本田技研工業(株)は、水冷4サイクルDOHC直列4気筒エンジンを搭載し、車体の大部分 をフェアリング(風防)で包み込んだ斬新なスタイルのスーパースポーツバイク「ホンダ・CBR400R」を7月15日より発売する。
このCBR400Rは、前フェンダーやフェアリング、ヘッドライト、バックミラーなどの形状に工夫をこらすことにより、空気抵抗を大幅に低減。また、スイングアームとともに可動する後フェンダーの装備などにより、フェアリング内部の空気をダイレクトに車体後方へ流すなど、随所に新しい考え方の空力特性を追求している。さらに、車体の大部分をフェアリングで包み込んだホンダ独自のスタイルは、ライダーの快適性とバイクとの一体感を追求した″近未来的″なものとなっている。
エンジンは、新設計の水冷4サイクルDOHC直列4気筒エンジンを35度前傾させて搭載。また、高回転時のより正確な弁作動と摩擦抵抗の低減をはかったカムギャトレーンシステム(カムシャフトをギヤ=歯車で駆動する方式)や、新型4連キャブレター、集合管マフラーを採用。これらにより、最高出力59PS/12,500rpm、最大トルク3.8kg-m/10,000rpmを発揮している。
販売計画(国内・年間)
24,000台
全国標準現金価格
669,000円
(北海道・沖縄価格は9,000円高。その他一部離島を除く。)
車体色
シャスタホワイト/ファイティングレッド
※シャスタホワイト/ミクロネシアンブルーメタリック
(※9月中旬に発売予定。)
フレームは、ホンダ独自の「目の字」断面構造により、軽量・高剛性を達成したアルミ製ツインチューブ・ダイヤモンド式フレームを採用。
また、フレームの高い剛性に合わせて、偏平タイヤ、S字断面スポークと幅広リムをもつアルミホイール、アルミ製スイングアーム(後輪)を採用。さらに、前・後輪ともに油圧式ディスクブレーキ(前はダブル)を装備するなど、スーパースポーツバイクにふさわしいものとなっている。
その他の主な特長
- ・低シート高(765mm)で足着き性を向上。
- ・ジュラルミン製のセパレートハンドル、メインステップ、ステップホルダーを採用。
- ・オイルクーラーとアルミ製2分割ラジエターを装備。
- ・MF(メンテナンスフリー)タイプの12V8AHバッテリーを採用。
主要諸元
型式 | NC23 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.015×0.685×1.095 | |
軸距(m) | 1.380 | |
最低地上高(m) | 0.140 | |
シート高(m) | 0.765 | |
車両重量(乾燥重量)(Kg) | 184(165) | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 43.0(60km/h定地走行テスト値) | |
エンジン型式 | NC23E | |
総排気量(cm3) | 399 | |
内径×行程(mm) | 55.0×42.0 | |
圧縮比 | 11.0 | |
最高出力(PS/rpm) | 59/12,500 | |
最大トルク(Kg-m/rpm) | 3.8/10,000 | |
始動方式 | セルフ | |
点火方式 | フルトランジスタ | |
潤滑油容量(L) | 3.5 | |
燃料タンク容量(L) | 16 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
タイヤサイズ | 前 | 100/80-17 52H |
後 | 130/70-18 63H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック(円筒空気バネ併用) |
後 | スイングアーム(スラントレイアウト・プロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
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