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1985年08月06日 ニュースリリース

スポーツバイクホンダCBR400Fシリーズの軽量化と性能の向上をはかり発売

 本田技研工業(株)は、4サイクル直列4気筒エンジン搭載のCBR400Fシリーズ「ホンダCBR400F」、「ホンダCBR400Fエンデュランス」の軽量化と性能の向上をはかるなど一部改良をおこない、8月20日より、また1人乗り専用シート(シングルシート)を新たに標準装備した「ホンダCBR400Fフォーミュラ3(スリー)」タイプをシリーズに追加し、8月31日よりそれぞれ発売する。

ホンダCBR400F

ホンダCBR400F

 このCBR400Fシリーズは、レース活動から得た排気効率の高い直管拡散型排気(ストレートブースターエキゾースト)システムの集合管マフラーを新たに採用、同時に車体各部の軽量化(CBR400F・乾燥重量・176kg→174kg/CBR400Fエンデュランス・乾燥重量・183kg→181kg)をはかり、スムーズで力強い低・中速パワーフィーリングを実現するとともに、取り廻し性能も一段と向上したものとなっている。
 また車体には、軽量・高剛性を追求した角型断面パイプフレームや新たにアルミ製3本スポークフルキャストホイール、アルミスイングアームを採用し、さらにステレンレス製マフラーや、ジュラルミン製のハンドル、ステップ類(フォーミュラ3)など質感の高い素材を採用、高級感あふれるスポーツバイクとしている。
 また装備面では、鮮やかなコントラストとストライプを生かした車体色や、エキゾーストパイプに斬新なテンパーカラー(高温焼入発色)を採用、精悍なスタイルのリアカウル一体式シングルシートを標準装着(フォーミュラ3)するなど、高性能スポーツバイクにふさわしい充実した装備としている。

  • 直管拡散型排気システム
    従来の排気システムは、三つのパイプを排気が通り抜けるスリーパス方式という構造だが、今回採用のシステムは、一つのパイプを排気が拡散しながら通り抜ける単管拡散方式という、シンプルで排気効率の高い構造を採用したシステム。

販売計画(国内・年間予定)

CBR400F 8,000台
CBR400Fエンデュランス 8,000台
CBR400Fフォーミュラ3 5,000台(限定)

全国標準現金価格

CBR400F 539,000円
CBR400Fエンデュランス 598,000円
CBR400Fフォーミュラ3 615,000円

(北海道、沖縄価格は9,000円高。その他一部離島を除く。)

主要諸元

  CBR400F CBR400F
エンデュランス
CBR400F
フォーミュラ3
型式 NC17
全長(m) 2.035 2.045
全幅(m) 0.710 0.720 0.700
全高(m) 1.075 1.200
軸距(m) 1.390
最低地上高(m) 0.135
シート高(m) 0.790 0.780
車両重量(kg) 191 198 195
乾燥重量(kg) 174 181 178
乗車定員(人) 2 2 1
燃費(km/L) 40(60km/h定地走行テスト値)
最小回転半径(m) 2.6
エンジン型式 NC07E・空冷4サイクル
DOHC4バルブ4気筒
総排気量(cm3) 399
内径×行程(mm) 55.0×42.0
圧縮比 9.6
最高出力(PS/rpm) 58.0/12,300
最大トルク(kg-m/rpm) 3.6/11,000
キャブレター型式 VE53
始動方式 セルフ
点火方式 トランジスタ式
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) 3
燃料タンク容量(L) 18
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.769
2速 1.850
3速 1.478
4速 1.240
5速 1.074
6速 0.965
減速比 1次/2次 2.565/3.133
キャスター(度) 27°00′
トレール(mm) 98
タイヤサイズ (前)100/90-16 54H
(後)110/90-18 61H
ブレーキ型式 (前)油圧式ダブルディスク
(後)油圧式シングルディスク
懸架方式 (前)テレスコピック
(後)スイングアーム
フレーム形式 ダブルグレードル

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