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1995年08月04日 ニュースリリース

粘り強く扱い易い4サイクルエンジン搭載の高級感あふれるメットインスクーター「ホンダスペイシー125」を発売

 本田技研工業(株)は、なめらかで粘り強い出力特性の4サイクルエンジンを搭載し、高級感あふれるスタイルで好評のスクーター「ホンダスペイシー125」をフルモデルチェンジし、8月22日より発売する。

ホンダスペイシー125

ホンダスペイシー125

 このスペイシー125は、1983年に発売以来、4サイクルエンジンならではの使い勝手と 経済性に優れたスクーターとして、男性アダルトユーザーを中心に好評を得ているモデルで、今 回、ボディとエンジンを一新するとともに、フルフェイスヘルメットや小物の収納に便利なメッ トイントランク(容量20L)をシートに新たに設けるなど、装備面、機能面の充実を図っ ている。また、新設計のフレームの採用によって、125ccスクータークラスで最も低いシー ト高(745mm)を実現するとともに、フロアーの幅を絞り込んだフラットフロアーの採用に よって、足着き性を一段と向上させた取り回しに優れたサイズのスクーターとしている。 
 メーカー希望小売価格は、装備、機能面での大幅な充実を図りながら、従来のモデルと同価格 の314,000円とし、お求め易い価格設定としている。

販売計画台数(国内・年間)

6,000台

メーカー希望小売価格

314,000円

(地域希望小売価格の一例:北海道は12,000円高、沖縄は8,000円高、その他  一部地域を除く。) 
(参考価格。消費税を含まず。)

 エンジンは、新設計の空冷・4サイクル・水平単気筒・124cm3を搭載し、ワイドレシオ のVマチック(無段変速)機構とあいまって、低・中速域で粘り強くなめらかな走り味を発揮さ せるとともに高い静粛性と耐久性をも実現している。 

 足回りは、フロントにブレーキング時の沈み込みを押さえるアンチノーズダイブ機構を搭載し た油圧ダンパー装備のボトム・リンク式サスペンションを採用。リアは、2人乗りの際にも安定 した性能を発揮する油圧式ダンパー装備のユニット・スイング式としている。また、前・後のホ イールには、新たに軽量・高剛性のアルミホイールを採用するとともにチューブレスタイヤを組 み合わせて装備している。 

 ブレーキは、フロントに制動フィーリングに優れた油圧式の大径シングルディスク(φ190 mm)を新たに採用。リア・ブレーキは、ドラム径を従来モデルに比べ20mm大径化した φ130mmとすることで制動フィーリングを一層高めている。 

 これらに加え、2人乗りにも十分なサイズの座り心地の良い大型シートによって、快適な乗り 心地と優れた走行安定性を両立させている。 

 外観は、フロントからリアまで流れるような曲面で構成されたエアロ・フォルムで、スタイリッ シュなものとしている。また、プロテクションモールをボディ全周にわたって配しボディを傷か ら守るとともに、スタイリングを引き締めるアクセントとしている。 

 カラーリングは、軽快なパールシーシェルホワイトと落ち着いた深みのあるキャンディグレイ スフルパープルの2色を設定し、ユーザーニーズに応えられるものとしている。

(※)当社測定値

主要諸元

通称名

スペイシー125

型式

ホンダ・JF04

全長×全幅×全高(m)

1.790×0.685×1.095

軸距(m)

1.215

最低地上高(m)

0.120

シート高(m)

0.745

車両重量/乾燥重量(kg)

111/105

乗車定員(人)

2

燃料消費率(km/L)60km/h定地走行テスト値

43.0

最小回転半径(m)

1.9

エンジン型式

JF04E(空冷・4サイクル・OHC・単気筒)

総排気量(cm3)

124

内径×行程(mm)

52.4×57.8

圧縮比

9.5

最高出力(PS/rpm)

11/7,500

最大トルク(kgm/rpm)

1.1/6,500

キャブレター型式

VE44

始動方式

セルフ式

点火装置形式

CDI式バッテリー点火

潤滑方式

圧送飛沫併用式

潤滑油容量(L)

1.0

燃料タンク容量(L)

6.5

クラッチ形式

乾式多板シュー式

変速機形式

無段変速式(Vマチック)

変速比  1速

2.640~0.860

減速比(1次/2次)

2.800/3.076

キャスター(度)/トレール(mm)

27°/80

タイヤサイズ 

90/100-10 53J

90/100-10 53J

ブレーキ形式 

油圧式ディスク

機械式リーディング・トレーリング

懸架方式 

ボトム・リンク式

ユニット・スイング式

フレーム形式

アンダーボーン