1996年11月20日 ニュースリリース
力強く個性的なフォルムのネイキッド・ロードスポーツバイク「ホンダ CB400 SUPER FOUR」ならびに「バージョンS」タイプの外観を変更するとともに制動効果に優れたフロントブレーキを装着し発売
本田技研工業(株)は、直列4気筒エンジンのもつスムーズで力強い出力特性や、迫力ある個性的なフォルムをもたせたネイキッド・ロードスポーツバイクとして好評の「ホンダ CB400 SUPER FOUR」ならびに「バージョンS」タイプのシートカウルをよりスポーティーな形状に変更するとともに、制動効果に優れたフロントブレーキを採用するなど足廻りを充実させ12月15日より発売します。
このCB400 SUPER FOURは、"新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツモデルはどうあるべきか"を徹底追及し開発されたモデルで’92年4月に発売以来、累計登録台数は6万2千台*を突破するなど、自動二輪クラスのベストセラー・モデルとなっています。
*'96年9月末日現在。(社)全国軽自動車協会連合会調べ。
販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計
12,000台
メーカー希望小売価格
ホンダ CB400 SUPER FOUR
589,000円
ホンダ CB400 SUPER FOUR バージョンS
599,000円
(地域希望小売価格は、北海道は17,000円高、沖縄は9,000円高、その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)
エンジンは、スムーズで力強い出力特性で定評のある水冷・4サイクル・DOHC・直列 4気筒・399ccを搭載。
バージョンSタイプには、エンジン回転数とスロットル開度さらにスロットルの区間移動速度を検知し、走りに応じた理想的な点火時期を供給するPGM-IG(電子制御点火装置)を搭載するとともに、排気効率の良い軽量アルミ製サイレンサーなどとあいまって、一段と幅広い回転域で力強いパワー・フィーリングを発揮させるとともに、微妙なアクセル操作にも俊敏に応答するレスポンス性を実現しています。
フレーム・足廻りは、より幅広い走行状況で素直な乗り味が得られる丸型断面パイプのダブルクレードル・フレームを採用。バージョンSタイプのフレームにはダウンチューブにクロスパイプを追加し、適度な靱性と剛性を両立させています。また、バージョンSタイプのフロントサスペンションには、新たにプリロード(初期荷重)調整機構を採用し、スムーズな減衰カ特性を発揮するダンパー構造を組み合わせています。さらに、リアサスぺンションには、ハードな走行時にも、安定した減衰力持性を発揮する放熱性に優れたリザーバータンク付きダンパーを装備し、快適な乗り心地と手応えのあるダイナミックな操縦特性を両立させています。
ブレーキは、CB400 SUPER FOURのフロントには制動フィーリングに優れた異径4ポット対向ピストンキャリパーを、またバージョンSタイプには強力な制動力と高い信頼性のあるイタリア・プレンボ社製の異径4ポット対向ピストンキャリパーをそれぞれ新たに装着しています。 デザインは、シートカウルをより跳ね上がり気味のボリューム感ある形状に変更するとともに、シート形状とシート表皮を変更することで、フィット感と足着き性を向上させながらもスポーティーなイメージとしています。
また滑らかな曲線と面で構成した力強くボリューム感ある大容量(18L)の燃料タンク形状や、ボディと同色の独立したサイドカバーなどすっきりとした外観を表現しています。
今回バージョンSタイプの燃料タンクならびにシートカウル上面に2本のストライプを配するなど、より精桿で迫力ある個性的なイメージとしています。
主要諸元
通称名 | CB400 SUPER FOUR | CB400 SUPER FOUR バージョンS | |
型式 | NC31 |
||
全長×全幅×全高 | (m) |
2.085×0.740×1.080 |
2.080×0.720×1.080 |
軸距 | (m) |
1.455 |
1.450 |
最低地上高 | (m) |
0.125 |
0.130 |
シート高 | (m) |
0.770 |
0.775 |
車両重量/乾燥重量 | (kg) |
194/174 |
194/174 |
乗車定員 | (人) |
2 |
|
燃料消費率(km/l)60km/h定地走行テスト値 | 34.7 |
34.4 |
|
最小回転半径 | (m) |
2.6 |
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エンジン型式 | NC23E(水冷・4サイクル・DOHC・4バルブ・4気筒) |
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総排気量 | (cm3) |
399 |
|
内径×行程 | (mm) |
55.0×42.0 |
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圧縮比 | 11.3 |
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最高出力 | (PS/rpm) |
53/11,000 |
53/12,000 |
最大トルク | (kgm/rpm) |
3.7/10,000 |
|
キャブレター型式 | VP22 |
VP02 |
|
始動方式 | セルフ式 |
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点火装置形式 | フル・トランジスタ式 バッテリ点火 |
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潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 |
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潤滑油容量 | (L) |
3.6 |
|
燃料タンク容量 | (L) |
18.0 |
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クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
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変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
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変速比 | 1速 |
3.307 |
|
2速 |
2.294 |
||
3速 |
1.750 |
||
4速 |
1.421 |
||
5速 |
1.240 |
||
6速 |
1.130 |
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減速比(1次/2次) | 2.171/2.800 |
2.171/3.000 |
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キャスター(度)/トレール(mm) | 27°15'/109 |
26°45'/104 |
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タイヤサイズ | 前 |
110/70-17 54H |
|
後 |
140/70-17 66H |
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ブレーキ形式 | 前 |
油圧式ディスク |
|
後 |
油圧式ディスク |
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懸架方式 | 前 |
テレスコピック式 |
|
後 |
スイング・アーム式 |
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フレーム形式 | ダブルクレードル |