本田技研工業(株)は、このクラス初のデフ機能一体型HST※(ハイドロ・スタティック・トランスミッション)を採用。レバー一本の操作で無段階の変速ができ、広い範囲の芝をより均一、かつ効率的に保守管理できる乗用型芝刈機、ホンダ・ライディングモア「H3011H/H3013H」の2機種を6月21日より発売する。
このホンダ・ライディングモア「H3011H/H3013H」は、高い作業効率を可能にするワイドな刈幅(H3011H=約760mm、H3013H=約970mm)を持ち、エンジンは、安定した出力と高い静粛性を兼ね備えた4サイクル空冷OHVエンジン(H3011Hは337cc、11PS/3,600rpm、H3013Hは389cc、13PS/3,600rpm)を搭載。
ていねいな仕上げができ、収納性にも優れた刈り取りブレードや、芝にやさしいラウンドタイヤを装備するなど、きめ細やかでひときわ美しい仕上げを可能にしている。
- ※ハイドロ・スタティック・トランスミッション
油圧により、様々な作業に応じた最適速度が選択できる無段階変速機構。エンジンからの動力は、油圧ポンプに無駄なく伝えられ、油圧により回転する油圧モーターを通して、デファレンシャルギア(差動ギア)によって無段階の変速が可能。
販売計画(国内・年間)
2機種合計 500台
希望小売価格(消費税含まず)
H3011H 515,000円
H3013H 575,000円
また、このクラス初のデフ機能一体型HST(ハイドロ・スタティック・トランスミッション)は、エンジンの出力を効率的に引き出すだけではなく、発進から様々な作業まで、作業条件に応じて最適な速度を無段階でスムーズかつ簡単に選択でき、オペレーターにもやさしい優れた操作性を実現している。
さらに、パーキングブレーキを引いたまま走行すると、即座にブザーで知らせ、数秒後にエンジンが停止するオートストップ機構や、無段階のスライドシートを採用しているほか、機能別に色わけされたコントロールレバーを扱いやすい位置に配するなど、操作性や居住性にも細やかな配慮を施した設計としている。
なお、ホンダ芝刈機シリーズは、広さや作業目的に合わせて乗用型5タイプ、歩行型3タイプの中から最適機種を選ぶことができる。
●その他の主な特長
・耐久性にも優れた角型高剛性フレームを採用。
・ガソリンの残量がひと目でわかる、大容量の半透明燃料タンクを搭載。
主要諸元
型式 | H3011H | H3013H | |
エンジン | 名称 | GXV340 | GXV390 |
形式 | 強制空冷4サイクル1気筒(OHV) | ||
総排気量(cc) | 337 | 389 | |
最大出力(PS/rpm) | 11/3,600 | 13/3,600 | |
点火方式 | トランジスタ式マグネット点火 | ||
始動方式 | セルフ式スターター | ||
使用燃料 | 自動車用無鉛ガソリン | ||
燃料タンク容量(L) | 2.5 | ||
フレーム | 全長×全幅×全高(mm) | 1,550×1,070×1,000 | 1,550×1,260×1,000 |
軸距(mm) | 1,100 | ||
輪距(mm) | 前:570 後:660 | ||
乾燥重量(kg) | 178 | 192 | |
変速段数 | 油圧式無段変速方式 | ||
車速(km/h) | 芝刈:5.3 最高:7.5 後進:2.7 | ||
タイヤサイズ | 前:11×4.00-5 後:16×6.50-8 | ||
刈幅(mm) | 約760 | 約970 | |
刈取り高さ調整幅(mm) | 約19~約82(6段調整) |
お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-112010(いいふれあいを)」へお願い致します。