本田技研工業(株)は、本格的なトライアル競技や、ツーリング走行などが楽しめる、2サイ クルエンジン(193cm3)搭載の軽量でスリムなトライアルバイク「ホンダ・TLM200R」を3月20日より発売する。
このTLM200Rは、軽量・小型設計の空冷・2サイクル・単気筒エンジンを搭載。燃焼効率にすぐれた半球型燃焼室の採用などにより、低速域から粘り強くしかもなめらかでコントロールしやすい出力特性となっている。
フレームは、軽量・コンパクト設計でしかも高剛性のダイヤモンド式を採用。メインチューブ 内をオイルタンクとして活用するなど徹底した軽量化をはかることにより、車体重量86kg(乾燥重量)を実現している。
サスペンションは、前輪に180mmのクッションストロークを確保したエアアシスト・サスペンション、後輪には路面状況にあわせた路面追従性のよいホンダ独自のトライアル専用プロリ ンク・サスペンションを採用、これによりすぐれた衝撃吸収性と走破性を実現している。
さらに、ハンドル切れ角を左右68度としたことなどトライアル競技でも威力を発揮出来るも のとしている。また、燃費も50km/L(50km/h定地走行テスト値)と経済的で6Lの燃料タンク容量、および6段ミッションなどにより、ツーリングにも適したものとなっている。
販売計画(国内・年間)
6,000台を予定
全国標準現金価格
329,000円
(北海道・沖縄価格は、8,000円高。その他一部離島を除く。)
その他の主な特長
- ○メインテナンス性を向上させ軽量化にも貢献するバッテリーレス仕様。
- ○本格的トライアル走行に適したロードクリアランス(最低地上高=315mm)を確保し、軽くて強じんなアルミ合金製大型スキッドプレートを装着。
- ○粘り強く滑らかなエンジン出力を引き出す大容量フライホイールを採用。
- ○スポークは、充分な弾性と強度を実現した新開発のTLスポーク。(タンジェントロケイテッドスポーク)
- ○ボディラインとの一体感を高めスムーズな体重移動を可能としたボトムレスシート。
主要諸元
型式 | MD15 |
全長(m) | 2.010 |
全幅(m) | 0.820 |
全高(m) | 1.075 |
軸距(m) | 1.325 |
最低地上高(m) | 0.315 |
シート高(m) | 0.770 |
車両重量(kg) | 92 |
乾燥重量(kg) | 86 |
乗車定員(人) | 1 |
燃費(km/l) | 50(50km/h定地走行テスト値) |
最小回転半径(m) | 1.5 |
エンジン型式 | MD15E空冷2サイクルピストンリードバルブ単気筒 |
総排気量(cm3) | 193 |
内径×行程(mm) | 67.0×55.0 |
圧縮比 | 7.2 |
最高出力(PS/rpm) | 13/5.000 |
最大トルク(kg-m/rpm) | 1.9/4.000 |
キャブレター型式 | PE63 |
始動方式 | プライマリーキック |
点火方式 | 無接点式CDI |
潤滑方式 | 分離潤滑式 |
潤滑油容量(L) | 0.6 |
燃料タンク容量(L) | 6 |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
変速比 | 1速3.090/2速2.461/3速/1.888/ 4速1.421/5速1.000/6速/0.703 |
減速比(1次/2次) | 3.750/2.846 |
キャスター(度) | 23°00′ |
トレール(mm) | 56 |
タイヤサイズ | (前)2.75-21-4PR(後)4.00-18-4PR |
ブレーキ形式(前/後) | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式 | (前)テレスコピック(円筒空気バネ併用) (後)スイングアーム(プロリンク) |
フレーム形式 | ダイヤモンドフレーム |
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