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1998年10月15日 ニュースリリース

米国で開発、生産の上級セダン 新型インスパイア/セイバーを発売

 本田技研工業(株)は、洗練されたスタイリングと、新開発V型6気筒VTECエンジンによるスポーティな走行性能と上質な走りの上級セダン新型インスパイアを10月16日(金)より全国のクリオ店、新型セイバーを10月23日(金)より全国のベルノ店と新たにプリモ店を通じて発売する。 
インスパイア/セイバーは同社の米国拠点で企画、開発、生産した輸入車モデルとなる。

インスパイア 32V

インスパイア 32V

新型インスパイア/セイバーは、日・米・欧のミッドサイズセダンがひしめく米国の拠点「ホンダR&Dアメリカズ」で開発。競争が激しく、厳しい評価が下される市場環境の中、セダンの本質を徹底追求した。1997年J.D.パワー&アソシエイツ社が実施した初期品質調査で世界最優良工場に認定された「ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング」が生産を担当。部品現地調達率を98%としている。 
同モデルは、米国で「アキュラTL」として9月より販売している。

セイバー 32V

セイバー 32V

開発コンセプトは「ツーリングラグジュアリーセダン」

ロングドライブでも持続する走る歓びと、上質な居住空間により乗る人の高い満足感をもたらすセダンを目指した。

 

洗練されたスタイリング

  • ダイナミックなボディラインとフォワードキャビンによるスポーティなエクステリアデザイン。

スポーティで上質な走り

  • 新開発V型6気筒VTECの3.2Lエンジンと日本専用設計の2.5Lエンジンの二タイプを採用し、スムーズで爽快な走りを実現。
  • 高剛性ボディと先進のシャシー技術で上質な乗り味を実現。

快適な居住空間

  • 洗練されたスタイリングとゆとりのある居住空間の両立。
  • 質感と触感にこだわった上質なインテリア。
  • 振動や走行音を大きく低減させ、優れた静粛性を実現。

販売計画台数 (国内・両モデル合計)

月間  2,500台

インスパイア/セイバー希望小売価格

(消費税含まず)

単位:千円

タイプ エンジン 東京 名古屋 大阪 福岡 仙台 札幌 沖縄  
32V 3.2L V6 VTEC 3,235 3,243 3,249 3,262 3,251 3,276 3,317
25V<NAVI> 2.5L V6 VTEC 2,895 2,903 2,909 2,922 2,911 2,936 2,977  
25V 2,635 2,643 2,649 2,662 2,651 2,676 2,717

主要装備

  • ホンダ・DVDナビゲーションシステム(32V、25V<NAVI>)
  • BOSEサウンドシステム
  • リア席ベンチレーション付きフルオート・エアコンディショナー
  • フロント両席SRSエアバッグシステム
  • ABS
  • ディスチャージヘッドライト
  • 本革シート(32V)
  • 運転席8ウェイパワーシート
  • アルミホイール など)

※掲載写真車種

新型インスパイア/セイバーの主な特徴

ロングドライブでも持続する走る歓びと操る楽しさを実現した、スポーティな走行性

エンジン

軽量コンパクトな60°バンクの横置きV型6気筒VTECエンジン

  • 高回転域のパワーアップと低中回転域の扱いやすいトルク特性を追求。
  • 軽量コンパクト化し横置きにすることにより居住スペースの拡大を実現。

3.2Lエンジン

  • クラストップレベルの最高出力225PS/5,500rpm、最大トルク30.0kgm/4,500rpm
  • 低回転域で吸気側バルブを1つ休止させ効果的なスワールを発生、燃焼効率の向上により低速域の豊かなトルクを実現。

日本専用設計の2.5Lエンジン

  • 最高出力200PS/6,200rpm、最大トルク24.5kgm/4,600rpm
  • 低中速回転と高回転時でインテークマニホールド内の吸気の流れを最適にコントロール。吸気充填効率を高めることにより、全回転域において爽快なエンジンフィールを実現。

トランスミッション

ダイレクト制御4速オートマチックとSマチックを全車に搭載

  • クラッチキャンセラー機構の採用などによる低負荷時の変速ショックを低減。
  • マニュアル感覚のシフトチェンジを楽しめるSマチックを採用。クイックな変速とダイレクトフィールを向上させることにより、マニュアルシフトに匹敵するスポーティな運転感覚を実現。
  • 登坂路や平坦路での走行状況に応じた適切な変速やエンジンブレーキ効果が得られるプロスマテックを採用。

シャシー&ボディ

5リンク・ダブルウィッシュボーン・リアサスペンション

  • ホンダ独自の先進技術である5リンクダブルウィッシュボーンリアサスペンションを採用し、バンプ/トー特性を磨き上げ外乱タフネスと操縦安定性を向上。
  • ワッツリンク配置により、路面からの上下入力に対し車輪を斜め後方に直線的に上下するようにコントロール。乗り心地の向上と、タイヤハウスのキャビンへの侵入量を低減しパッケージングの効率化に貢献。

高剛性ボディ

  • 大型リアバルクヘッドや一体型ストラットタワーバーなどの採用により前モデルに対して、ねじり剛性70%、曲げ剛性80%アップ。
  • 剛性ボディと、ハイバネレート&ローダンピングのサスペンションセッティングの組み合わせにより、乗り味とコーナリング性能が大幅に向上。
  • ボディの高剛性化とともに、多くの遮音・防音材を施し優れた静粛性を実現。

洗練されたスタイリングと、乗る人の快適で上質な居住空間

エクステリア

スポーティでダイナミックなエクステリアデザインと、居住空間のゆとりを両立

  • オフショアクルーザーをイメージするダイナミックなボディラインと、フォワードキャビンによるスポーティなスタイリング。
  • 車両の全長、全幅を前モデルと同じサイズとしながら、室内前後長を20mm、幅を75mm大し、ゆとりの居住空間を実現。
  • トランク容量もVDA方式で484Lを達成し、前モデルに対し47L拡大。

インテリア

スポーティなコクピットデザインと、高級感に満ちたインテリアと装備

  • ドライバー側に最適な角度で傾けられたセンターコンソールとラウンジシェイプのデザインにより、スポーティなコクピットイメージを追求。
  • ステアリングホイールは本革&木目調のコンビタイプでリム径を太目に設定し、高級感とスポーツ性を両立。
  • インストルメントパネルとドアアームレストは、革の風合いを持たせた表皮を立体的に成形するスラッシュ製法を採用。質感と触感にまでこだわったつくり込みを実施。
  • 臨場感あふれるBOSEサウンドシステムの標準装備や、花粉フィルターを採用しながらも、優れたクールダウン性能を持ったリア席用ベンチレーション付きエアコンディショナーなど、質の高い装備を採用。

世界最高水準の衝突安全性能と、先進の環境対応技術の採用

安全性

  • 全方位衝突安全設計ボディにより、ホンダ独自の社内基準であるフルラップ55km/h、オフセット64kmhをクリア。
  • 米国の頭部衝撃新法規を先取りしたソフト内装。
  • 夜間や雨天時の視認性を向上させるディスチャージヘッドライト。
  • 前席3点式ロードリミッター付きダイレクトクランプELRシートベルト
  • 後席3点式ELR/ALRシートベルト
  • フロント両席SRSエアバッグシステム
  • ABS

環境対応

  • オレフィン系・ポリプロピレン、非接着基材などを採用し、多くの部品のリサイクル化を推進。
  • エアアシストインジェクターや新ノックコントロールシステムなどを採用し、安定した燃焼を実現することで、七都県市、六府県市 指定低公害車の基準値をクリア。

以上