本田技研工業(株)は、軽量・コンパクトで低燃費な作業動力源として、世界中で好評を得ているホンダ汎用空冷4サイクルOHVエンジンGXシリーズに、新たに6.5馬力の「ホンダGX200」3タイプを加え、3月10日(金)より全国のホンダ汎用製品取扱店から発売する。
この「GX200」はシリーズの特徴である4サイクルOHV機構により高トルク、高出力と低燃費を実現させるとともに、傾斜シリンダー(25°)の採用により、軽量コンパクトで搭載性に優れたものとしている。
主な特長
- ・始動が容易なメカニカルデコンプ機構※1と、着火性に優れたトランジスタ式点火機構を採用。
- ・マフラー、エアクリーナーの低騒音化設計により静かでマイルドな吸排気音を実現。
- ・4サイクルOHV機構による低オイル消費、少カーボン堆積、及びトランジスタ点火機構の採用により、大幅にメンテナンス性を向上。
- ・用途に応じ優れた搭載性が更に活かせるようカム軸出力(1/2減速)※2タイプ(NJ)、外付1/2減速機構付タイプ(LJ)を用意。
これによるホンダ汎用エンジンGXシリーズは10モデルとなり、今回の6.5馬力を加えて、2.5馬力から20馬力まで、使用目的に合わせて最適なタイプを選べるものとなった。
- ※1エンジンを始動する時、リコイルスターターのロープが軽く引けるようにエンジンの圧縮を一時的に逃す機構
- ※2減速機を内蔵したカム軸からの出力タイプ
全国希望小売価格(消費税含まず)
GX200
SJタイプ(クランク軸出力タイプ<直結>)
70,000円
NJタイプ(内蔵1/2減速機構付)
72,000円
LJタイプ(外付1/2減速機構付)
72,000円
※フューエルゲージ付(1,000円高)を各タイプ別に用意
国内販売計画台数
7,000台/年間
GX200(SJ)主要諸元
< >はGX200(NJ・LJ)
エンジン形式 | 空冷4サイクル傾斜形ガソリン(OHV)単気筒 |
総排気量(cc) | 196 |
ボア×ストローク(mm) | 68×54 |
連続定格出力(PS/rpm) | 5.0/3,600<5.0/1,800> |
最大出力(PS/rpm) | 6.5/3,600<6.5/1,800> |
最大トルク(kgm/rpm) | 1.35/2.500 |
使用燃料 | 自動車用無鉛ガソリン |
燃料タンク容量(L) | 3.6 |
燃料消費率(g/PS・h) | 230(連続定格出力時) |
点火方式 | 無接点式マグネット点火(トランジスタ) |
始動方式 | リコイル式 |
乾燥重量(kg) | 16.0<16.5> |
全装備重量(kg) | 19.5<20.0> |
寸法(全長×全幅×全高/mm) (PTO出力軸を含む) |
313×376×335(352/LJのみ) |