本田技研工業(株)は、狭いうね間や傾斜地での管理作業に適し、軽量・低重心設計で、取り回しに優れた一輪管理機「FR315/FR215」を12月24日より発売する。
この「FR315/FR215」は、傾斜地・山間地や、狭いうね間での中耕除草をはじめ、うね立て、覆土作業などさまざまな管理作業に適した耕うん機として開発。
エンジンは、耐久性に優れ静かで粘り強く、安定した出力を発揮する空冷4サイクルエンジン(FR315-GX110/FR215-G100)を搭載。加えて軽量化を図るため、チェンケースとミッションケースを一体成形にした「一体アルミダイキャストミッション」を採用し、低重心設計とあいまって前後・左右のバランスに優れ、特にうね間での管理作業に適したものとしている。
また、ロータリーは、ベルトカバー後方にあるレバーで正逆転の切り換えができ、多彩な作業が気軽にできるものとなっている。
販売計画(国内・年間予定)
2種合計で8,000台
希望小売価格
FR315
Kタイプ(ディスク車輪・ロータリー爪セット付) ¥155,000
KAタイプ(車輪・ロータリー爪セット別売) ¥148,000
LAタイプ(ロングミッションタイプ、車輪・ロータリーセット別売) ¥152,000
FR215
Kタイプ(ディスク車輪・ロータリー爪セット付) ¥145,000
LAタイプ(ロングミッションタイプ、車輪・ロータリーセット別売) ¥142,000
さらに、ハンドルのレバー操作で6段階(FR315Kタイプ 600mm~1,100mm)の高さが選べ、左右にも最大30度まで調整可能。つねに作業者の体格にあったポジションが得られるとともに、ハウス内の支柱・塀ぎわの作業も容易にできるものとなっている。
主な特徴
- ・経済性、耐久性にすぐれたホンダ汎用エンジンGX110(107cc・2.7PS/3600rpm=FR315)・G100(83cc・1.5PS/3600rpm=FR215)を搭載。
- ・ロータリーは、パワーの伝達ロスが少ないシャフトドライブ方式を採用、また逆転作業に便利なフロントガードプレートを標準装備。
- ・強力な駆動力を発揮する大径310mm車輪を装備(Kタイプ)
- ・保管や休止時に便利なリモコンスタンドを採用。
主要諸元
名称 | FR315 | FR215 | ||||
型式 | FAA | FAB | ||||
区分 | K | KA | LA | K | LA | |
機体寸法 | 全長(mm) | 1,260 | 1,300※ | 1,260 | 1,300 | |
全幅(mm) | 615 | |||||
全高(mm) | 910 | 845 | 910 | 845 | ||
装備重量(kg) | 48 | 48※ | 48※ | 44 | 44※ | |
エンジン | 名称 | ホンダGX110 | ホンダG100K1 | |||
形式 | 空冷4サイクル 1気筒25°傾斜ガソリン |
空冷4サイクル 1気筒立形ガソリン |
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総排気量(cc) | 107 | 83 | ||||
定格出力/ 回転速度(PS/rpm) |
2.7/3,600(最大3.5/4,000) | 1.5/3,600(最大2.2/4,200) | ||||
使用燃料/ 燃料タンク容量(L) |
自動車用無鉛ガソリン/2 | 自動車用無鉛ガソリン/1.4 | ||||
点火方式 | トランジスタマグネット点火 | |||||
始動方式 | リコイルスターター | |||||
主クラッチ方式 | ベルトテンション | |||||
変速段数 | 前進2段 | |||||
車速(m/s) | 1速 | 0.5 | 0.4 | 0.5 | 0.4 | |
2速 | 1 | 0.8 | 1 | 0.8 | ||
ロータリー | 耕うん方式 | 正逆転 | ||||
駆動方式 | シャフトドライブ | |||||
爪軸回転数(rpm) | 正転241、逆転378 | |||||
耕幅(mm) | 150/300 | (ロータリー爪は 別売りです) |
150/300 | (ロータリー爪は 別売りです) |
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標準車輪 | ディスク車輪 | (車輪は 別売りです) |
ディスク車輪 | (車輪は 別売りです) |
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安全鑑定適合番号 | 申請予定 |
(※別売りのディスク車輪・ロータリー爪セットを装着した場合)
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