本田技研工業(株)は、ニー・グリップラバー装着の燃料タンクや精悍なアップマフラーの採用など'60年代のスクランブラー(不整地走行用バイク)をイメージさせた個性的な50ccスポーツバイク「ホンダ ベンリィ CL50」を4月21日より発売します。
このベンリィ CL50は、1967年に発売され若者を中心に好評を得たスクランブラー「ベンリィ CL50」のデザインをイメージさせたモデルです。
ニー・グリップラバーを装着したスリムで流線型の燃料タンクや、セミロングタイプのシート、精悍なアップマフラーなどによる個性的なスタイルは、現代のヤング層のトレンドにマッチするシンプルでレトロなスタイルとなっています。
エンジンは、高い信頼性と経済性で定評の空冷・4サイクル・OHC・単気筒を搭載し、なめらかで軽快な走行フィーリングが楽しめるものとしています。
ホンダの4サイクル・50ccスポーツバイクのラインナップは、ベンリィ CL50、ベンリィ 50S/50S SP、ドリーム50、ジャズ、マグナ 50の5機種6タイプのバリエーションとすることで、幅広いユーザーの要望に応えられるものとしています。
販売計画台数(国内・年間)
5,000台
メーカー希望小売価格
195,000円
地域希望小売価格の一例 : 北海道は8,000円高、 沖縄は5,000円高、その他一部地域を除く。
参考価格。消費税を含まず。
ベンリィ CL50の主な特徴
エンジン
- ・エンジンは、ベンリィ 50S/CD50で定評の空冷・4サイクル・OHC・単気筒にロータリー式4速ミッションを組み合わせて搭載し、粘り強い出力特性を発揮させながら、100km/L(30km/h定地測定値)の燃費による高い経済性をも併せ持たせています。
車体・足廻り
- ・フロント・サスペンションは、オフロードバイクイメージのブーツを装着。リア・サスペンションも、コイルスプリングを露出させることで、オフロードバイクイメージを高めた仕様としています。
- ・前・後ともに17インチのタイヤには、ブロックパターンを採用。
- ・バックボーン型のフレームは、軽快でスリムなスタイリングを構成しています。
スタイリング
- ・スリムな燃料タンクは、5.8リットルの容量を確保するとともに、ニー・グリップラバーの採用によって、'60年代のレトロな雰囲気を醸し出しています。
- ・セミロングタイプのシートと、バー付きのアップハンドルの採用によって、ゆったりとした自由度の高いライディングポジションを可能としています。
- ・カラーリングは、マックスシルバーメタリックの燃料タンクに、鮮烈なモンツァレッドのフレームやヘッドライトケースの採用によって、都市からアウトドアまで幅広いロケーションで映えるものとしています。
主要諸元
通称名 | ベンリィ CL50 | |
型式 | A-CD50 | |
全長×全幅×全高 | (m) | 1.820×0.725×1.035 |
軸距 | (m) | 1.190 |
最低地上高 | (m) | 0.200 |
シート高 | (m) | 0.770 |
車両重量/乾燥重量 | (kg) | 79/74 |
乗車定員 | (人) | 1 |
燃料消費率(km/L)30km/h定地走行テスト値 | 100.0 | |
最小回転半径 | (m) | 1.9 |
エンジン型式 | CD50E(空冷・4サイクル・OHC・2バルブ・単気筒) | |
総排気量 | (cm3) | 49 |
内径×行程 | (mm) | 39.0×41.4 |
圧縮比 | 10.0 | |
最高出力 | (PS/rpm) | 4.0/7,000 |
最大トルク | (kgm/rpm) | 0.44/6,000 |
キャブレター型式 | PB3A | |
始動方式 | キック式 | |
点火装置形式 | CDI式 マグネット点火 | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量 | (L) | 0.8 |
燃料タンク容量 | (L) | 5.8 |
クラッチ形式 | 湿式単板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式4段ロータリー | |
変速比 | 1速 | 3.272 |
2速 | 1.937 | |
3速 | 1.350 | |
4速 | 1.043 | |
減速比(1次/2次) | 4.312/3.307 | |
キャスター(度)/トレール(mm) | 27°35′/79 | |
タイヤサイズ | 前 | 2.75-17 41P |
後 | 2.75-17 41P | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディング・トレーリング |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | バックボーン |