本田技研工業(株)は、超小型軽量4ストロークエンジンGX22&31を搭載し、作業姿勢や保管場所を選ばない、人と環境に優しい背負式刈払機「刈丸4 UMR422/431」を、1998年1月6日(火)から、全国のホンダ汎用商品取扱店より発売する。
この「刈丸4 UMR422/431」は、全世界で年間約600万台といわれる2ストロークエンジン刈払機の市場に、4ストロークエンジンを搭載して参入するもので、本年2月に発表した「UMK422/431」に続く第2弾の商品である。背負い式とすることにより、作業量の拡大や疲労感の低減を図った新商品としている。搭載するホンダ独自のGX22&31エンジンは、360°自在傾斜を可能としながらも、2ストロークエンジンと同等の軽量コンパクトを達成している。さらに、ホンダの持つ4ストロークエンジン技術により、2ストロークエンジンの約2分の1の実用燃費やクリーンな排気を実現。また、メカニカルデコンプの標準装備などにより、人と環境に優しい特性としている。
「刈丸4 UMR422/431」の主な特長
- ・新設計の背負いパッドは2層構造として腰への負担を減らし、背あて部分には通気性を考慮した快適設計を採用。
- ・エンジン防振マウントの最適化により、クラストップの低振動を達成し疲労感を低減。
- ・両腕の負担を低減させ作業が容易な、ループハンドルタイプの新型グリップを採用。 (Lタイプ)
- ・草はけが良く巻き付きの少ない大型飛散防止カバーや、手を離せば刈刃が停止するトリガースロットルレバーの採用、ワンタッチ着脱機構付き背負い式ベルトなどにより、ワンランク上の作業量及び優れた耐久性、安全性を実現。
- ・4ストロークエンジン搭載により、優れた燃費特性やオイル消費の低減、またメンテナンスの簡易化などにより、優れた経済性を発揮。
- ・OHVクロスフロー燃焼室などにより、10,000rpmの高回転高出力と低速からの粘り強いワイドトルク特性を両立。
- ・新構造のメカニカルオートデコンプや4ストローク技術により、優れた始動性と疲労感の少ない騒音特性を実現。
販売計画台数 (国内・年間)
UMR422&431 合計
6,000台
全国希望小売価格
(消費税含まず)
UMR422
68,800円
UMR431
73,800円
主要諸元
機種名 | UMR422 | UMR431 | ||
エンジン |
名称 | GX22 | GX31 | |
形式 | 強制空冷4サイクル単気筒OHV | |||
総排気量(cm3) | 22.2 | 31.0 | ||
最大出力[kW(PS)/rpm] | 0.74(1.0)/7,000 | 1.11(1.5)/7,000 | ||
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) | 1.09(0.11)/4,500 | 1.64(0.17)/4,500 | ||
始動方式 | リコイル式(メカニカルデコンプ装備) | |||
燃料タンク容量(L) | 0.45 | 0.65 | ||
オイル容量(L) | 0.1 | |||
フレーム | 標準刈刃径(mm) | 230 | 255 | |
ハンドル形式 (バリエーション) |
L ループハンドル |
G 2グリップハンドル |
L ループハンドル |
|
背負いベルト | ワンタッチ着脱機構付き背負い式 | |||
全長×全幅×全高(mm) | 2,650×315×425 | 2,675×315×425 | ||
乾燥重量(刈刃なし)(kg) | L 8.9 | G 8.5 | 9.8 | |
全装備重量(kg) | L 9.7 | G 9.3 | 10.8 | |
替刃 |
刈刃の種類 | 8枚刃 | ||
刈刃径(mm) | 230 | 255 | ||
刈刃重量(kg) | 0.4 | 0.5 |
- *全装備重量は、ガソリン、オイルを注油し刈刃をセットした重量。