本田技研工業(株)は、近年盛んになりつつあるトライアル・スポーツやツーリングに適した、新設計4サイクルエンジン(244cm3)搭載の軽量でスリムなトライアル・スポーツバイク「ホンダ・TLR250R」を4月30日より発売する。
このTLR250Rは、軽量・小型新設計の空冷・4サイクル・OHC単気筒エンジンを搭載。
特にトライアル・スポーツにおいて使用頻度の高い極低速から低・中速域にかけて強力な出力特性を、高速域ではなめらかな出力特性を発揮、トライアル・スポーツやツーリングなどに適したものとなっている。
フレームは、軽量・高剛性で縦長楕円断面形状のサイドパイプ式ダイヤモンドフレームを採用。 トライアル車にはかかせない車体のスリム化と車両重両93kg(乾燥重量)の軽量化を同時に実現。さらに、トライアル車では世界初の分割式センタータンク方式を採用、燃料タンクをメインタンク(4L)とシート下に配置したサブタンク(2L)の 二つに分割し、最適な前後重量バランスと310mmの最低地上高を実現するとともに、平らなエンジン保護板やプロリンクサスペンションの採用とあいまって扱いやすいものとしている。
また、すぐれた燃料経済性(55.3km/l:50km/H定地走行テスト値)、6Lの燃 料タンク容量、6速ミッションなどにより、ツーリングにも適したものとなっている。
販売計画(国内・年間・予定)
6,000台
全国標準現金価格
379,000円
(北海道、沖縄価格は9,000円高。その他一部離島を除く。)
その他の主な特徴
- ・ハンドル切れ角を左右68度とし、トライアル・スポーツでも威力を発揮。
- ・強度と弾性にすぐれた、TLスポーク(Tangent Located Spoke)を採用。
- ・軽量・高剛性にすぐれた、アルミ・スイングアームを採用
- ・エアクリーナーケースをエンジン上部に配置、防水性を向上。
主要諸元
型式 | MD18 | |
全長(m) | 2.030 | |
全幅(m) | 0.820 | |
全高(m) | 1.110 | |
軸距(m) | 1.335 | |
最低地上高(m) | 0.310 | |
シート高(m) | 0.780 | |
車両重量(kg) | 99 | |
乾燥重量(kg) | 93 | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L) | 55.3(50km/h定地走行テスト値) | |
最小回転半径(m) | 1.6 | |
ハンドル切角(度) | 68° | |
エンジン型式 | MD18E・空冷4サイクルOHC単気筒 | |
排気量(cm3) | 244 | |
内径×行程(mm) | 72.0×60.0 | |
圧縮比 | 8.5 | |
最高出力(PS/rpm) | 14/5,500 | |
最大トルク(kg-m/rpm) | 2.0/2,500 | |
キャブレター型式 | P09 | |
始動方式 | キック式 | |
点火方式 | 無接点式CDI | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | 1.7 | |
燃料タンク容量(L) | 4+2 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.846 |
2速 | 2.294 | |
3速 | 1.850 | |
4速 | 1.434 | |
5速 | 1.000 | |
6速 | 0.838 | |
減速比(1次/2次) | 3.0861 | |
キャスター(度) | 21°50′ | |
トレール(mm) | 47 | |
タイヤサイズ | 前 | 2.75-21-4PR |
後 | 4.00-18-4PR | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディングトレーリング |
後 | ||
懸架方式 | 前 | テレスコピック(円筒空気バネ併用) |
後 | スイングアーム(プロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-086819(オーハローバイク)」へお願い致します。