1983年03月16日ニュースリリース
ホンダ発電機シリーズを充実 一台四役にも使える多目的機能を備えた発電機「ホンダET5000Z」を発売
本田技研工業（株）は、工事用電源などをはじめとする業務用や、非常用電源など幅広い用途をもち、超低騒音＜64dbA/7m:50Hz＞、低燃費と高出力で好評の、ホンダ発電機シリーズに、1台で4種類の電気が取り出せる多目的な発電機「ホンダET5000Z」を追加し3月17日より発売する。
ET5000Z
このET5000Zは、燃焼効率の高い水冷4サイクル2気筒OHC＜オーバーヘッドカムシャフト＞エンジンを搭載、これにより優れた燃費と高出力、静粛性を実現。
また、電気出力としては、3相交流200ボルト＜5KVA＞と補助出力単相交流100ボルト＜500VA＞が取り出せるほか、3相交流出力端子＜陸式ターミナル＞部の結線方法の選択により、単相交流200ボルト＜5KVA＞や、単相交流115ボルト＜5KVA＞の電気も取り出せるなど、1台4役の多目的用途をもつ発電機としての機能をも備えている。
また、200ボルト使用する際の安全性向上のため、出力取り出し端子＜陸式ターミナル＞部分に、ホンダ独自のエンジン停止機能付安全カバーを装備、結線時の万一の電気事故を防止するための安全重視設計としている。さらに、装備面では、エンジン負荷の変動に応じて適切な燃費向上と騒音を低減させるオートスロットル機構＜回転自動制御機構＞、エンジンオイルが規定量以下になった時、エンジンが自動的に停止し、エンジン焼付を未然に防ぐオイルアラート機構、冷却水の温度が規定以上に上昇すると自動的にエンジンが停止し、加熱を未然に防ぐオーバーヒート防止装置な充実した装備となっている。
これにより、ホンダ発電機は、13機種25タイプとより充実、使用目的によって最適タイプを選ぶことができるものとなった。
販売計画は、
年間・国内1,000台を計画している。
全国標準現金価格は、
620,000円
主な特徴
- ・優れた燃費と、高出力、低騒音を実現させた水冷4サイクル2気筒OHC＜オーバーヘッドカムシャフト＞エンジンを搭載。
- ・1台で4種類＜3相交流200ボルト（5KVA）、単相交流200ボルト（5KVA）、単相交流115ボルト（5KVA）、単相交流100ボルト（500VA）＞の電気が取り出せる多目的機能。
- ・ホンダ独自の安全重視設計、エンジン停止機構付安全カバー＜出力取出し陸式ターミナル部＞。
- ・メンテナンスフリーのCDI＜電子点火装置＞装置や、エンジン始動が楽なセルスターター＜セルモーター用バッテリー標準装備＞の採用。
- ・常に安定した電気を供給する、トランジスタ式自動電圧調整装置＜AVR＞の採用。
- ・エンジン負荷の変動に応じて適切な燃費向上と騒音の低減を計る、オートスロットル機構＜回転自動制御機構＞。
- ・エンジン焼付を未然に防ぐ、オイルアラート機構。
- ・冷却水不足によるエンジン加熱を未然に防ぐ、オーバーヒート防止装置。
- ・作業現場での移動に便利な、車輪を標準装備（4輪ホイルが標準仕様、大径2輪ホイル付モデルは注文生産）。
主要諸元表
| 機種 | ET5000Z | ||
| 発電機 | 連続定格出力 | 3相交流200V | 5.0KVA（50/60Hz） |
| 単相交流200V | 5.0KVA（50/60Hz） | ||
| 単相交流115V | 5.0KVA（50/60Hz） | ||
| 単相交流100V | 500VA（50/60Hz） | ||
| 型式 | 2極界磁回転型 | ||
| 励磁方式 | 自励式 | ||
| 電圧調整方式 | トランジスター式電圧制御方式(AVR) | ||
| エンジン | 型式 | 水冷4サイクルOHC2気筒ガソリンエンジン | |
| 総排気量（cm3） | 359 | ||
| 連続定格出力（PS） | 10.2PS/3600rpm | ||
| 寸法重量 | 全長（mm）（）内は2輪ホイル付 | 965（1,430） | |
| 全幅（mm）（）内は2輪ホイル付 | 595（660） | ||
| 全高（mm）（）内は2輪ホイル付 | 730（795） | ||
| 重量（kg）（）内は2輪ホイル付 | 175（178） | ||
| 重量タンク容量（L） | 12 | ||
| 連続運転時間（h） | 4.0 | ||
| 騒音レベル [dB（A）/7m(50/60Hz)] | 64/65 | ||
※単相200V、115Vは各端子間の負荷バランスを取りながら、ご使用下さい。
※単相200V、115Vの併用は出来ません。
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