本田技研工業（株）は、車体や足廻りを本格装備し、小排気量ながらオフロード走行の楽しさを存分に味わえるランドスポーツバイク「ホンダCRM50／80」の2機種をそれぞれ2月20日（50）と3月15日（80）より発売する。

　このCRMシリーズは、水冷方式の2サイクル単気筒エンジンを搭載し、それぞれ7．2ps／9，500rpm（50）と11ps／8，500rpm（80）の最高出力を発揮。クラッチ付の6段変速ミッションを組み合わせたスポーティな性格としながらも、エンジン振動を低減させる一軸バランサーを内蔵し長時間走行にも適した設計としている。
　車体廻りやデザインは、世界各地のモトクロスレースで大活躍の市販レーサー・CRシリーズのデザインイメージをもたせ、マス（質量）の集中化と軽量・高剛性を追求したセミダブルクレードル・フレームに、整備性を向上させる分割式サブフレームや、乗車位置の自由度を高めるスリムで長い形状のシートを装備。またタイヤとの間隔を充分確保した前後のアップフェンダーや、ゼッケンプレート風の左右サイドカバーなどとあいまって軽快で躍動感溢れる本格的なランドスポーツバイクのイメージを具現化している。

CRM50………9，000台
CRM80………4，500台

CRM50…239，000円
CRM80…269，000円

（北海道・沖縄は、5，000円高。その他一部離島を除く。）

　足廻りは、長い作動量（前・275mm／後・280mm）と優れた減衰特性をもたせた大径（直径35mm）のフロントフォークと分離加圧式ダンパー装備のプロリンク式リアサスペンションに、バネ下重量の軽減を図ったアルミ製リム採用のワイヤースポーク型前・後ホイールを採用し、優れた路面追隨性を発揮。さらに悪路での踏破性を向上させるブロックパターンタイヤやブレーキフィーリングと整備性の良い油圧式前輪ディスクブレーキを装備している。
　これらにより、従来の小排気量ランドスポーツバイクとは一味違う本格的なモデルに仕上っており、より幅広いオフロードファンに応えられるものとなっている。