本田技研工業(株)は、1983年に発売以来、伝統的なスタイルや4サイクル・単気筒エンジンならではの乗り味で好評のロードスポーツバイク「ホンダ GB250 クラブマン」にスチール製クロームメッキ仕上げの前・後フェンダーを採用するなど外観を変更するとともに、エンジンなどの細部の熟成を図り2月10日より発売する。
外観は、燃料タンクに新パターンのツートーンカラーと、立体風のソリッド・エンブレムを採用。また、前・後のフェンダーは、スチール製のクロームメッキ仕上げとし、質感を一段と高めるとともに、リア・フェンダーは新たに伝統的なサイクル型とし、新形状のダブルシートやクロームメッキ仕上げの独立型テールライトブラケットの採用とあいまってトラディショナルイメージを一層際立たせている。
エンジンは、定評のDOHC・空冷・4サイクル・単気筒RFVC※エンジンを搭載し、今回新たに、増量したフライホイール・マスによって中・低速域でのトルク感の向上を図るとともに、単気筒らしい鼓動感が味わえるものとしている。
また、新形状のコンチネンタルハンドルの採用によって、単気筒ロードスポーツバイクにふさわしいしっくりとしたライディングポジションを実現している。
このようにGB250 クラブマンは、高い質感を追及するとともにトラディショナルスタイルをさらに強調しながら、より個性的なスタイルと乗り味を求めるユーザーニーズに応えられるものとしている。
※RFVC…放射状4バルブ方式燃焼室
販売計画台数(国内・年間)
2,000台
メーカー希望小売価格
448,000円
(地域希望小売価格の一例:北海道は15,000円高、沖縄は9,000円高、その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)
主要諸元
通称名 | GB250 クラブマン | |
車名・型式 | ホンダ・MC10 | |
全長×全幅×全高 (m) | 2.090×0.685×1.035 | |
軸距 (m) | 1.355 | |
最低地上高 (m) | 0.155 | |
シート高 (m) | 0.755 | |
車両重量/乾燥重量 (kg) | 146/132 | |
乗車定員 (人) | 2 | |
燃料消費率(km/L) 50km/h定地走行テスト値 |
52.2 | |
最小回転半径 (m) | 2.4 | |
エンジン型式 | MC10E(空冷・4サイクル・DOHC・4バルブ・単気筒) | |
総排気量 (cm3) | 249 | |
内径×行程 (mm) | 72.0×61.3 | |
圧縮比 | 10.2 | |
最高出力 (PS/rpm) | 30/9,000 | |
最大トルク (kgm/rpm) | 2.5/7,500 | |
キャブレター型式 | VE17 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火装置形式 | CDI式マグネット点火 | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量 (L) | 1.8 | |
燃料タンク容量 (L) | 15 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.923 |
2速 | 2 | |
3速 | 1.55 | |
4速 | 1.304 | |
5速 | 1.125 | |
6速 | 1 | |
減速比(1次/2次) | 2.826/2.714 | |
キャスター(度)/トレール(mm) | 26°30′/96 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/90-18 51S |
後 | 110/90-18 61S | |
ブレーキ形型 | 前 | 油圧式ディスク |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイング・アーム式 | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |