本田技研工業(株)は、スクーターならではの容易な操作性と、風防一体型の大型フロントカバーによる豊かな居住性や快適な乗り心地などを兼ね備え、市街地走行や長距離ツーリングが2人でゆったり楽しめる250ccスクーター「ホンダ フュージョン」の前・後輪にアルミキャストホイールを新たに採用するとともにカラーリングを変更し、10月18日より発売する。
このフュージョンは、ホンダ・スクーターの頂点に位置する機種で、高級感溢れる外観や使い勝手の良い装備などによって、通勤や郊外へのツーリングを楽しむアダルトな年齢層に好評を得ているモデルである。
販売計画台数(国内・年間)
3,000台
メーカー希望小売価格
495,000円
(北海道・沖縄は9,000円高、その他一部離島を除く。)
(速度警告灯装着車は10,000円高。)
(消費税を含まず。)
またスクーターでは最長のロング・ホイールベース(1,625mm)と低重心・低シート高(665mm)によって、快適な乗り心地と、取り廻し易さを可能としている。さらに2人乗車時にもゆったり座れる大型の段付きシートやリアシート後方にボディ一体型の大容量トランクルームを装備(フュージョン専用ヘルメット2個収納可能)するなど使い勝手の良いものとなっている。
エンジンは、低回転域から高回転域までスムーズで力強い出力特性を発揮する水冷・4サイクル・244cc単気筒エンジンを搭載、ワイドレシオのトルクセンサー付Vマチック無段変速機構とあいまって静粛さと余裕ある力強い走りを実現している。
足廻りは、前輪に制動時の車体の沈み込みを低減するアンチダイブ機構を組み合せたトレーリング・リンク式サスペンション(TLAD)に、幅広のチューブレスタイヤ(110/100-12 67J)を装着。同時に新デザインの軽量なアルミキャストホイールを新たに前・後輪に装備するなど足廻りを一段と充実させ、より軽快な走りを実現している。
外観は、フロントから風の流れを上方と左右へ導きながら極力突起をおさえた流麗なフォルムとし、さらにボディにマウントしたハードコート処理のウィンド・シールド(風防)により、風によるライダーの疲労を軽減させている。
車体色は明るいイメージのなかにもクォリティー感を高めた「スパークリングシルバー・メタリック」と、渋味のある引き締まったイメージの「コスモブラック・メタリック」の2色を設定。
また内装部に濃いグレーと、ボディ下部に淡いグレーを組み合せることによってシックな上品さを強調したモノトーンイメージのカラーリングとしている。
主要諸元
通称名 | フュージョン | |
型式 | MF02 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.265×0.745×1.355 | |
軸距(m) | 1.625 | |
最低地上高(m) | 0.145 | |
シート高(m) | 0.665 | |
車両重量/乾燥重量(kg) | 168/156 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L)50km/h定地走行テスト値 | 45.5 | |
最小回転半径(m) | 2.9 | |
エンジン型式 | MF01E(水冷・4サイクル・OHC・単気筒) | |
総排気量(cm3) | 244 | |
内径×行程(mm) | 72.0×60.0 | |
圧縮比 | 10.0 | |
最高出力(PS/rpm) | 20/7,500 | |
最大トルク(kgm/rpm) | 2.2/5,500 | |
キャブレター型式 | VE14 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火装置形式 | CDI式マグネット点火 | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | 1.0 | |
燃料タンク容量(L) | 12 | |
クラッチ形式 | 乾式多板シュー式 | |
変速機形式 | 無段変速式(Vマチック) | |
変速比 | 1速 | 2.100~0.800 |
減速比(1次/2次) | 2.642/2.500 | |
キャスター(度)/トレール(mm) | 28°00′/90 | |
タイヤサイズ | 前 | 110/100-12 67J |
後 | 120/90-10 65J | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | ボトムリンク式 |
後 | ユニット・スイング式 | |
フレーム形式 | アンダボーン |
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