ●boss cub
- ●Bosscat
キッズコーナー
- ●ドリームキッズ(2輪/4輪)
- ○XR50R
クリエイトコーナー
- ●シャドウスラッシャースペシャルモデル他
レーシングコーナー
- ●NSR500
- ●RVF/RC45
- ●CR250M他
その他展示車
- ●ダートカブラ
- ●ジュリオ(スケルトンモデル)
- ●ライブ・ディオZX(スケルトンモデル)他