本田技研工業(株)は、世界初の自在傾斜を実現した超小型軽量4ストロークエンジン GX22&31を搭載した、作業姿勢や保管場所を選ばない、人と環境に優しい刈払機「刈丸4 UMK422/431」を、3月27日(木)から、全国のホンダ汎用商品取扱店より発売します。
この「刈丸4 UMK422/431」は、全世界で年間約600万台といわれる2ストロークエンジン刈払機の市場に、4ストロークエンジンを搭載して参入する商品です。搭載するGX22&31エンジンは、ホンダが独自に開発した「ロータリースリンガーポンピング潤滑システム」や、「1コマOHV」、「ユニブロックシリンダー」などの採用により、360°自在傾斜を可能としながらも2ストロークエンジンと同等の軽量コンパクト化を実現しています。さらに、ホンダの持つ4ストロークエンジン技術により、2ストロークエンジンの約2分の1の実用燃費やクリーンな排気を実現。また、メカニカルデコンプの標準装備などにより、人と環境に優しい特性としています。
「刈丸4 UMK422/431」の主な特長
- ・草はけが良く巻き付きの少ない大型飛散防止カバーや、ギアボックス内に草の浸入の少ない3重ラビリンス構造、手を離せば刈刃が停止するトリガースロットルレバーの採用などにより、ワンランク上の作業量及び優れた耐久性、安全性を実現。
- ・ホンダ独自のロータリースリンガーポンピング潤滑システムや1コマOHV、ユニブロックシリンダーなどにより、エンジンの傾きに影響を受けない360°自在傾斜や2ストロークと同等の小型軽量化を実現。
- ・4ストローク技術による優れた燃費特性やオイル消費の低減、またメンテナンスの簡易化などによる優れた経済性。
- ・OHVクロスフロー燃焼室などにより、10,000rpmの高回転高出力と低速からの粘り強いワイドトルク特性を両立。
- ・新構造のメカニカルオートデコンプや4ストローク技術による優れた始動性と疲労感の少ない騒音特性。
- ・窒素酸化物(NOx)を増加させることなく炭化水素(HC)を約85%低減、また4ストロークエンジンのため排気煙も少ないなど、クリーンな排気を実現。
販売計画台数 (国内・年間)
UMK422&431 合計
50,000台
全国希望小売価格
(消費税含まず)
UMK422
52,800円
UMK431
59,800円
主要諸元
機種名 | UMK422 | UMK431 | |
全長×全幅×全高(mm) | 1890×585×390 | 1910×585×390 | |
乾燥重量(刈刃なし)(kg) | 5.7 | 6.6 | |
全装備重量 * (kg) | 6.6 | 7.7 | |
エンジン | 名称 | GX22 | GX31 |
形式 | 強制空冷4ストローク単気筒ガソリンOHV | ||
総排気量(cm3) | 22.2 | 31.0 | |
最大出力[kW(PS)/rpm] | 0.74(1.0)/7,000 | 1.11(1.5)/7,000 | |
定格出力[kW(PS)/rpm] | 0.56(0.75)/7,000 | 0.84(1.13)/7,000 | |
始動方式 | リコイル式(メカニカルデコンプ装備) | ||
燃料タンク容量(L) | 0.45 | 0.65 | |
オイル容量(L) | 0.1 | ||
フレーム | 標準刈刃径(mm) | 230 | 255 |
ハンドル形式(バリエーション) | Uハンドル(ループハンドル) | ||
ストラップ形式 | 両肩3点式 | ||
ベルト緊急離脱機構 | 有り | ||
国内安全鑑定 | 取得申請中 |
- *全装備重量は、ガソリン、オイルを注油し刈刃をセットした重量。