本田技研工業(株)は、市街地から高速道路、そして峠道から未舗装路までのオールラウンドで、雄大なスケールのロングツーリングを快適に楽しめるスポーツバイク「(※)ホンダトランザルプ400V」を10月16日より発売する。
このトランザルブ400Vは、'87年よりヨーロッパ、国内などで発売され、流行に左右されないデザインやオールラウンドな走り味などで高い評価を得ている「トランザルプ600V」の400cc版として、中型二輪免許で乗れるよう開発されたモデルである。
販売計画台数(国内・年間)
1,000台
メーカー希望小売価格
579,000円
(北海道・沖縄は9,000円高、その他1部離島を除く。)
(速度警告灯装着者は10,000円高。)
(消費税含まず。)
エンジンは、軽量・スリムでコンパクトな水冷・4サイクル・V型2気筒を搭載。低回転域より常用回転域においてV型2気筒特有の粘り強く扱い易い出力特性を発揮させるとともに、適度な鼓動感が味わえるものとしている。
フレーム・足廻りは、大柄なボディーを支えるセミダブルクレードルフレームに、長めのストローク量(前・200mm、後・190mm)をもつサスペンションや、制動フィーリングに優れた前・後油圧式ディスクブレーキを組み合わせて採用し、舗装路での快適な乗り心地と未舗装路でのすぐれた操縦性を両立させている。
デザインは、車体と一体感ある大型フェアリングを装備し、高速道路などで風防効果を高め、ライダーの疲労軽減に役立つものとしている。
また、ロングツーリングに適した18Lの大型燃料タンクや、積載性の良いリア・シート面と段差の少ないフラットな大型キャリアを装備し、使い勝手を考慮しながらも力強いデザインとしている。
※トランザルプ……造語で“アルプス越え”の意。
主要諸元
通称名 | トランザルプ400V | |
型式 | ND 06 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.265×0.875×1.310 | |
軸距(m) | 1.510 | |
最低地上高(m) | 0.195 | |
シート高(m) | 0.850 | |
車両重量/乾燥重量(kg) | 201/183 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L)60km/h定地走行テスト値 | 33.1 | |
最小回転半径(m) | 2.5 | |
エンジン型式 | NC25E(水冷・4サイクル・OHC・V型2気筒) | |
総排気量(cm3) | 398 | |
内径×行程(mm) | 64.0×62.0 | |
圧縮比 | 10.0 | |
最高出力(PS/rpm) | 37/8,500 | |
最大トルク(kgm/rpm) | 3.5/6,500 | |
キャブレター型式 | VDF 1 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火装置形式 | CDI式バッテリ点火 | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | 2.8 | |
燃料タンク容量(L) | 18 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.000 |
2速 | 2.055 | |
3速 | 1.590 | |
4速 | 1.318 | |
5速 | 1.130 | |
減速比(1次/2次) | 2.058/2.866 | |
キャスター(度)/トレール(mm) | 28°00′/108 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/90-21 54 S |
後 | 130/80-17 65 S | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
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