本田技研工業(株)は、本格的な農作業から家庭菜園まで多様な作業に適応できるパワーをもち、幅広い管理作業に適し、女性でも使い易く取り回しに優れた小型・軽量でスリムなデザインの耕うん機「F410・F510」を4月22日より発売する。
このホンダF410・F510は、静かで粘り強く安定した出力を発揮する小型・軽量の強制空冷4サイクルOHV<オーバーヘッドバルブ>機構の新エンジンを搭載。また理想的な燃焼室形状のすぐれた吸・排気効率の実現により、高性能で燃料経済性にすぐれたものとしている。
さらに、ハンドルの高さ調整幅が6段階の範囲でさらにこまかく調整できるバットセレーション式や、ハンドルをワンタッチでスイング<首振り左右40度、180度反転>させることのできる機構、従来の手作業による駆動ベルトの掛けかえに対し、ワンタッチ方式の副変速レバーを新たに採用したことにより、女性でも取り回しがしやすく、より一層作業性を向上させたものとなった。
また、軽量コンパクトで低重心設計のためバランスがよく、田端の耕起、土盛り、溝堀りや傾斜地、山間地などでの作業に適した管理機<耕うん機>となっている。
これによりホンダ耕うん機シリーズは、10機種28タイプとなり、作業目的に合った最適タイプを選ぶことができるものとなった。
販売計画
国内年間15,000台を予定
希望小売価格は、
F410<K> 145,000円
F510<K> 155,000円
<北海道、一部離島を除く>
主な特徴
- ・F410は、107cc強制空冷4サイクル最大出力3.5馬力/4000rpmエンジン<GX110>を搭載。
- ・F510は、144cc強制空冷4サイクル最大出力5.0馬力/4000rpmエンジン<GX140>を搭載。
- ・吸排気効率の高いOHV機構の採用により、すぐれた燃料経済性、耐久性と安定した出力を発揮。
- ・軽いリコイルスターターで始動性を容易にする、メカニカルデコンプ機構の採用。
- ・着火性のよいトランジスタ点火装置を装備。
低重心でバランスのよいすぐれた作業性
- ・管理作業にマッチした機体バランスと車軸回転数。
- ・手作業による駆動ベルトの掛けかえが不要な、ワンタッチ式副変速レバーの採用。
- ・ハンドルスイング<首振り左右40度、180度反転>は便利なワンタッチ方式。
- ・車軸ローターの取付けは、最大径400mmまで可能。
- ・作業時ハンドルを握ったままで主クラッチを切ることができる、便利なレバー付<Lタイプ>。
扱いやすく優れた装備
- ・チェンジ位置の見やすいインジケーターと、手元操作できるコントロール類。
- ・ハンドルの高さ調整幅が工具なしで6段階の範囲でさらにこまかく調整できる、バットセレーション式の採用。
独自の機構による優れた耐久性
- ・ホコリの多い場所や、泥ハネ作業等に威力を発揮するハンドルコラム内吸気方式のシュノーケルエアークリーナー。
- ・水田作業に書かせない防泥リコイルカバー。
主要諸元表
型式 | F410(K) | F510(K) |
エンジン | ホンダGX110 強制空冷4サイクル OHV ガソリンエンジン 107cc |
ホンダGX140 強制空冷4サイクル OHV ガソリンエンジン 144cc |
最大出力 | 3.5PS/4.000rpm | 5.0PS/4,000rpm |
定格出力 | 2.7PS/3,600rpm | 3.8PS/3,600rpm |
始動方式 | リコイルスターター | リコイルスターター |
点火方式 | トランジスターマグネット点火 | トランジスターマグネット点火 |
燃料タンク容量 | 3.0L(無鉛ガソリン) | 3.0L(無鉛ガソリン) |
全装備重量 | 49.0kg | 50.0kg |
全長 | 1450mm | 1450mm |
全幅 | 595mm | 595mm |
全高 | 955mm | 955mm |
変速段数 | 前進6段 後進2段 | 前進6段 後進2段 |
メインクラッチ | ベルトテンション式 | ベルトテンション式 |
サイドクラッチ | なし (Lタイプ ボール式) | なし (Lタイプ ボール式) |
副変速 | ギヤーチェンジ | ギヤーチェンジ |
お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-112010(いいふれあいを)」へお願い致します。