本田技研工業(株)は、通常の市街地走行だけでなく峠道や未舗装路までをも、楽しく軽快に走れる新しいタイプの斬新な軽二輪スポーツバイク「ホンダ・AX-1」を、12月15日より発売する。
このAX-1は、「より幅広いライダーに」、「より幅広い走行環境で」「より楽しく軽快に」走行できる基本性能はどうあるべきかを徹底追求。
その結果、従来のランドスポーツバイクとスーパースポーツバイクの長所を高次元でバランスさせた新しい分野のスポーツバイクとなっており、スタイルの面でも、新しい走行感覚のイメージを具現化し、軽快さと質感を両立させたダイナミックで斬新なものとしている。
エンジンは、新設計の249cc・水冷・4サイクル・DOHC単気筒で、通常使用することが多い低・中速域で、特に扱い易くレスポンス性に優れたトルク特性としながら、高回転でも伸びの良い出力特性を発揮する設計としている。
販売計画(国内・年間)
10,000台
全国標準現金価格
419,000円
(北海道・沖縄・その他一部離島を除く)
また、シリンダーには、鉄スリーブを使用しない、軽量で摩擦抵抗の低減と耐摩耗性に優れたNSシリンダー(内壁にニッケルとシリコンカーバイトをコーディング)を量産4サイクルエンジンに日本で初採用。
フレームは、新設計の鋼板と鋼管を組み合わせた等剛性フレームで、マフラーをフレーム構造材の一部に組み入れるなどして軽量(乾燥重量・114kg)・スリムな車体を実現している。また、デュアルヘッドライトやメーター類を組み込んだフェアリングを、フレームに固定することで、より軽快な操縦性を実現している。
足廻りは、未舗装路走行での踏破性を高めるためロングストローク(前・220mm/後・200mm)のサスペンションを採用。21本スポークのアルミキャストホイール(前・19インチ/後・16インチ)を組み合わせることで、シート高を810mmにとどめており、荒れた路面での優れた操縦性と市街地での軽快な取り廻し性を両立させている。
その他の主な装備
- ・始動の容易なセルフスターター。
- ・使い易く軽量なアルミ製リアキャリア。
- ・ステンレス製エキゾーストパイプ。
- ・前・後油圧ディスクブレーキ/アジャスタブル前ブレーキレバー。ジュラルミン製後ブレーキペダル。
- ・専用設計の新パターン・チューブレスタイヤ
- ・加圧クリプトンガス封入バルブ(35W/30W×2灯)採用の小径 (100mm)デュアルヘッドライト。
- ・エンジン下部のポリプロピレン製スキッドプレート。フロントフォークブーツ。
- ・アルミ製ピリオンステップとブラケット。
主要諸元
型式 | MD21 | |
全長(m) | 2.040 | |
全幅(m) | 0.805 | |
全高(m) | 1.115 | |
軸距(m) | 1.350 | |
最低地上高(m) | 0.245 | |
シート高(m) | 0.810 | |
車両重量(kg) | 124 | |
乾燥重量(kg) | 114 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 50.3(50km/h定地走行テスト値) | |
最小回転半径(m) | 2.1 | |
エンジン型式 | MD21E(水冷・4サイクル・DOHC単気筒) | |
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 70.0×64.8 | |
圧縮比 | 11.0 | |
最高出力(PS/rpm) | 29.0/8,500 | |
最大トルク(kg-m/rpm) | 2.6/7,500 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | CDI | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | 1.6 | |
燃料タンク容量(L) | 9.0 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.846 |
2速 | 1.777 | |
3速 | 1.333 | |
4速 | 1.041 | |
5速 | 0.884 | |
6速 | 0.785 | |
減速比(1次/2次) | 2.727/3.153 | |
キャスター(度) | 25°30′ | |
トレール(mm) | 89 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/100-19 55P |
後 | 120/90-16 63P | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク |
後 | ||
懸架方式 | 前 | テレスコピック |
後 | スイング・アーム | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
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