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1985年09月24日 ニュースリリース

不整地や傾斜地での走破性にすぐれた小型運搬機 ホンダパワーキャリアHP250「力丸(りきまる)」を発売

 本田技研工業(株)は、不整地や狭い場所で、果実、野菜、土砂、堆肥、雪などの運搬作業に適した歩行式運搬機ホンダパワーキャリアHP250「力丸」キャリアタイプ(CJ型)を10月1日より、ホッパータイプ(HJ型)を10月15日よりそれぞれ発売する。

 この小型運搬機は、耐久性にすぐれ静かで粘り強く、安定した出力を発揮する4サイクル2.4馬力のバーチカルエンジン(縦型クランク軸)を搭載。駆動軸への動力伝達は、エンジンの回転を直接ミッションに伝達するパワーロスの少ない直結式ミッションの採用で力強い駆動を可能としている。
 また石や木片などの、かみこみからクローラベルトの損傷を守る緩衝スプリングを採用、ワイドクローラ(幅180mm)とあいまって不整地や傾斜地などですぐれた走破性を実現している。
 しかも荷台は、作業性にすぐれたこのクラス初の手動式ダンプ機構の採用で、荷台の後方を持ち上げることにより、荷物を前方へ降すことができ荷降しがスムーズに行えスピーディな作業が出来る機構となっている。

販売計画 国内年間(予定)

10,000台

全国標準販売価格

HP250 キャリアタイプ(CJ型) 198,000円
HP250 ホッパータイプ(HJ型) 193,000円

 さらにブレーキ・走行クラッチ兼用のレバーや、進行方向を楽に変えられるサイドクラッチレバー・エンジンの回転を調整するスロットルレバー等を手元に集中させ誰でも容易に操作出来るレイアウトとなっている。
 またキャリアタイプには、荷姿に合せ、荷台幅が520mm~780mmまでスライドでき、さらにロープフックなどの装備により使い勝手に応じ最大200kg(平地)まで積載可能となっている。
 これらにより不整地・傾斜地でも、手軽で幅広い運搬作業に適した、小型運搬機となっている。

主な特徴

  • 燃料経済性、耐久性にすぐれ、静かで粘り強く安定した出力を発揮するホンダ4サイクルエンジン(強制空冷・2.4PS/4000rpm)を搭載。
  • 不整地でもすぐれた走破性を発揮する特殊パターンで低振動型のワイドクローラを採用。
  • 荷台は、このクラス初の手動式ダンプ機構の採用。
  • 使いやすいブレーキと、連動式の走行クラッチレバー。
  • 狭いところでも方向が変えられるサイドクラッチレバーの採用。
  • 泥水のハネ上りを防ぐ大型フェンダーの採用。

主要諸元

  キャリアタイプ ホッパータイプ
本体 全長(mm) 1,520 1,525
全幅(mm) 600 600
全高(mm) 845 845
ハンドル高さ 800 800
最低地上高 65 65
荷台高さ 320 305
荷台寸法 長さ 巾 高さ
810×520~780×135
800×577×195
エンジン 型式 GV100K1 GV100K1
排気量 90cm3 90cm3
最大出力 2.4PS/4,000rpm 2.4PS/4,000rpm
定格出力 1.4PS/3,600rpm 1.4PS/3,600rpm
点火方式 トランジスタマグネット点火 トランジスタマグネット点火
エンジンオイル量 0.4L 0.4L
始動方式 リコイル リコイル
燃料タンク容量 0.9l(無鉛ガソリン) 0.9l(無鉛ガソリン)
最大積載量 200kg(平地) 200kg(平地)
乾燥重量 110kg 107kg
変速段数 前進2段、後進1段 前進2段、後進1段
登坂能力 25°(無積載時) 25°(無積載時)

お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-112010(いいふれあいを)」へお願い致します。