本田技研工業(株)は、スーパーカブをベースに、足着き性や乗降性などの取り回しを向上させたコンパクトな原付バイク「リトルカブ」シリーズをマイナーチェンジし、外観の一部を変更するとともに、国内の新排出ガス規制に適合させ9月9日より発売する。
このリトルカブシリーズは、ファッショナブルなシティコミューターとして、若者層を中心に幅広い年齢層に好評を得ているモデルである。
今回、ボディ同色のリアキャリアを採用するなど外観を一部変更するとともに、キャブレターのセッティング変更やブローバイガス還元装置の採用などで、国内の新排出ガス規制に適合させている。
販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計
25,000台
メーカー希望小売価格
リトルカブ(キックタイプ)
164,000円
リトルカブ(セルフスターター・キック併用タイプ)
184,000円
(地域希望小売価格の一例:北海道は8,000円高、沖縄は5,000円高。その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)
このリトルカブシリーズは、スーパーカブ50シリーズで定評を得ている、低燃費や耐久性、静粛性に優れた、空冷・4ストローク・OHC・単気筒エンジンを搭載。
スーパーカブ50シリーズに比べ、小径の前後14インチホイールを採用し、足着き性や乗り降りをさらに容易にしている。
また、全体に丸みを帯びたデザインを採用することで、ファッショナブルな外観としている。
パンクの防止に優れた効果を発揮する「TUFFUP(タフアップ)チューブ」を採用し、パンクの発生に対する不安を軽減し使い勝手の良いものとしている。
今回のモデルの変更点(シリーズ共通)
- ●キャブレターのセッティングを変更し、ブローバイガス還元装置を採用することで、国内の新排出ガス規制に適合させている。
- ●外観の変更
- ・レトロ調ステッカーを採用。(シート下部)
- ・ボディ同色のリアキャリアを採用。
- ・フロントトップカバーエンブレムのカラー変更。サイドカバーステッカーの廃止。
カラーバリエーションと専用色パーツ
リトルカブ (キックタイプ) |
ボディカラー | 専用色パーツ |
リトルカブ (キックタイプ) | スパークリングシルバーメタリック | |
ジョリーレッド | ハンドルグリップ:ブラウン | |
リトルカブ (セルフスターター キック併用タイプ) |
バージンベージュ | シート:ブラウン ハンドルグリップ:ブラウン |
アバグリーン |
主要諸元
通称名 | リトルカブ | ||
キック式 | セル式 | ||
車名・型式 | ホンダ・BA-AA01 | ||
全長×全幅×全高(m) | 1.775×0.660×0.960 | ||
軸距(m) | 1.185 | 1.190 | |
最低地上高(m) | 0.115 | ||
シート高(m) | 0.705 | ||
車両重量/乾燥重量(kg) | 79/75 | 81/77 | |
乗車定員(人) | 1 | ||
燃料消費率(km/L) | 125.0(30km/h 定地走行テスト値) |
132.0(30km/h 定地走行テスト値) |
|
最小回転半径(m) | 1.8 | ||
エンジン型式 | AA01E・空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒 | ||
総排気量(cm3) | 49 | ||
内径×行程(mm) | 39.0×41.4 | ||
圧縮比 | 10.0 | ||
最高出力(PS/rpm) | 4.0/7,000 | ||
最大トルク(kgm/rpm) | 0.48/4,500 | ||
キャブレター型式 | PB3B | ||
始動方式 | キック式 | キック式セルフ式併設 | |
点火方式 | CDI マグネット点火 | ||
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | ||
潤滑油容量(L) | 0.8 | ||
燃料タンク容量(L) | 4.0 | ||
クラッチ形式 | 湿式多板コイル・スプリング | ||
変速機形式 | 常時噛合式3段リターン | 常時噛合式4段リターン | |
変速比 | 1 速 | 3.272 | 3.181 |
2 速 | 1.764 | 1.705 | |
3 速 | 1.190 | 1.238 | |
4 速 | - | 0.958 | |
減速比(1次/2次) | 4.058/2.785 | 4.058/2.928 | |
キャスター(度)/トレール(mm) | 26°00´/47 | ||
タイヤサイズ | 前 | 2.50-14 32L | |
後 | 2.75-14 35P | ||
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディング・トレーリング | |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | ||
懸架方式 | 前 | ボトム・リンク式 | |
後 | スイング・アーム式 | ||
フレーム形式 | バックボーン式 |