本田技研工業(株)は、専業・兼業農家をはじめ、一般ユーザーまで、小型・軽量で扱い易いティラーとして好評のこまめシリーズに、静かで粘り強く安定した出力を発揮する新エンジンを搭載したF210シリーズを3機種追加。「ロータリーこまめ」I、II型の2機種を3月2日より、「果樹園用こまめ」を3月6日より発売する。
ロータリーこまめ(I型)は、狭いうね間での中耕除草や培土作業などに適したミニ・ティラーとして開発。ロータリー爪を内爪・外爪につけ替えることにより作業目的に合わせて、耕幅を170mmと270mm二通りが選択できる専用ロータリーや、直進性にすぐれたホンダ独自の駆動輪の採用、およびハンドルの高さをワンタッチで7段階に調節できる機構などにより、使い勝手がよく狭いうね間での管理作業に適したものとしている。
ロータリーこまめ(II型)は、幅広い一般耕うん作業に適したミニ・ティラーとして開発。ローターをピン一本で内側、外側に替えることにより、内盛り(耕うん)と外盛り(培土)ができる耕幅420mmのドラムローターを採用。さらにI型と同様の駆動輪、およびハンドルの高さが3段階に調節できる機構などの採用により女性でも扱い易く、耕うん・中耕作業に適したものとなってる。
果樹園用こまめは、果樹の根もとまで能率よく除草作業ができるミニ・ティラーとして開発。耕幅600mmのスパイラルローターの採用や、ハンドルの高さがワンタッチで7段階に調節できる機構などにより、果樹園の中耕・除草作業に適したものとなっている。
これにより、ホンダこまめシリーズは2機種10タイプ、さらに耕うん機シリーズでは13機種38タイプとなり、作業目的に合った最適なタイプを選ぶことができるものとなった。
販売計画は、
国内年間 7,000台を予定
希望小売価格は
F210ロータリーこまめ(I型) 108,000円
F210ロータリーこまめ(II型) 108,000円
F210果樹園用こまめ 88,000円
主な特徴
- ・経済性、耐久性にすぐれ、静かで安定した出力を発揮する空冷4サイクル新エンジン(最大2.4馬力)を搭載。
- ・防水効果の高いウォーターシールを車軸部分に装備。
- ・女性でも楽に引けるリコイルスターターの採用。
- ・直進性にすぐれ、旋回時にも便利なホンダ独自の駆動輪を採用。(I、II型)
- ・ハンドルの高さをワンタッチで選べる7段階調節方式の採用。(I型、果樹園用)
- ・水やゴミが一目でわかるフューエルストレーナーを装備。
- ・果樹の枝に干渉されない様にエンジンスイッチ、スロットルレバー、ハンドルワンタッチ切換えレバーをハンドル中央に設定。(果樹園用こまめ)
主要諸元表
ロータリーこまめ I型 | ロータリーこまめ II型 | 果樹園用こまめ | ||
型式 | F210R1 | F210R2 | F210 | |
区分 | KR1 | KR2 | Q | |
エンジン | 名称 | ホンダGV100 | ホンダGV100 | ホンダGV100 |
形式 | 空冷4サイクル1気筒 横形ガソリン |
空冷4サイクル1気筒 横形ガソリン |
空冷4サイクル1気筒 横形ガソリン |
|
排気量(cc) | 90 | 90 | 90 | |
最大出力 | 2.4馬力/4,200rpm | 2.4馬力/4,200rpm | 2.4馬力/4,200rpm | |
定格出力 | 1.4馬力/3,600rpm | 1.4馬力/3,600rpm | 1.4馬力/3,600rpm | |
燃料タンク容量(L) | 0.9(無鉛ガソリン) | 0.9(無鉛ガソリン) | 0.9(無鉛ガソリン) | |
点火方式 | トランジスタマグネット点火 | トランジスタマグネット点火 | トランジスタマグネット点火 | |
始動方式 | リコイルスターター | リコイルスターター | リコイルスターター | |
機体寸法 | 全装備重量(kg) | 33.0 | 35.5 | 28.0 |
全長(mm) | 1.385 | 1.335 | 1,110 | |
全幅(mm) | 555 | 535 | 600 | |
全高(mm) | 860 | 960 | 930 | |
変速段数 | 前進 1段 | 前進 1段 | 前進 1段 | |
メインクラッチ | シュークラッチ方式 | シュークラッチ方式 | シュークラッチ方式 |
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