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1988年11月07日 ニュースリリース

きびきびとした走り味が楽しめる小粋なスタイルのロードスポーツバイク「ホンダVT250スパーダ」を発売

 本田技研工業(株)は、市街地からワインディングロードまできびきびとした軽快な走り味が楽しめるシンプルで小粋なスタイルの軽二輪ロードスポーツバイク「ホンダVT250スパーダ」を12月8日より発売する。
 エンジンは、水冷・4サイクル・DOHC・90度V型2気筒を採用し、日常使用する機会の多い中・低回転域で、アクセルの開閉にいっそう力強くリニアに反応する出力特性を得るため、不等長エアファンネルや大径の吸・排気バルブ、整流効果を高める新形状のエアガイドフィン付吸気ポート、集合タイプの排気管などの採用によって吸・排気効率を徹底追求。さらに、最適な燃焼室形状やバルブ開閉タイミングにくわえ、デジタルイグナイターによる点火時期設定など細部にわたって燃焼効率を高め、さらに、ワイドな変速比の採用とあいまってスムーズさと力強さを両立させた出力特性を実現している。
 また、スパーダのスタイリングの重要な要素であるフレームには、スチール製に較べ軽量・高剛性化が図れると同時に、デザインの自由度を大幅に高められる世界初のアルミ鋳造中空一体構造の二輪車用フルキャストフレーム〈CASTEC〉(キャステック)(*)を採用。すっきりとした中にも大胆でなめらかな曲線を持つフューエルタンクやシートカウルを組み合わせたスタイルは、ジュラルミン製セパレートハンドルなど質感あふれる各部の素材や仕上げ、イタリア感覚のボディカラー(レッド/グリーン/ブルー/ブラックの4色を設定)とあいまって軽快さとグレード感を併せもった小粋なスポーツモデルとなっている。

ホンダVT250スパーグ

ホンダVT250スパーグ

販売計画(国内・年間)

15,000台

全国標準現金価格

498,000円

〔北海道・沖縄は、9,000円高、その他一部離島を除く。〕

 足廻りは、大径(37m/m)のフロント・フォークや大径(310m/m)のフローティング式ディスクブレーキに高剛性キャリパーと焼結パッドを組み合わせて採用。リアには、高剛性の異形断面スイングアームに幅広タイヤ(140/70-17)とディスクブレーキ(直径220m/m)を併せて採用し、軽快できびきびとした中にもフィット感の高い操縦フィーリングが楽しめるロードスポーツバイクに仕上がっており、より一層幅広いユーザーニーズに応えられるものとなっている。

  • このCASTECは、メインフレームを左右一対のアルミ鋳造中空一体構造とすることによって、骨格形状、断面形状、表面凸凹形状にくわえ幅や太さ、肉厚などフレーム各部の形態の自由度を大幅に高められると同時に、溶接部が最小限に抑えられるため、スチール・フレームに対し軽量・高剛性化が図れ、しかも、デザインの可能性を拡大できるホンダ独自の技術である。

主要諸元

型式 MC20
全長×全幅×全高(m) 2.010×0.715×1.020
軸距(m) 1.380
最低地上高(m) 0.150
シート高(m) 0.740
車両重量/乾燥重量(kg) 153/140
乗車定員(人) 2
燃費(km/L)50km/h定地走行テスト値 49.7
最小回転半径(m) 2.7
エンジン型式 MC15E(水冷・4サイクル・DOHC・4バルブ・V型2気筒)
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 60.0×44.1
圧縮比 11.0
最高出力(PS/rpm) 40/12,000
最大トルク(kg-m/rpm) 2.6/9,000
キャブレター型式 VD10
始動方式 セルフ式
点火方式 フル・トランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) 2.5
燃料タンク容量(L) 11
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.733
2速 2.000
3速 1.590
4速 1.333
5速 1.153
6速 1.035
減速比(1次/2次) 2.821/3.176
キャスター(度)/トレール(mm) 25°00′/96
タイヤサイズ 100/80-17 52S
140/70-17 66S
ブレーキ形式 油圧式ディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイング・アーム式(プロリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド(キャステック)

お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-086819(オーハローバイク)」へお願い致します。