本田技研工業(株)は、10月1日からの、軽自動車の新規格化にともない、「ライフ」をフルモデルチェンジ。国内基準を上回る世界最高水準の衝突安全性、排出ガスのクリーンな「ホンダ LEV」を全タイプに採用するなど、安全・環境性能の向上と共に、商品魅力も一段と高めた新型「ライフ」を K・ムーバーシリーズの一つとして、10月9日(金)より全国のホンダプリモ店から発売する。また、価格については安全・環境・商品力の大幅向上を図りながらお求め易い設定としている。
このライフは、J・ムーバーに続き、ホンダが新たに提案する「K・ムーバー」シリーズのひとつである。
K・ムーバーとは、「Small is Smart.」の考えを基に、安全・環境性能などの基本機能を世界トップレベルまで徹底追求しながら、軽自動車本来がもつ実用性、経済性といった利便性はもちろん、乗る人の楽しさを追求した新しい価値を創造するスモールカー。
ライフ開発にあたって
より運転しやすく、より使いやすく、より走りやすくをテーマにマルチタイプスモールカーとしての進化を目指した。
より運転しやすく
- ・全方位好視界、最適ヒップポイント、取り回しの良さなど運転する際のストレスを減らし、安心感を与える設計。
より使いやすく
- ・見易くシンプルなメーターやスイッチ類の採用。豊富な収納ポケット、大開口テールゲートなどにより使い勝手を向上。
より走りやすく
- ・低速時のエンジントルクをアップするとともに、より低燃費を実現。
世界最高水準の安全性能
乗る人と乗っていない人も考えた安全なクルマ作りを具現化。
- ・G-コントロール技術により実現した世界最高水準の衝突安全性能と歩行者の傷害軽減に対応したボディ。
- ・両席SRSエアバッグシステムを全タイプに標準装備。
世界レベルの環境性能
- ・全タイプ「ホンダLEV」の採用とリサイクル可能率の大幅向上。
ライフの主な商品特徴
スタイル/パッケージ
街乗りベストのフレンドリーのマルチスモールパッケージとして、毎日使うクルマだからこその、運転のしやすさ、使い勝手の良さ、楽しさを具現化。
- ・親しみと存在感を両立した「スタイリング」
- ・自然な姿勢で乗り降りできる「乗降性」
- ・セダン感覚で運転できる「ドライビングポジション」
- ・タテヨコ余裕の「ヒューマンキャビン」
- ・フロント、サイド、リアが見渡せる「全方位好視界」
- ・見やすく、使いやすい「メーター&スイッチ類」
- ・狭い道でも扱いやすい「最小回転半径4.5m」
インテリア
見やすい、使いやすい、細部にまでこだわった設計が快適空間を実現。
- ・足下すっきりの「フラットフロア」
- ・質感を高めた明るくハイセンスな「インテリアデザイン」
- ・素材、クッション厚、最適な座面幅などを追求したシート
- ・さまざまな生活スタイルに対応、使い勝手に優れた「ラゲッジスペース」
- ・用途に応じて、使い方いろいろ、自由自在の「シートアレンジ」
- ・便利で、使い勝手の良い、豊富な「収納ポケット」
- ・エンジン音や振動を抑えた、小型車レベルの「静粛性」
パフォーマンス
実際での使用状況を最重点に、パフォーマンスを徹底追及。街中での走りやすさが大きく向上。
- ・低速トルクを約20%アップした新開発「ハイパー12バルブエンジン」
- ・優れた走行安定性と快適な乗り心地を両立した「サスペンション」
- ・安定した走りと快適な乗り心地を支える「高剛性ボディ」
- ・全車速で、アシスト量をきめ細かく制御する「EPS(電動パワーステアリング)」
- ・軽快で頼もしい走りの「リアルタイム4WD」を全タイプに設定。
- ・ボディの大型化による重量増加にもかかわらずクラストップレベルの「低燃費」を実現
安全性能
- ・新・衝突安全設計ボディ
- ・ボディ変形量の最小限化と乗員傷害値低減を高次元で両立し、ホンダ独自の基準(フルラップバリアテスト55km/hと40%オフセットデフォーマブルバリアテスト64km/h)により、世界最高水準の衝突安全性を達成。
- ・歩行者傷害軽減ボディ
- ・万一の際、歩行者の頭部傷害を軽減する構造機構をボディに採用。(衝撃吸収ボンネット、ワイパーピボットスライド構造、衝撃吸収フェンダー、衝撃吸収ダッシュボードアッパー、ボンネットヒンジ折れ構造)
- ・頭部衝撃保護インテリア
- ・アッパーインテリアには、頭部の衝撃を吸収する構造を採用。
- ・フロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルトを標準装備。
- ・両席SRSエアバッグシステムを全タイプに標準装備。
- ・ABS(四輪アンチロックブレーキシステム)+ブレーキアシストをメーカーオプションで設定。
環境・リサイクル
- ・排出ガスのクリーンな「ホンダ LEV」を全タイプに採用。
- ・従来のホンダLEV技術を軽自動車エンジンの特性に合わせて新開発、広範囲な領域での排出ガス浄化と走行性能を両立しながら、排出ガス中の有害物質(CO,HC,NOx)を大幅に低減した。
- ・樹脂部品は、リサイクルしやすい材料のオレフィン系樹脂を採用。
- ・材質名をあらわすマーキングや、部品取り付け構造の簡略化・ユニット化により、分解性・分別制の向上をはかり、リサイクルをしやすくした。ホンダ独自の目標であった2000年に先駆けリサイクル可能率90%以上をクリア。
- ・鉛の使用量低減の為、ラジエーターやヒーターコアをアルミ化し、2000年末をホンダ独自の目標としていた1996年レベル比1/2以下を達成
販売計画台数 (国内・月間)
10,000台
全国希望小売価格
(消費税含まず、単位千円)
タイプ | エンジン | 駆動方式 | 価格 |
Bタイプ | 660cc SOHC ホンダLEV仕様 |
FF | 878 |
4WD | 998 | ||
Gタイプ | FF | 968 | |
4WD | 1,088 | ||
Tタイプ | FF | 1,109 | |
4WD | 1,229 |
- 1.価格は5速マニュアルミッション車。
- 2.コラムシフト3速オートマチック車は 50千円高。
- 3.ABS(4輪アンチロックブレーキシステム)+ブレーキアシスト 50千円高。
- 4.プライバシーガラス<リアドア/テールゲート>+オートエアコンディショナーセット装着 50千円高(Gタイプ)。
- 5.リアワイパー(ウォッシャー付き)は 16千円高(Bタイプ・FF)。
価格について
新型ライフは新・衝突安全設計ボディや両席SRSエアバッグシステムを標準とするなど商品魅力を大幅に充実させながら、従来モデルに対して、最もお買い得なBタイプで2万円、最量販グレードのGタイプで3万円価格を下げた。