本田技研工業(株)は、昨年12月に発売し好評を得ている、回転数応答型バルブ休止機構 (REV)採用の直列4気筒エンジン(総排気量399cm3)を搭載したロードスポーツバイ ク「ホンダ・CBR400F」に2灯式ヘッドライトやハーフフェアリングを標準装備した「ホ ンダ・CBR400Fエンデュランス」を5月31日より発売する。
このCBR400Fエンデュランスは、各種のレース活動で得た数々のノウハウを導入して開 発したCBR400Fをベースに、ライダーの疲労を軽減させるハーフフェアリングや、アンダーカウル、さらに2灯式ハロゲンヘッドライト(35W/35W×2)を新たに装備し精悍なイメー ジのスポーツバイクとしている。
エンジンは、回転数に応じて作動バルブ数が変化する回転数応答型バルブ休止機構(REV)を採用した空冷・4サイクル・DOHC・16バルブ・直列4気筒エンジンを搭載。さらに吸入 効率を向上させたレゾナンス・チャンバーや、排気効率の優れた排気システムなどの採用により、 58PS/12,300rpmの高出力とリッター当り40km(60km/h定地走行テスト 値)の優れた燃料経済性を実現している。
フレームは、コンピュータ解析により軽量・高剛性を追求した角型断面パイプのダブルクレー ドル式を採用。サスペンションは、前輪にエアアシスト式、後輪にはプロリンク式を採用、制動 時の車体姿勢変化を緩和させるブレーキトルク応答型アンチダイブ機構(TRAC)とあいまって優れた路面追従性を発揮する。
ブレーキは、デュアルピストン・キャリパー装着のフラットディスクを前輪にダブル、後輪にシングルで装備するなど高性能ロードスポーツバイクにふさわしい充実した装備としている。
これにより、ホンダの400ccクラスのスポーツバイクは、13機種17タイプとなり、より充実したものとなった。
販売計画(国内・年間)
CBR400Fシリーズ 30,000台(予定)
全国標準現金価格
598,000円
(北海道・沖縄価格は9,000円高。その他、一部離島を除く。)
主要諸元
型式 | NC17 |
全長(m) | 2.035 |
全幅(m) | 0.720 |
全高(m) | 1.200 |
軸距(m) | 1.390 |
最低地上高(m) | 0.140 |
シート高(m) | 0.780 |
車両重量(kg) | 200 |
乾燥重量(kg) | 183 |
乗車定員(人) | 2 |
燃費(km/L) | 40(60km/h定地走行テスト値) |
登坂能力(tanθ) | 0.46(約25度) |
最小回転半径(m) | 2.6 |
エンジン型式 | NC07E・空冷4サイクルDOHC4バルブ4気筒 |
総排気量(cm3) | 399 |
内径×行程(mm) | 55.0×42.0 |
圧縮比 | 9.6 |
最高出力(PS/rpm) | 58/12,300 |
最大トルク(kg-m/rpm) | 3.6/11,000 |
キャブレター型式 | VE53 |
始動方式 | セルフ |
点火方式 | フルトランジスタ無接点式 |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 |
潤滑油容量(L) | 3.0 |
燃料タンク容量(L) | 18 |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
変速比 | 1速/2.769/2速1.850/3速1.478/ 4速1.240/5速1.074/6速0.965 |
減速比 1次/2次 | 2.565/3.142 |
キャスター(度) | 27°00′ |
トレール(mm) | 98 |
タイヤサイズ | (前)100/90-16 54H (後)110/90-18 61H |
ブレーキ型式 | (前)油圧式ダブルディスク (後)油圧式ディスク |
懸架方式 | (前)テレスコピック (後)スイングアーム(プロリンク) 前後とも円筒空気バネ併用 |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
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