本田技研工業(株)は、新鮮で個性的なスタイリングの高性能F・Fライトウエイトスポーツ 「ホンダ バラード スポーツCR-X1.3/1.5i」を、7月1日から全国のベルノ店よ り発売する。
このバラードスポーツCR-Xは、既成のクルマ概念にとらわれずに、居住性や走りなど、人 間をとりまくクルマの性能、機能を最大限に追求しながら、一方、これらを生みだすエンジン、 サスペンションなどのメカニズム部分は小型、高密度で高性能な設計にするといった、M・M思 想(MAN(マン)-MAXIMUM(マキシマム)、MECHA(メカ)-MINIMUM (ミニマム))をもとに開発。
エンジンは軽量、コンパクトな新開発の12バルブ・クロスフ ローエンジンを搭載。これにより1.5iでは110馬力の高出力を、1.3では20.0km /l(10モード燃費、5速車 運輸省審査値)の低燃費を実現している。またサスペンシ ョンは、フロントに操縦性、回頭性にすぐれたトーションバー・ストラット式サスペンションを、 リアには路面追従性、高速安定性にすぐれたトレーリングリンク式ビームサスペンションを採用している。さらに、空力特性にすぐれた個性的で新鮮なスタイリングや、新素材を採用した軽量、 高剛性のモノコックボディ、高効率ロックアップ機構付ホンダマチック3速フルオート、世界初 の電動アウタースライドサンルーフ、量産乗用車世界初のルーフ・ラム圧ベンチレーションなど、 数多くのホンダ独自の高密度なメカニズムにより、F・Fライトウエイトスポーツにふさわしい クルマとしている。
エクステリア、インテリア、ボディ構造
- ・全長3675m/m、全幅1625m/m、全高1290m/mが創り出す安定感のあるスタイルは、F・Fライトウエイト スポーツにふさわしい軽快感と精悍さを強調している。
- ・低エンジン高やスペース効率にもすぐれたフロントサスペンションなどが寄与して、低ボンネット高を実現。
- ・低ボンネット高やセミリトラクタブル・ヘッドライト、なめらかなフラッシュ・サーフェスボディなどにより、CD×A(空気抗力係数×前面投影面積)0.56のすぐれた空力特性を実現。
- ・世界初の電動アウタースライド・サンルーフを用意。爽快感とともに、このクルマならではの個性的デザインを可能としている。(1.3と1.5iのサンルーフ仕様車)
- ・量産乗用車世界初のルーフ・ラム圧ベンチレーションも用意。飛行機のように天井からフレッシュエアが降りそそぎ、快適な換気が可能な設計。(1.5iルーフベンチレーション仕様車)
- ・機能的にレイアウトされたインストルメントパネルやホールド性にすぐれたフル・バケットシート、小径太グリップのステアリングホイールなど、F・Fライトウエイトスポーツにふさわしい装備としている。
- ・低ボンネットや低位置にレイアウトしたインストルメントパネルなどにより広角度視界を確保。
- ・新素材(※)H・P・ALLOYをフロントマスクをはじめ、ヘッドライト・フラップ、左右フロントフェンダー、左右ドアロア・ガーニッシュに採用。これにより軽量化と、耐チッピング性、防錆を達成。
- ・前後バンパーにも新素材(※)H・P・BLEND を採用。軽量化、防錆、耐チッピング性の向上、軽接触による変形防止を図っている。
- ※H・P・ALLOYとはHONDA(ホンダ)・POLYMER(ポリマー)・ALLOY(アロイ)の略。
ABS樹脂とポリカーボネイトに衝撃性を向上させる新成分を加え合成したポリマーアロイと超フレキシブルな塗料とのマッチングで成り立っている。また、外板として外国で一部使用さ れたり、開発中のFRPやR-RIM(ウレタン系)などとは違う特性を持っている。 - ※H・P・BLENDとはHONDA(ホンダ)・POLYMER(ポリマー)・BLEND(ブレンド)の略。
高耐衝撃、超耐候性をもつ変性P・P(ポリプロピレン)で、塗装はとくに メタリッククリアコートが可能となった。
主な特長
高出力とすぐれた燃料経済性を両立させた新開発12バルブ・クロスフローエンジン。
1.3=80馬力と20.0km/l(5速車、10モード燃費 運輸省審査値)を発揮。
1.5i=110馬力と15.0km/l(5速車、10モード燃費 運輸省審査値)を発揮。
- ・1気筒あたり吸気バルブ2個、排気バルブ1個という、ホンダならではのユニークな設計。これにより、4バルブ並の吸排気効率と2バルブ並のコンパクト設計を可能としている。
- ・ホンダのエレクトロニクス技術を駆使した独自開発による、高感度な電子燃料噴射装置(PGM-FI)を採用。(1.5i)
- ・コンパクトルーフ型主燃焼室とB・Cトーチ(ブランチッド(BRANCHED)・コンデュイット(CONDUIT)・トーチ=分岐トーチ)によりすぐれた燃焼効率を実現。とくに1.3系エンジンは高圧縮比10.0を達成。
- ・排気脈動を利用した4-2-1-2の集合排気システムの採用で、すぐれた排気効率を実現。(1.5i)
- ・小型・軽量なアルミダイキャスト新キャブレターの採用。(1.3)
- ・軽量4連アルミシリンダーブロックやクランク直結トロコイドオイルポンプ、カム・ダイレクト駆動ディストリビューターなどの新技術で小型・軽量設計を可能としている。
クルマの性格、用途に合わせて2つのホンダマチックを用意。
- ・高効率トルコンを採用したロックアップ機構付ホンダマチック3速フルオートを1.5i用に用意。
- ・運転状況に応じて、レンジを選択できる好評のホンダマチックに、ロックアップ機構を付加し1.3用に用意。
新開発のスポルテック(※)(SPORTEC)サスペンション。
- ・フロントには、すぐれた操縦性と回頭性を実現したトーションバー・ストラット式サスペンションを採用。これによりスペース効率も向上。
- ・リアは、路面追従性にすぐれたトレーリングリンク式ビームサスペンションを採用。これによりスペース効率も向上。
- ※スポルテック(SPORTEC)フロントサスペンション
〈SPACE ORIENTED REACTION TUBE TORSION-BAR TECHNOLOGY スペースを考えぬいたリアクションチューブのトーションバーを使ったフロントサスペンション〉 - ※スポルテック(SPORTEC)リアサスペンション。
〈SPACE ORIENTED RESPONSIVE TRAILING-LINK TECHNOLOGY スペースを考えぬいた応答性のよいトレーリングリンク式機構のビーム・リアサスペンション〉
販売計画(月間・国内)
3,000台
価格表
(単位:千円)
仕様 | 東京 | 名古屋 | 大阪 | 福岡 | 仙台 | 札幌 | |
1.3 | ノーマルルーフ | 993 | 995 | 999 | 1,014 | 1,009 | 1,027 |
サンルーフ | 1,073 | 1,075 | 1,079 | 1,094 | 1,089 | 1,107 | |
1.5i | ルーフベンチレーション | 1,270 | 1,272 | 1,276 | 1,291 | 1,286 | 1,304 |
サンルーフ | 1,380 | 1,382 | 1,386 | 1,401 | 1,396 | 1,414 |
注
- 1.価格表は5速車
- 2.サンルーフ仕様とは、電動アウタースライドサンルーフ仕様車で、1.5iのサンルーフ仕様車はカラード液晶デジタルメーターとタイムコントロールモジュール付エレクトロニックナビゲータが装備されている。
- 3.オートマチックは1.3のサンルーフ仕様車にロックアップ機構付ホンダマチックを4万円高で用意。1.5iはサンルーフ仕様車にロックアップ機構付ホンダマチック3速フルオートを5万円高で用意。
- 4.フェンダーミラー車は上記価格に対し△5千円。
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