本田技研工業(株)は、多目的な作業がすばやくできる乗れる管理機として好評を得ているホンダ「マイティ11」に加え、水田作業での取り回しが良く、湿田走破性に優れたホンダ「マイティ13R」を3月15日より発売する。
このホンダ「マイティ13R」は、大型機械では入れなかった水田での作業に適しており、とくに、狭い水田や湿田、山間棚田等で威力を発揮するものである。同時にベーシックなつくりとすることで価格も抑え、低コスト農業時代にふさわしい高効率な作業機械として開発したものである。
エンジンは、耐久性に優れ、静かで粘り強く安定した出力を発揮する空冷4サイクルOHV新エンジン(最大13PS/3,600rpm)の搭載により、硬い水田での耕耘作業をも可能としている。また、ラバーマウントの採用により低振動を実現。しかも、冷寒時でも始動性の良いフル・トランジスタ点火方式の採用により一段と扱いやすいものとなっている。
駆動方式は、土や路面を、しっかりグリップする4輪駆動(パートタイム4WD)方式を採用。変速段数は、前進8段・後進4段(副変速機使用)の変速機構により作業内容にマッチした車速とパワーがきめ細かく選べるものとなっている。
加えて、後車輪には、大径14インチハイラグタイヤを装備し、優れた走破性を発揮。軽量・コンパクトな機体との組み合わせによる軟弱地での沈み込みも少なく、沈下量250mmほどの水田なら補助車輪なしでも作業を可能としている。
販売計画(国内・年間予定)
3,000台
希望小売価格
ホンダ「マイティ13R」
Rタイプ 638,000円
RSタイプ(専用サイドドライブロータリー付) 798,000円
このほか、長時間の作業でも疲れの少ないホールドシートを装備。操作系は手元に集中させ、しかも、前方視認性の良いスラントノーズボンネットの採用により作業状況を確かめながら作業ができるものとなっている。
これにより、ホンダ「マイティ」シリーズは、2機種9タイプとなり作業目的に合った最適なタイプを選ぶことができるものとなった。
マイティ13R(RT1300)主要諸元表
型式 | ホンダFAHA(農用トラクター) | |
区分 | R | |
駆動方式 | 2/4輪駆動切換 | |
機体寸法 | 全長(mm) | 2,010 |
全幅(mm) | 965 | |
全高(mm) | 1,250 | |
軸距(mm) | 1,195 | |
輪距(mm) | (前)790 (後)760 | |
最低地上高(mm) | 280 | |
本機重量(kg) | 390 | |
エンジン | 型式 | ホンダGCAA |
形式 | 強制空冷4サイクル1気筒25°傾斜ガソリン(OHV) | |
総排気量(cc) | 389 | |
定格出力/回転速度(PS/rpm) | 10/3,600(最大13/3,600) | |
使用燃料 | 無鉛ガソリン | |
燃料タンク容量(L) | 8.5 | |
点火方式 | CDI | |
始動方式 | セルフスターター | |
バッテリー | NX60-N24T(30AH) | |
タイヤ | (前)4.00-12-2PR (後)7-14-2PR ハイラグ |
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車体 | クラッチ方式 | 湿式多板 |
制動装置 | 機械式リーディング・トレーリング | |
かじ取り方式 | ピニオン&セクターギア | |
差動方式 | ベベルギア差動方式 | |
変速方式 | 選択摺動式 | |
変速段数 | 前進8段 後進4段(副変速機使用) | |
走行速度(km/h) | 前進0.7~11.0 後進0.8~2.8 | |
最小回転半径(m) | 2.3(信地旋回約1.5m) | |
PTO | 回転速度(rpm) | 低速:995 高速:1,840 |
軸寸法(mm) | 6スプライン直径28 | |
作業機 昇降方式 |
制御方式 | 油圧手動制御 |
装着方式 | 特殊2点リンク | |
安全鑑定番号 | 申請予定 | |
型式認定番号 | 申請中 |
専用サイドドライブロータリー(R1100SR)主要諸元表
型式 | RAD(R1100SR) |
駆動方式 | サイドドライブ |
装着方式 | 2Pヒッチ |
変速段数 | 正転4段 |
耕幅(mm) | 1,100 |
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