本田技研工業（株）は、狭角Vツインエンジン特有の力強い鼓動感溢れる走り味とゆったりとした快適な乗り心地が楽しめる伝統的なアメリカンスタイルのスポーツバイク「ホンダ・スティード」2機種（400／600）を1月20日より発売する。
　このスティードは、新設計の水冷・狭角（52度）Vツインエンジンを搭載し、特に低・中速域での扱い易い出力特性にくわえ心地良いエンジン音が味わえるものとしており、極めて長いホイールベース（1，600mm）や50ccスクーターに匹敵する低シート高（680mm）をもたせた車体設計とあいまってゆったりと快適なクルージング走行が楽しめるスポーツバイクに仕上っている。
　外観・デザインは、フレームの基本骨格やリアスイングアームの構造に工夫を凝らし、ヘッドパイプ部から後輪の車軸部までを一直線に見えるように構成し、繊細なフィンを持つVツインシリンダーのエンジンを三角形のシルエットで抱え込むレイアウトとした斬新なデルタ・シェイプデザインを基調に、ティアドロップ（涙滴）型フューエルタンクやスリムな右出しの2本マフラーなど艶やかで質感の高いパーツを要所に配置し、伝統的なスタイルを大切にしながら新しい個性を生み出している。
　ハンドル形状は、手前に引きぎみの新感覚ティラーバー型を400／600に装備、また400にはフラットバー型もタイプ設定している。

新設計の水冷・4サイクル・SOHC・3バルブ・52度V型2気筒で、CV型キャブレターやスリムな エキゾーストマフラーを装備。またワイドレシオの4段ミッション（400は5段）を採用するなど吸・排気系から駆 動系にいたるまで細部の仕様を徹底追求し、感性に心地良い走行フィーリングを得ている。

新設計のダブルクレードル・フレームにレトロ感覚の固定式後車軸システムをイメージした新型リアフォーク を組み合わせたデルタシェイプ・デザインのボディに質感の高いワイヤースポーク型のクロームメッキ仕上げのリムを前後 に装備。またリアには170／80－15という極太サイズのタイヤを組み合わせ、すっきりとしたなかにも力強いイメー ジを強調しており、全長が2，310mmの大柄なボディや高質感あふれる細部の仕上げとあいまって、優雅で堂々とした ロング＆ローの個性的なアメリカンスポーツモデルとなっている。