本田技研工業(株)は、軽量・コンパクトで高性能な水冷・4サイクル・直列4気筒エンジンを搭載し、市街地走行から郊外のワインディングロードまで力強い走り味と、扱い易く素直な操縦フィーリングを発揮するスーパースポーツバイク「ホンダ CBR600F」の前・後サスペンションをより充実させるとともにカラーリングを変更し、11月3日より発売する。
このCBR600Fは、軽快な乗り味のミドルクラススポーツモデルとして好評を得ているモデルで、軽量級から重量級まで幅広いスポーツバイクを経験した限定解除の自動二輪免許を所有するエキスパートライダーにあわせて開発したスーパースポーツモデルである。
販売計画台数(国内・年間)
300台
メーカー希望小売価格
745,000円
(地域希望小売価格の一例:北海道は、20,000円高、沖縄は10,000円高、その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)
エンジンは、吸・排気系の高効率化を図った軽量・コンパクトな水冷・4サイクル・DOHC・直列4気筒・599ccを搭載。
フレームは、コンパクトなエンジン形状にあわせながら、しなやかさと剛性を高次元でバランスさせたスチール製ツインチューブとし、今回後部ステップをアルミ製にすることによって質感を高めている。
足廻りは、フロントサスペンションにスムーズな減衰力特性をもつカートリッジタイプを新たに採用し、プリロード調整機構に加え伸び側の減衰力調整機構を装備している。また、リアサスペンションには7段階のプリロード調整機構と圧側と伸び側の減衰力調整を可能にするなど、ハードな走行時にも安定した減衰力特性を発揮させるとともに、放熱性にも優れたリザーバータンク付きダンパーを装備し、ミドルクラスのスポーツモデルならではの軽快でダイナミックな走行を可能としている。
カラーリングは、ブラックを基調にシルバーパープル・メタリックを組み合わせるとともに、CBRのロゴを効果的に配することによって軽快さと精悍なイメージを両立させている。
主要諸元
通称名 | GB250 CBR600F | |
型式 | PC 25 | |
全長×全幅×全高 (m) | 2.020×0.685×1.130 | |
軸距 (m) | 1.405 | |
最低地上高 (m) | 0.140 | |
シート高 (m) | 0.810 | |
車両重量/乾燥重量 (kg) | 206/187 | |
乗車定員 (人) | 2 | |
燃料消費率(km/L)60km/h定地走行テスト値 | 30.0 | |
最小回転半径 (m) | 3.0 | |
エンジン型式 | PC 25 E(水冷・4サイクル・DOHC・4バルブ・直列4気筒) | |
総排気量 (cm3) | 599 | |
内径×行程 (mm) | 65.0×45.2 | |
圧縮比 | 11.6 | |
最高出力 (PS/rpm) | 69/11,000 | |
最大トルク (kgm/rpm) | 5.1/8,000 | |
キャブレター型式 | VP 40 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火装置形式 | フル・トランジスタ バッテリ点火 | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量 (L) | 4.0 | |
燃料タンク容量 (L) | 16.0 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.928 |
2速 | 2.062 | |
3速 | 1.588 | |
4速 | 1.368 | |
5速 | 1.200 | |
6速 | 1.086 | |
減速比(1次/2次) | 1.863/2.666 | |
キャスター(度)/トレール(mm) | 25°05′/94 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/60 ZR 17 |
後 | 160/60 ZR 17 | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |