本田技研工業(株)は、米国の生産拠点であるホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング(HAM)で生産する1,520ccの大型ツーリングバイク「ゴールドウイング SE」のカラーリングを変更するとともに、'99年10月より国内で新たに導入される小型二輪自動車の排出ガス規制に適合させた'99年型モデルを輸入し10月30日より発売する。
このゴールドウイング SEは、ホンダの二輪車ラインアップの最高峰モデルとして位置付けられ、'88年型モデルより日本に輸入販売し、快適で充実した数々の装備などで好評を得ているモデルである。
今回、排出ガス浄化システムとして、キャブレターに改良を施すとともに、エキゾーストエアインジェクションシステム(二次空気導入装置)を採用している。
'99年型モデルのゴールドウイング SEの車体色は、パールフェイドレスホワイトに大理石風模様をあしらった日本専用のツートーンカラーとすることで、高級感あふれるイメージとしている。
販売計画台数 (国内・年間)
240台
メーカー希望小売価格
2,150,000円
(地域希望小売価格の一例:北海道は30,000円高、沖縄は10,000円高、その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)
'99年型ゴールドウイング SEの主な変更点
国内の小型二輪自動車の排出ガス規制に適合させた排出ガス浄化システムを搭載
スムーズで力強い出力特性で定評の水冷・4サイクル・水平対向・6気筒エンジンに、排出ガス浄化システムとして、キャブレターに改良を施すとともに、 エキゾースト・エアインジェクションシステム(二次空気導入装置)を採用。このエキゾースト・エアインジェクションシステムは、空気を排気ポートに 送り込み排出ガス中の未燃焼ガスHC、COを排気管内で再燃焼させるもので、HC、COの低減を図っている。
国内の小型二輪自動車(250ccを越える排気量)で排出ガス規制に適合した機種は、本年4月に発売した「ホンダ VFR」に続きゴールドウイング SEが2機種目となっている。
日本専用色を採用した高級感あふれるカラーリング
豪華さと高級感を際立たせるパールフェイドレスホワイトに大理石風模様をあしらったツートーンカラーを採用することで、より存在感を強調させるとともに、 所有する満足感をも高めている。
主要諸元
通 称 名 | ゴールドウイング SE | |
車 名・型 式 | ホンダ オブ アメリカ・BC-SC22 | |
全長×全幅×全高 | (m) | 2.615 ×0.955 ×1.495 |
軸 距 | (m) | 1.690 |
最低地上高 | (m) | 0.115 |
シート高 | (m) | 0.725 |
車両重量/乾燥重量 | (kg) | 410/387 |
乗車定員 | (人) | 2 |
燃料消費率(Km/L)60Km/h定地走行テスト値 | 26.1 | |
最小回転半径 | (m) | 3.1 |
エンジン型式 | SC22E(水冷・4サイクル・水平対向6気筒・OHC ) | |
総排気量 | (cm3) | 1,520 |
内径×行程 | (mm) | 71.0×64.0 |
圧縮比 | 9.8 | |
最高出力 | (PS/rpm) | 97/5,000 (SAE) |
最大トルク | (kgm/rpm) | 15.2/4,000 (SAE) |
キャブレター型式 | VDGW | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火装置形式 | フル・トランジスタ式バッテリ点火 | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量 | (L) | 4.3 |
燃料タンク容量 | (L) | 23 |
クラッチ形式 | 湿式多板ダイヤフラム・スプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変 速 比 | 1速 | 2.666 |
2速 | 1.722 | |
3速 | 1.291 | |
4速 | 0.964 | |
5速 | 0.758 | |
後退 | 8.846 | |
タイヤサイズ | 前 | 130/70-18 63H |
後 | 160/80-16 75H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
(最高出力および最大トルクはSAE規格に基づいた値です。)