本田技研工業(株)は、若者を中心に大好評を得ているスタイリッシュなメットイン(ヘルメット収納式)スクーター「ホンダディオ」にハイマウント・ストップランプを内蔵したリア・スポイラーや、力強い出力特性(7.0ps/7,000rpm)を発揮する新エンジンを搭載したスポーティな「ホンダディオZX」を2月20日より発売する。
このディオZXは、フルフェイス・ヘルメット(※)はもとより、小物の収納に便利なセンタートランクをシート下に内蔵。トランク収納スペースを十分に確保しながらも、大容量(5.0L)の燃料タンクを装備している。
販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計
300,000台
メーカー希望小売価格
159,000円
(北海道・沖縄価格は5,000円高、その他一部離島を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)
今回、エンジンはシリンダーやキャブレターにくわえ、マフラーに至るまで新設計するとともに、無段変速機(ベルトコンバータ式)の変速比もワイド・レシオ化し、中回転域から高回転域まで伸び感のある力強い走り味を発揮させており、前輪ディスク・ブレーキやスポーティなパターンの前・後チューブレスタイヤなどとあいまって、より軽快な乗り味を実現している。
また、本格的な発光ダイオード採用のハイマウント・ストップランプをリア・スポイラーに内蔵し、後続車などからの視認性を向上させるとともに、後部デザインをより斬新なものとしている。
外観は、イエローレンズをヘッドライトに採用し、ウインカーレンズと一体デザインにするなど、フロント廻りをより引き締まったイメージとしている。
また、ホイールを内装色と同色にするとともに、フロントカバーとサイドカバーに大きめのペインティング(ペンキ塗り)パターンのストライプとロゴタイプを大胆にあしらうなど、力強く精悍なイメージを強調し、よりスポーティなイメージを求めるヤングユーザーの要望に応えたものとなっている。
なお、このディオシリーズは従来のディオ、ディオSRに今回のディオZXをくわえ3タイプとなり、より幅広い選択が可能となった。
※センタートランクにはオフロードタイプなどの特殊な形状のヘルメットは一部入らない場合がある。
主要諸元
通称名 | Dio ZX |
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型式 | A-AF28 |
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全長×全幅×全高(m) | 1.650×0.630×1.005 |
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軸距(m) | 1.150 |
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最低地上高(m) | 0.095 |
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シート高(m) | 0.715 |
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車両重量/乾燥重量(kg) | 71/66 |
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乗車定員(人) | 1 |
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燃料消費率(km/L)30km/h定地走行テスト値 | 46.9 |
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最小回転半径(m) | 1.8 |
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エンジン型式 | AF18E(空冷・2サイクル・単気筒) |
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総排気量(cm3) | 49 |
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内径×行程(mm) | 39.0×41.4 |
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圧縮比 | 7.1 |
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最高出力(PS/rpm) | 7.0/7,000 |
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最大トルク(kgm/rpm) | 0.74/6,750 |
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キャブレター型式 | PB80 |
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始動方式 | セルフ式(キック式併設) |
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点火装置形式 | CDI式マグネット点火 |
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潤滑方式 | 分離潤滑式 |
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潤滑油容量(L) | 1.2 |
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燃料タンク容量(L) | 5.0 |
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クラッチ形式 | 乾式多板シュー式 |
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変速機形式 | 無段変速式(Vマチック) |
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変速比(1速) | 3.000~0.850 |
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キャスター(度)/トレール(mm) | 26°00′/71 |
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タイヤサイズ | 前 |
3.00-10 42 J(チューブレス) |
後 |
3.00-10 42 J(チューブレス) |
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ブレーキ形式 | 前 |
油圧式ディスク |
後 |
機械式リーディング・トレーリング |
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懸架方式 | 前 |
テレスコピック式 |
後 |
ユニットスイング式 |
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フレーム形式 | アンダボーン |