本田技研工業(株)は、日常の使い勝手を追求した優れたパッケージング、操縦安定性と乗り心地を両立した高い走行性能、個性的でスタイリッシュなデザインを実現した新型の軽自動車「ライフ」を、4月27日より全国のプリモ店から発売します。
この「ライフ」は、軽自動車が本来持つ「扱いやすさ・機能性・経済性」などに加え、乗る人を第一に考えたゆとりの居住空間を確保し、日常の様々な生活シーンにおいて幅広く使える工夫のラゲッジルームを追求するなど、パッケージングから開発をスタート。また、高剛性ボディを基本に、優れた操縦安定性と快適な乗心地を両立した高い走行性能を実現。エクステリアデザインにおいては、新しい形態を目指し、機能性を追求した上で、親しみやすくセンスの良いスタイリングを実現。また、運転席用SRSエアバッグシステム、全面高熱線吸収UVカットガラス、抗菌ステアリングホイール、アームレストなどを標準装備としたうえで、お求めやすい価格設定とするなど、軽自動車の新しい価値を具体化しました。
全国希望小売価格
消費税含まず、単位千円
タイプ | 価格 |
B | 898 |
G | 998 |
T | 1,114 |
- 1)価格は5速マニュアル車。
- 2)3速オートマチック車は50千円高。
- 3)ABS(4輪アンチロックブレーキシステム)は60千円高。(全タイプ)
- 4)全タイプにエアコンを標準装備
Bタイプはマニュアルエアコンのみの設定。
Gタイプは30千円高でオートエアコンの装着が可能。
Tタイプにはオートエアコンのみの設定。 - 5)フロント間欠/リアワイパーは16千円高。(Bタイプのみメーカーオプション)
開発テーマ
ライフ開発にあたっては、軽自動車本来の魅力である「扱いやすさ・機能性・経済性」などの要素に加え、いままでにない多様な価値を付加した新しいクルマの創造を追求。
具体的には、
- ・余裕たっぷりのキャビンと工夫のラゲッジルームなどがつくりあげる「マルチユーティリティ」
- ・優れた操縦安定性と快適な乗り心地を両立する「パフォーマンス」
- ・楽しくセンスの良い、新しい形態の「スタイリング」
の3つを柱に、軽自動車の新しい魅力を提案しています。
ライフの主な商品内容
パッケージング
- ●大人四人がゆとりをもって乗れる居住空間を実現するために、全高を1575mm*に設定し、十分なヘッドクリアランスを確保し、サイドウインドウを立て圧迫感を低減。
- *ルーフレール標準装備のG、Tタイプは1635mm
- ●ヒップポイントを高く設定し、最適なドライビングポジションと優れた乗降性を実現。
- ●ラゲッジスペースには新機構の2ウエイトランクリッドを採用。通常位置での荷室容量135L*が下段にリッドをかけた場合は167L*に拡大するなど、高さのある荷物の積込性を向上。トランクガーニッシュの高さにリッドをかけた状態でリアシートを倒すことにより397L*のフラットな荷室空間を確保。
- *VDA方式によるホンダ測定値
スタイリング
- ●しっかりした下半身の上にキャビンを乗せた基本骨格をもとに、高密度な塊り感のある力強さを追求。
さらに、ソフトシェイプされた上半身で親しみやすさとクオリティを表現したエクステリアデザイン。 - ●大型のマルチリフレクターヘッドライトを高い位置に装着し、大型バンパーグリルで精悍なフロントマスクを表現。
- ●リアには大型バンパーと縦長のコンビネーションランプを備え、後続車にその存在感をアピール。
- ●大開口テールゲートは、内側の手の届きやすい位置にテールゲートインナーハンドルを設けるなど容易な開閉操作を実現。
- ●ユーティリティを広げ、デザインのワンポイントともなるルーフレール*を装備。
- *G,Tタイプに標準装備
- ●ボディカラーは、全タイプで選べる8色を設定。
- ・クレタホワイト
- ・ブレードシルバー・メタリック
- ・グラナダブラック・パール
- ・フィレンツェレッド・パール
- ・タイムグリーン・パール
- ・アドリアティックブルー・パール
- ・シエナオレンジ・パール
- ・ゼファーブルー・メタリック
インテリア
- ●運転席シートには、大型スクエアシートを採用。座面幅を助手席より40mm広く設定快適なロングドライブをサポート。
- ●リアシートには厚さ200mmの高密度クッションを採用。またヘッドレスト*を採用し、後部座席の居住性にも配慮。
- *Bタイプを除く
- ●アームレストを運転席(Bタイプを除く3AT車)とリアセンターに採用。リアシートは6:4分割で9段階のリクライニングが可能。フロントシートと合わせて倒すことにより長尺物の積載が可能。
- ●抗菌ステアリングホイールを全タイプに標準装備。
- ●インテリアライト一体式キーレスエントリーシステムをG,Tタイプに標準装備。
- ●大容量のグローブボックスをはじめ、ドライバーズポケット、カード&チケットホルダーなど、8種類の収納スペースを設定し、室内の使い勝手を向上。
- ●日焼け、シミ、ソバカスの原因となる紫外線を大幅に遮る高熱線吸収UVカットガラスを全ての窓に採用。
- ●優れた冷房効果を発揮するオートエアコンディショナーをTタイプに標準装備。また、B、Gタイプにはマニュアルエアコンディショナーを標準装備。
- ●窓の開け閉めが、手元で簡単に操作できる全席パワーウィンドウをG、Tタイプに標準装備。
走行性
- ●乗用域での加速感と低燃費で定評のハイパ-12バルブエンジン(最高出力48ps/6,300rpm、最大トルク5.8kgm/5,500rpm、10・15モード走行燃費20.0km/L*)をリファインして搭載し、坂道や荷物を積んだ状態でも軽快な走りを実現。
- *5速マニュアル車
- ●3速オートマチックのギヤレシオ見直しにより、スムーズでエコノミーな走りを実現。
- ●5速マニュアルのギアレシオを最適化するとともに、シフト剛性を高めスポーティーで確実なシフトフィーリングを実現。
- ●フロントマクファーソンストラットサスペンションに大径スタビライザー、リアのトーショナルビームサスペンションに中空スタビライザーを採用。また前後サスペンションのスプリングとショックアブソーバーのセッティングを見直し、かつスタビライザーをボールジョイントとする事により、軽自動車トップレベルの乗り心地と安定感ある走行性能を実現。
- ●最小回転半径を4.5mとし、標準装備のパワーステアリングにより取り扱いやすさを実現。
安全・環境
- ●前後にクラッシャブルゾーンを備えた高剛性1.5BOXボディ。
- ●高いアイポイントと大型サイドミラーの採用により、やさしい運転環境を実現。
- ●大型マルチリフレクターヘッドライトの採用により夜間の視界を確保、また縦長リアコンビネーションランプの採用で被視認性を向上。
- ●運転席用SRSエアバッグシステムを全車に標準装備。また全タイプにABS(4輪アンチロックブレーキシステム)をオプションで設定。
- ●キャタライザーの貴金属材料を見直し、排気ガス中のNOxを低減して7都県市指定低公害車規準をクリア。
- ●100g以上のすべての樹脂部品に識別番号を付け、材料分別を容易化するなど、資源の有効活用を推進。
- ●製造段階においても特定フロンを全廃。さらに、すべての摩擦材をノンアスベスト化しているほか、バンパー製造時にTCE(トリクロロエタン)を使用しないシステムなど、有害物質の排出を低減。