本田技研工業(株)は、米国の生産拠点であるホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング(HAM)で生産され、'88年型モデルより日本に輸入・販売し、快適で充実した数々の装備などで好評を得ている「ゴールドウイング SE」の外観を変更するとともに、シートなど細部に熟成を施した'98年型モデルを輸入し、11月25日より発売する。
ゴールドウイングは、ホンダの二輪車ラインナップの最高峰モデルとして位置付けられ、1975年に発売以来、米国や欧州そして日本を中心に、長距離ツーリングを楽しむバイクとして独自の文化とステータスを創り上げており、この間ユーザーの多様な要望に応じながら進化・熟成を続けてきたものである。
'98年型モデルのゴールドウイング SEは、新たにマルチリフレクターヘッドライトや新デザインのフロントホイールカバー、マフラーを採用するとともに、前・後のシートは、ライダーとパッセンジャーのホールド感を高めた新形状とするなど、豪華さの中にもスポーティなイメージとしている。
販売計画台数(国内・年間)
240台
メーカー希望小売価格
2,130,000円
地域希望小売価格の一例:北海道は30,000円高、沖縄は10,000円高、その他一部地域を除く。
参考価格。消費税を含まず。
'98年型ゴールドウイング SEの変更点
豪華さの中にもスポーティなイメージを強調させたデザイン
- ・マルチリフレクターヘッドライトを新採用。
- ・フロントウインカー、リアウインカー、ロアーカウルアクセサリーライトには、クリアレンズを採用。
- ・新デザインのフロントホイールカバー。
- ・新デザインのサイドカウルルーバー。
- ・フラット6(水平対向6気筒)を強調する"1500"の文字を鋳出し化したシリンダーヘッドカバーと新形状のエンジンガード。
存在感をより際立たせる装備
- ・躍動感に溢れるデザインのドルフィンテールマフラーを採用するとともに、マフラーの内部構造を変更することで、より低音を響かせる重厚なサウンドを実現
- ・新デザインの"GOLD WING"エンブレムをサイドカバーとリアトランクに採用。
- ・コンビネーションメーターの文字板の色調をブラックからオフホワイトに変更。
- ・リアビューを引き締めるクロームメッキのライセンスガード。
長距離走行を一段と快適にする新形状のシート
- ・ライダーとパッセンジャーを包み込むホールド感を高めたシートを採用。
カラーリングは、高級感と豪華さを際立たせるパールシャパラルベージュ一色の設定。
主要諸元
通称名 | ゴールドウイング SE | |
車名・型式 | ホンダ オブ アメリカ・SC22 | |
全長×全幅×全高 | (m) | 2.615×0.955×1.495 |
軸距 | (m) | 1.690 |
最低地上高 | (m) | 0.115 |
シート高 | (m) | 0.725 |
車両重量/乾燥重量 | (kg) | 408/385 * |
乗車定員 | (人) | 2 |
燃料消費率(Km/L) 60Km/h定地走行テスト値 | 26.1 | |
最小回転半径 | (m) | 3.1 |
エンジン型式 | SC22E(水冷・4サイクル・水平対向6気筒・OHC ) | |
総排気量 | (cm3) | 1,520 |
内径×行程 | (mm) | 71.0×64.0 |
圧縮比 | 9.8 | |
最高出力 | (PS/rpm) | 97/5,000(SAE) |
最大トルク | (kgm/rpm) | 15.2/4,000(SAE) |
キャブレター型式 | VDG9 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火装置形式 | フル・トランジスタ式バッテリ点火 | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量 | (L) | 4.3 |
燃料タンク容量 | (L) | 23 |
クラッチ形式 | 湿式多板ダイヤフラム・スプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.666 |
2速 | 1.722 | |
3速 | 1.291 | |
4速 | 0.964 | |
5速 | 0.758 | |
後退 | 8.846 | |
タイヤサイズ | 前 | 130/70-18 63H |
後 | 160/80-16 75H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイング・アーム式 | |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
- *従来モデルからの変更点 (最高出力および最大トルクはSAE 規格に基づいた値です。)