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1987年02月19日 ニュースリリース

軽量でスリムなトライアルバイク「ホンダ・TLM200R」の装備を改良し発売

 本田技研工業(株)は、本格的なトライアル競技や、ツーリング走行など悪路走破性の高さで好評のトライアルバイク「ホンダ・TLM200R」の装備・機能を改良するとともに、軽快なカラーリングを採用して2月28日から発売する。

TLM200R

TLM200R

 装備面では、コンパクトタイプのキー付タンクキャップを新たに採用したり、機能面では、吸・排気系の見直しにより、加速騒音の低減をはかっている。また最終減速比を変更し、市街地からツーリング走行までより巾広い使い勝手となっている。
 新たに採用したカラーリングは、(株)ホンダレーシングから発売され好評の、競技専用車TLM240Rと同一の車体色であり、ホイールリムにもホワイト塗装を採用したこととあいまって、より軽快でスポーティなものとしている。

販売計画(国内・年間)

3,000台

全国標準現金価格

329,000円

―価格据置き―

(北海道・沖縄及び一部離島を除く。)

従来からの特徴

エ ン ジ ン

軽量・小型設計の空冷・2サイクル単気筒・193cm3。低速から粘り強く、しかもなめらかでコントロールしやすい出力特性である。

フ レ ー ム

軽量・コンパクト設計でしかも高剛性のダイヤモンド式。フレームを活用したオイルタンクやバッテリーレスの電装システムなど、徹底した軽量化をはかっている。

サスペンション

後輪には路面追従性のよいホンダ独自のトライアル車専用プロリンク・サスペンション。前輪には180mmのクッションストロークを確保したエアアシスト・サスペンション。

標準現金価格は、

標準現金価格は、従来モデルに対し据置きとしている。

主要諸元

型式 MD15
全長(m) 2.010
全幅(m) 0.820
全高(m) 1.075
軸距(m) 1.320
最低地上高(m) 0.315
シート高(m) 0.770
車両重量(kg) 92
乾燥重量(kg) 86
乗車定員(人) 1
燃費(km/L) 50.7(50km/h定地走行テスト値)
最小回転半径(m) 1.5
エンジン型式 MD15E空冷2サイクルピストンリードバルプ単気筒
総排気量(cm3) 193
内径×行程(mm) 67.0×55.0
圧縮比 7.2
最高出力(PS/rpm) 13/5,500
最大トルク
(kg-m/rpm)
1.9/4,000
キャブレター型式 PE63
始動方式 プライマリーキック
点火方式 無接点式CDI
潤滑方式 分離潤滑式
潤滑油容量(L) 0.6
燃料タンク容量(L) 6
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 3.090
2速 2.461
3速 1.888
4速 1.421
5速 1.000
6速 0.703
減速比(1次/2次) 3.750/2.615
キャスター(度) 23°00′
トレール(mm) 56
タイヤサイズ 2.75-21-4PR
4.00-18-4PR
ブレーキ形式 機械式リーディングトレーリング
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック(円筒空気バネ併用)
スイングアーム(プロリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド

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