本田技研工業(株)は、スーパーカブをベースに、足つき性や乗降性などの取り廻し性を向上させたコンパクトな原付バイク「ホンダ リトルカブ」に、容易な始動性が得られるセルフスタータータイプを追加設定し12月12日より発売する。
このリトルカブは、'97年8月に発売以来、ビジネスシーンのみならず、新しいファッショナブルなシティコミューターとして若者層のユーザーからも好評を得ているモデルである。
今回、エンジンの始動を容易にするセルフスタータータイプを新たに設定。このセルフスタータータイプは、リターン式4段変速ミッションを採用する事で、リトルカブのキックタイプ(3速ミッション) に比べ燃費の向上を図っている(125.0km/L→132.0km/L・30km/h定地走行テスト値)。
リトルカブシリーズは全タイプにマフラーガードを新採用するとともに、新たに2色のボディカラーを設定し、計4色の豊富なカラーバリエーションでユーザーの要望に応えられるものとしている。
HONDA リトルカブ(セル付)
販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計 25,000台
メーカー希望小売価格
リトルカブ(キックタイプ)
159,000円
リトルカブ(セルフスタータータイプ・キック併用式)
179,000円
(地域希望小売価格の一例:北海道は8,000円高、沖縄は5,000円高、その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)
主要諸元
| 通 称 名 | リトルカブ | ||
| 型 式 | A-C50 | ||
| 全長×全幅×全高 | (m) | 1.775×0.660×0.960 | |
| 軸 距 | (m) | 1.185 | 1.190 |
| 最低地上高 | (m) | 0.115 | |
| シート高 | (m) | 0.705 | |
| 車両重量/乾燥重量 | (kg) | 79/75 | 81/77 |
| 燃料消費率:定地 | (km/L) | 125.0(30km/h) | 132.0(30km/h) |
| 最小回転半径 | (m) | 1.8 | |
| エンジン型式・冷却方式 | C50E・空冷4 サイクルOHC2バルブ単気筒 | ||
| 総排気量 | (cc) | 49 | |
| 内径×行程 | (mm) | 39.0×41.4 | |
| 圧 縮 比 | 10.0 | ||
| 最高出力 | (PS/rpm) | 4.5/7,000 | |
| 最大トルク | (kg-m/rpm) | 0.52/4,500 | |
| キャブレター型式 | PB3B | ||
| 始動方式 | キック式 | キック式セルフ式併設 | |
| 点火方式 | CDI マグネット点火 | ||
| 潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | ||
| 潤滑油容量 | (L) | 0.8 | |
| 燃料タンク容量 | (L) | 4.0 | |
| クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | ||
| 変速機形式 | 常時噛合式3段リターン | 常時噛合式4段リターン | |
| 変 速 比 | 1速 | 3.272 | 3.181 |
| 2速 | 1.764 | 1.705 | |
| 3速 | 1.190 | 1.238 | |
| 4速 | - | 0.958 | |
| タイヤサイズ | 前 | 2.50-14 32L | |
| 後 | 2.75-14 35P | ||
| ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディング・トレーリング | |
| 後 | 機械式リーディング・トレーリング | ||
| 懸架方式 | 前 | ボトムリンク式 | |
| 後 | スイングアーム式 | ||
| フレーム形式 | バックボーン式 | ||