本田技研工業(株)は、昭和57年6月の発売以来、V型エンジンを搭載し、スリムで取り廻しの良いスポーツバイクで好評を得て、4年連続ベストセラー(軽二輪クラス)を続けている「ホンダ・VT250F」の出力、トルク、燃費など総合性能を一段と向上させ、4月23日より発売する。
VT250F
このVT250Fに搭載した4サイクル・水冷・90度V型2気筒エンジンは、吸排気効率向上と摩擦抵抗の低減を徹底して追求。キャブレターから燃焼室までの空気の流れを滑らかにした高慣性吸気ポートや、排気効率の高い集合管マフラーを採用するなど、低回転域から高回転域に至るまでの吸・排気効率を向上。また、コンロッドをはじめ往復運動部品の徹底した軽量化を計ることにより摩擦抵抗の低減を実現。これらにより、出力(最高出力43PS/ 12,500rpm)、トルク(最大トルク2.5kg-m/10,500rpm)の向上と、燃費(52.2km/L=50km/h定地走行テスト値)の向上を合わせて実現している。
車体設計は、軽量・シンプル・高剛性の新設計角型ツインチューブフレームや、新デザインのアルミ製キャストホイール、インボード・ディスクブレーキを採用。また、空力特性の向上を計るとともに、車体全体の一体感をデザインしたアンダーカウルを標準装備。さらに、低いシート高(745mm)で足着き性を一段と向上させるなど、女性ライダーからベテランライダーまで幅広いお客様が満足できるものとなっている。
販売計画(国内・年間予定)
28,000台
全国標準現金価格
479,000円
(北海道・沖縄価格は9,000円高。その他、一部離島を除く。)
主要諸元
| 型式 | MC15 |
| 全長(m) | 2.030 |
| 全幅(m) | 0.715 |
| 全高(m) | 1.140 |
| 軸距(m) | 1.370 |
| 最低地上高(m) | 0.140 |
| シート高(m) | 0.745 |
| 車両重量(kg) | 161 |
| 乾燥重量(kg) | 146 |
| 乗車定員(人) | 2 |
| 燃費(km/L) | 52.2(50km/h定地走行テスト値) |
| 最小回転半径(m) | 2.7 |
| エンジン型式 | MC15E・水冷4サイクルV型2気筒DOHC4バルブ |
| 総排気量(cm3) | 249 |
| 内径×行程(mm) | 60.0×44.1 |
| 圧縮比 | 11.0 |
| 最高出力(PS/rpm) | 43/12,500 |
| 最大トルク(kg-m/rpm) | 2.5/10,500 |
| キャブレター型式 | VD10 |
| 始動方式 | セルフ式 |
| 点火方式 | フルトランジスタ式 |
| 潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 |
| 潤滑油容量(L) | 2.5 |
| 燃料タンク容量(L) | 13 |
| クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
| 変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
| 変速比 | 1速2.562/2速1.850/3速1.478/ 4速1.240/5速1.074/6速0.965 |
| 減速比(1次/2次) | 2.821/3.214 |
| キャスター(度) | 26°05′ |
| トレール(mm) | 100 |
| タイヤサイズ | (前)100/90-16 54S(後)120/80-17 61S |
| ブレーキ方式 | (前)油圧式ディスク(インボードベンチレーテッドディスク) (後)機械式リーディングトレーリング |
| 懸架方式 | (前)テレスコピック式(円筒空気バネ併用) (後)スイングアーム式(プロリンク) |
| フレーム方式 | ダイヤモンド |
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