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1987年07月07日 ニュースリリース

軽量・コンパクトで静粛性に優れた車載専用の水冷発電機ホンダ「EV6010」を発売

 本田技研工業(株)は、小型・軽量で静粛性、搭載性に優れた車載専用の水冷発電機ホンダ「EV6010」を7月8日より発売する。

 このEV6010は、レントゲン車、冷凍車、テレビ中継車、測定車などの業務用車をはじめ、キャンピングカーなどのレジャー車に至るまで幅広い用途に適した車載専用発電機である。

 エンジンは、静かで粘り強く、安定した出力を発揮する水冷4サイクルOHC(オーバーヘッドカムシャフト)エンジン(359cc・10.2PS/3,600rpm(N型))を搭載。
このエンジンは、ウォーター・ジャケット(エンジンのシリンダーを取り巻く水室)内の冷却水によってエンジン内部で発生したノイズを効果的に減少させ、加えて、大型のマフラー・エアクリーナーを採用したことにより、65デシベル(〈A〉/7m・J型)とトップクラスの静粛性を達成。
 また、エンジンを35°傾斜させたレイアウトとするとともに、エアークリーナーなど機能部品を取り扱い易い配置とし、搭載スペースは、量産車載用発電機6000VAクラスでは最小のものとなり広範囲に搭載可能となっている。(当社車載用発電機EV4000との体積比では、約3分の2の小型ボディ化を実現)。
 これらにより、住宅地や夜間の作業、キャンプ地での使用にも適した発電機となっている。

販売計画(国内・年間予定)

EV6010 500台

全国標準現金価格

750,000円

その他の主な特徴

  • 長期保管後や寒冷地でも安定した始動性が得られる無接点式トランジスタ点火装置と自動チョークを採用。
  • エンジンオイル量が規定レベル以下になると自動的にエンジンが停止し、エンジンの焼付を未然に防止する油圧感知式エンジン停止装置を採用。
  • エンジン冷却水の温度が基準以上に上昇すると、オーバーヒート警告灯が点灯、同時にエンジンが自動的に停止。
  • 使用機器の負荷に応じて自動的に電圧を調整し、安定した出力が得られる、自動電圧制御装置(AVR)を採用。
  • 運転席から始動・停止ができる遠隔操作パネルを標準装備。
  • 日常点検、整備が手際よくできるよう点火プラグやオイル給油キャップなどを前面に集中配置。

主要諸元

発電機 連続定格出力 型式 交流
J 50HZ 100V-5.0KVA
N 60HZ 100V-6.0KVA
発電機型式 2極界磁回転型
励磁方式 自己励磁
電圧調整方式 トランジスタ式自動電圧制御方式(AVR)
エンジン 型式 水冷4サイクルOHCガソリンエンジンGX360
総排気量 359
連続定格出力 10.2PS/3600rpm
始動装置 セルスタータ
燃料消費量(定格) J 2.4L/時間
N 3.2L/時間
寸法重量 全長(mm) 650
全幅(mm) 483
全高(mm) 361
乾燥重量(kg) 98
騒音レベルdB(A)/7m   J 65
N 67

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