本田技研工業(株)は、スタイリッシュなフォルムと高質のインテリア、広々とした居住空間と実用性のある充実装備、ゆとりのある走りを実現する米国アンナ工場製の2.2lSOHCエンジンを搭載したアメリカンテイストあふれる乗用車感覚の「アコード・ワゴン」を新発売するとともに、「アコード クーペ」に運転席用SRSエアバッグシステムなど安全装備を充実させたタイプを新たに設定し、それぞれ4月4日より全国のクリオ店から発売する。
ホンダは、かねてより米国で研究・開発生産体制の拡充を推進して来た。 このアコード・ワゴンは、
- ●コンセプトの立案からデザイン、設計、開発をホンダR&Dノースアメリカ(HRA)
- ●金型など生産設備をホンダ・エンジニアリング・ノースアメリカ(EGA)
がそれぞれ担当し、ホンダ・オブ・アメリカ・マニファクチャリング(HAM)で生産、米国、欧州、日本で販売する本格的な現地開発・生産のモデルである。

アコード・クーペ 2.0S
アコード・ワゴンの主な特徴
エンジン/トランスミッション米国仕様のアコード・セダン用として高い評価を得ている、2.2l SOHC 16バルブ+PGM-FI(電子燃料噴射システム)エンジンを搭載。
特に、吸気系にはバルブ付セカンダリー・ポートをもつ可変式デュアル・インテークマニホールドを採用し吸気効率の向上を図り、140PS/5,600rpmの最高出力と19.6kgm/4,500rpmの最大トルク(いずれもネット値)を達成。
低回転域からの豊かな出力トルクと高回転域でのハイパワーを両立、力強さとゆとりのある走りを可能としている。
さらに、エンジンシリンダーブロック内に2次バランサーを装備し、2本のバランスシャフトを互いにクランク軸の2倍の速さで逆回転させることで、高回転域での振動やこもり音などを軽減し、優れた静粛性を実現している。
トランスミッションはオートマチック仕様のみを設定。コンピューター制御によるキメ細かなシフトパターンが得られるSモード付7ポジション4速電子制御オートマチックを採用し一段と滑らかな走りを可能としている。
エクステリア
なめらかでエアロダイナミックなフォルムを基本に、重厚感と実用性に優れた、より洗練されたエクステリアデザインとしている。
また、テールゲートはバンパーの上部から大きく開口させ、重い荷物や大きな荷物などの積み降ろしが容易にできる設計としている。
さらに、爽やかさを満喫させてくれる薄型電動スモークドガラス・サンルーフ(サンシェード付)や室内への直射日光を和らげるとともに気品あるエクステリアデザインを印象づけるブロンズガラス、本格派ワゴンのスタイリングを強調するルーフレールなど、高質なワゴンを際立たせる数々の装備を採用している。
インテリア
継ぎ目がなくインテリアと一体化した高質感あふれるインストルメントパネルを採用。また、シート表皮には上質な風合いを醸し出す座り心地の良いモケット地を採用(ドライバーズシートにはランバーサポート機構付)するなど質感の高いインテリアとしている。さらにリアシートは、荷物の量に応じてシートバックを別々に倒せる6:4分割可倒式タイプとし、フルフラット時には1240mm×1700mmのビッグなカーゴスペースを確保。
サスペンション
サスペンションストロークを充分にとり、乗り心地を重視したアコード・ワゴン専用にチューニングした4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用。さらに、全輪に制動性に優れたディスクブレーキ(前輪はベンチレーテッドタイプ)を装備、新開発のオールウェザータイプの195/60R15スチールラジアルタイヤや軽快なデザインのアルミホイールなどの組み合わせにより、スポーティな走りを可能としている。
安全装備
前方向からの衝突時にドライバーの顔面への衝撃を緩和する運転席用(※)SRSエアバックシステムを装備。さらにクルマの横方向からの衝撃に対応するサイドドアビームや駐車時などの軽い衝突の際に衝撃を吸収する5マイルバンパー、リア席3点式シートベルト、視認性の高いハイマウントストップランプなど、安全性に配慮した効果的な装備を採用している。
※SRS=Supplemental Restraint System(シートベルト補助乗員保護装置)
快適・便利装備
- ●走行スピードに応じてパワーアシスト量を調整し、ダイレクトな操舵感覚を実現するパワーステアリングを装着。(チルト機構付)
- ●高速道路などで便利なクルーズコントロールを装備。
- ●あらかじめ設定した室温をコンピューターで制御するフルオート・エアコンを採用。
- ●室内のスペースが大きいワゴンの音響特性を考慮したAM/FM電子チューナー+フルロジックカセットデッキ+5スピーカーオーディオシステムを採用。
- ●ワンタッチで全開/全閉が可能なツーモーション式(運転席側)パワーウィンドウを採用。
- ●オーディオスイッチのオン/オフに連動させたオートアンテナ(ハーフアンテナ機構付)を採用。
- ●運転席側のドアとテールゲートの施錠/開錠が、手元のキーで操作できるキーレスエントリーシステムを装備。
- ●室内からミラーの格納と復帰や角度調整が可能なボディ同色電動格納式リモコンドアミラーを採用。
- ●後方視界を確保するリアワイパーとウォッシャーを採用。
- ●荷物をすっぽりとカバーし、カーゴスペースをすっきりと保つロール式トノカバーやキャビンとカーゴルーム、カーゴスペースの前後が仕切れるカーゴネットを装備。
- ●荷物などを床面にしっかり固定できるタイダウンフックを装備。
- ●重い荷物などを無理なく積み降ろしができるよう、リアバンパー上部にバンパーステップを設置。
アコード クーペ タイプ追加の主な装備内容
- ●運転席用SRSエアバッグシステムとサイドドアビームの安全装備の充実化を図るとともに、キーレスエントリー/ハーフアンテナ機構付オートアンテナなどの快適装備を新たに採用、さらに魅力あるアメリカンテイストクーペとしている。
販売計画(国内・月間)
アコード・ワゴン 500台
アコード クーペ シリーズ 1,000台
希望小売価格(消費税含まず)
単位:千円
タイプ | 東京 | 名古屋 | 大阪 | 福岡 | 仙台 | 札幌 | 沖縄 | |
アコード・ワゴン | 2.2i | 2,700 | 2,704 | 2,708 | 2,727 | 2,719 | 2,744 | 2,780 |
アコード クーペ | 2.0Si | 2,214 | 2,218 | 2,222 | 2,241 | 2,233 | 2,258 | 2,294 |
2.0Si EXCLUSIVE | 2,724 | 2,728 | 2,732 | 2,751 | 2,743 | 2,768 | 2,804 |
注)
1.アコード・ワゴン/クーペともに、オートマチック仕様車のみ設定。
主要諸元
車種 | アコード・ワゴン | アコード クーペ | |||
タイプ | 2.2i | 2.0Si | 2.0Si エクスクルーシブ |
||
車名・型式 | ホンダオブアメリカ・E-CB9 | ホンダオブアメリカ・ E-CB6 |
ホンダオブアメリカ・ E-CB6 |
||
トランスミッション | 7ポジション4速電子制御 オートマチック |
7ポジション4速電子制御 オートマチック |
|||
寸法・ 重量 |
全長(m) | 4.725 | 4.680 | ||
全幅(m) | 1.725 | 1.695 | |||
全高(m) | 1.440 | 1.375 | |||
ホイールベース(m) | 2.720 | 2.720 | |||
トレッド(m) | 前 | 1.475 | 1.475 | ||
後 | 1.480 | 1.480 | |||
最低地上高(m) | 0.160 | 0.160 | |||
車両重量(kg) | 1,430 | 1,310 | 1,340 | ||
乗車定員(名) | 5 | 5 | |||
客室内寸法(m) | 長さ | 1.870 | 1.925 | ||
幅 | 1.415 | 1.340 | |||
高さ | 1.100 | 1.130 | 1.085 | ||
エンジン | エンジン型式 | F22A | F20A | ||
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置 (無鉛ガソリン使用) |
水冷直列4気筒横置 (無鉛ガソリン使用) |
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燃焼室型式 | ペントルーフ形 | ペントルーフ形 | |||
弁機構 | SOHCベルト駆動 吸気2 排気2 | DOHCベルト駆動 吸気2 排気2 | |||
総排気量(cm3) | 2,156 | 1,997 | |||
内径×行程(mm) | 85.0×95.0 | 85.0×88.0 | |||
圧縮比 | 8.8 | 9.5 | |||
燃料供給装置形式 | 電子燃料噴射式(ホンダPGM-FI) | 電子燃料噴射式(ホンダPGM-FI) | |||
燃料ポンプ形式 | 電動式 | 電動式 | |||
燃料タンク容量(l) | 64 | 64 | |||
潤滑油容量(l) | 4.9 | 4.9 | |||
潤滑方式 | 圧送式 | 圧送式 | |||
点火装置形式 | フル・トランジスタ式 バッテリー点火 |
フル・トランジスタ式 バッテリー点火 |
|||
性能 | 最高出力(PS/rpm)ネット* | 140/5,600 | 150/6,100 | ||
最大トルク(kgm/rpm)ネット値 | 19.6/4,500 | 19.0/5,000 | |||
燃料消費率(km/l) 10モード走行(運輸省審査値) |
9.1 | 9.6 | |||
最小回転半径(m) | 5.5 | 5.5 | |||
制動停止距離(m)初速50km/h時 | 14.5 | 14.5 | |||
動力伝達 ・ 走行装置 |
クラッチ形式 | 3要_f1段2相形 (ロックアップクラッチ付) |
3要素1段2相形 (ロックアップクラッチ付) |
||
変速機形式 | 常時噛合式 | 常時噛合式 | |||
変速機操作方式 | フロア・チェンジ式 | フロア・チェンジ式 | |||
変速比 | 1速 | 2.705 | 2.705 | ||
2速 | 1.464 | 1.464 | |||
3速 | 1.057 | 1.028 | |||
4速 | 0.731 | 0.731 | |||
後退 | 2.047 | 2.047 | |||
減速比 | 4.285 | 4.285 | |||
かじ取り形式 | ラック・ビニオン式 (パワーステアリング仕様) |
ラック・ビニオン式 (パワーステアリング仕様) |
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タイヤ | 195/60R15 86H(前/後) | 195/60R15 86H(前/後) | |||
主ブレーキの 種類・形式 |
制動倍力装置 | 真空倍力式 | 真空倍力式 | ||
前/後 | 前:油圧式ベンチレーテッドディスク/ 後:油圧式ディスク |
前:油圧式ベンチレーテッドディスク/ 後:油圧式ディスク |
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作動系統及び 制動車輪 |
2系統式:前右1輪-後左1輪/ 前左1輪-後右1輪 |
2系統式:前右1輪-後左1輪/ 前左1輪-後右1輪 |
|||
制動力制御 装置形式 |
プロポーショニング装置 | プロポーショニング装置 | |||
懸架方式(独立懸架) | ダブルウィッシュボーン式(前/後) | ダブルウィッシュボーン式(前/後) | |||
スタピライザー方式 | トーション・バー式(前/後) | トーション・バー式(前/後) |
- ■※エンジン出力表示には、ネット値とグロス値があります。「グロス」はエンジン単体で測定したものであり、「ネット」とはエンジンを車両に搭載した状態とほぼ同条件で測定したものです。同じエンジンで測定した場合「ネット」は「グロス」よりも約15%程度低い値(自工会調べ)となっています。
- ■燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。実際の走行時には、この条件(気象、道路、車両、運転、整備などの状況)が異なってきま すので、それに応じて燃料消費率が異なります。
- ■道路運送車両法による型式指定申請書数値
- ■製造事業者:Honda of America Mfg.,Inc.(製造国:アメリカ合衆国)
- ■輸入発売元:本田技研工業株式会社
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