本田技研工業(株)は、個性的でダイナミックなエアロフォルムのフルカバードボディをもち、長距離走行での快適性を兼ね備えた水冷V型2気筒エンジン搭載の大型ツーリングバイク「ホンダ パシフィックコースト」のカラーリングを変更し、7月10日より限定(200台)発売する。
パシフィックコースト
このパシフィックコーストは、’89年より北米を中心に輸出し、’90年にはホンダ初のオーバー750ccモデルとして国内で生産・販売し好評を得たもので、従来のスタイルのモーターサイクルに飽き足りない限定解除の自動二輪車免許を所有するライダーが、二輪車の本来もっているスポーツ性や爽快さなどを味わいながら、より楽しく快適にツーリングできることを目指した大型ツーリングバイクである。
今回、好評の基本仕様はそのままに、車体色は全体を落ち着きのある渋めの「ヘイジーグレイメタリック」でまとめ、メーターパネルやバイザーなどのインナーパネルにくわえ、ハンドルカバー類とシートにもブラックを採用し、シックで上品なモノトーンイメージのカラーリングとしている。
販売計画台数(国内・年間)
200台(限定)
メーカー希望小売価格
899,000円
(地域希望小売価格の一例:北海道は30,000円高、沖縄は10,000円高、その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)
◎主要諸元に変更はありません。
主要諸元
| 通称名 | パシフィックコースト | |
| 車名・型式 | ホンダ・RC34 | |
| 全長×全幅×全高 (m) | 2.285×0.910×1.360 | |
| 軸距 (m) | 1.550 | |
| 最低地上高 (m) | 0.135 | |
| シート高 (m) | 0.760 | |
| 車両重量/乾燥重量 (kg) | 286/265 | |
| 乗車定員 (人) | 2 | |
| 燃料消費率(km/L)60km/h定地走行テスト値 | 26.0 | |
| 最小回転半径 (m) | 2.8 | |
| エンジン型式 | RC34E(水冷・4サイクル・OHC・3バルブV型2気筒) | |
| 総排気量 (cm3) | 800 | |
| 内径×行程 (mm) | 79.5×80.6 | |
| 圧縮比 | 9.0 | |
| 最高出力 (PS/rpm) | 56/6,500 | |
| 最大トルク (kgm/rpm) | 6.7/5,500 | |
| キャブレター型式 | VDG7 | |
| 始動方式 | セルフ式 | |
| 点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
| 潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
| 潤滑油容量 (L) | 3.5 | |
| 燃料タンク容量 (L) | 16 | |
| クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
| 変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
| 変速比 | 1速 | 2.600 |
| 2速 | 1.700 | |
| 3速 | 1.250 | |
| 4速 | 0.964 | |
| 5速 | 0.800 | |
| 減速比(1次/2次) | 1.810/0.882×1.058×3.400 | |
| キャスター(度)/トレール(mm) | 28°00′/101 | |
| タイヤサイズ | 前 | 120/80-17 61H |
| 後 | 140/80-15M/C 67H | |
| ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
| 後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
| 懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
| 後 | スイングアーム式 | |
| フレーム形式 | ダブルクレードル | |