本田技研工業(株)は、昭和59年に発売し、フェアリングのないシンプルなスタイルと総合性能の高さで好評を得ている「ホンダ・VT250Z」の後継モデルとして、エンジン・車体・足廻りの改良と外観デザインを一新したロードスポーツバイク「ホンダ・VTZ250」を4月15日より発売する。
このVTZ250は、出力・トルク・燃費など総合性能を一段と向上させながら、大幅な軽量化(乾燥重量・152kg→144kg)を実現。より軽快なスポーツ性を強調した装備や、シンプルな中に高質感を持たせたスタイルとあいまって、気軽に楽しめる高性能ロードスポーツバイクとなっており、ビギナーからベテランライダーまで、一層幅広いユーザーニーズに応えられるものとしている。
エンジンは、VT250シリーズ(昭和57年6月発売)の系譜である水冷・4サイクル・DOHC・90度V型2気筒で、吸・排気効率の向上と摩擦抵抗の低減を徹底追求。出力を43PS/12,500rpm、トルクを2.5kg-m/10,500rpm、燃費を52.2km/L(50km/h定地走行テスト値)へと向上させながら、日常多用する中・低速域の出力特性もあわせて向上させている。
車体・足廻り関係は、軽量・シンプル・高剛性のツインチューブフレーム(ダイヤモンド式)や、S字断面構造の3本スポークのアルミ製キャストホイール(前後17インチ)、大径(281mm)のフロント・フローティングディスクブレーキを採用。すっきりしたスタイルと、軽快なスポーツ性を強調した装備としている。
販売計画(国内・年間)
12,000台
全国標準現金価格
399,000円
(北海道・沖縄、その他一部離島を除く。)
主要諸元
型式 | MC15 | |
全長(m) | 2.035 | |
全幅(m) | 0.715 | |
全高(m) | 1.070 | |
軸距(m) | 1.370 | |
最低地上高(m) | 0.140 | |
シート高(m) | 0.745 | |
車量重量(kg) | 159 | |
乾燥重量(kg) | 144 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 52.2(50km/h定地走行テスト値) | |
最小回転半径(m) | 2.7 | |
エンジン型式 | MC15E・水冷4サイクルDOHC4バルブV型2気筒 | |
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 60.0×44.1 | |
圧縮比 | 11.0 | |
最高出力(PS/rpm) | 43/12.500 | |
最大トルク (kg-m/rpm) |
2.5/10.500 | |
始動方式 | セルフ | |
点火方式 | フルトランジスタ | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | 2.5 | |
燃料タンク容量(L) | 13 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.562 |
2速 | 1.850 | |
3速 | 1.478 | |
4速 | 1.240 | |
5速 | 1.074 | |
6速 | 0.965 | |
減速比(1次/2次) | 2.821/3.214 | |
キャスター(度) | 26°00′ | |
トレール(mm) | 104 | |
タイヤサイズ | 前 | 100/80-17 52S |
後 | 120/80-17 61S | |
ブレーキ型式 | 前 | 油圧式ディスクブレーキ(フローティング) |
後 | 機械式リーディング・トレーリング(ドラム) | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック |
後 | スイング・アーム(プロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド(ツインチューブ) |
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