本田技研工業(株)は、空冷2サイクルエンジン(49cc)を搭載した、軽量でスリムなトライアル入門バイク「ホンダ・TLM50」を12月20日より発売する。
このホンダTLM50は、本格的なトライアル走行からツーリングまで、幅広く楽しめるスポー ツバイクとして開発したものである。エンジンは、低速でも粘り強い出力特性を発揮する※HERP付新型2サイクル49ccエンジンを搭載。リアサスペンションには、使用目的に応じてショック吸収性能が5段階に調整可能な機構を採用している。
また車体は、軽量、高剛性、スリムなセミダブルクレードル式を採用。さらにハンドル切れ角は、中心より左右に62度とし、305mmの最低地上高や、大径ホイール(前2.50-21、 後3.50-18)などとあいまって、50ccクラスでも本格的なトライアル走行が可能なバイクとなっている。
- ※HERP・Honda Energy Resonance Pipeの略で混合気をシリンダーへ押しもどし、低速時にも燃焼室への充てん効率を促進する装置。
販売計画(国内・年間)
18,000台予定
全国標準現金価格
179,000円
(北海道、沖縄、その他一部離島は除く)
その他の主な特長
○軽量でスリムな車体設計(乾燥重量73kg)。
○ゼッケンプレートと共用できるメーターバイザーの装備。
○ヘッドライト(25/25W)は、軽量化を計るため樹脂製レンズを採用。
○険しい路面などでエンジンをガードする、樹脂製スキットプレートの採用。
○見やすく機能的な小型メーターとインジケーターランプの装備。
○95φ小径ドラムブレーキを前、後輪に採用。
主要諸元
型式 | A-AD07 | |
全長(m) | 1.985 | |
全幅(m) | 0.825 | |
全高(m) | 1.070 | |
軸距(m) | 1.290 | |
最低地上高(m) | 0.305 | |
シート高(m) | 750 | |
車両重量(kg) | 78 | |
乾燥重量(kg) | 73 | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L) | 60.0(30km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | 0.57(約29度) | |
最小回転半径(m) | 1.6 | |
エンジン型式 | AD07E(空冷2サイクル・ピストンリードバルブ) | |
排気量(cm3) | 49 | |
内径×行程(mm) | 39.0×41.4 | |
圧縮比 | 7.3 | |
最高出力(PS/rpm) | 4.8/7,000 | |
最大トルク(kg-m/rpm) | 0.52/6,500 | |
キャブレター型式 | PF13 | |
始動方式 | プライマリーキック | |
点火方式 | 無接点式CDI | |
潤滑方式 | 分離潤滑式 | |
潤滑油タンク容量(L) | 0.7 | |
燃料タンク容量(L) | 4.0 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 4.000 |
2速 | 2.769 | |
3速 | 1.882 | |
4速 | 1.130 | |
5速 | 0.960 | |
減速比(1次) | 4.583 | |
キャスター(度) | 25°00′ | |
トレール(mm) | 68 | |
タイヤサイズ | (前)2.50-21-4PR/(後)3.50-18-4PR | |
ブレーキ形式 | (前)機械式リーディングトレーリング/ (後)機械式リーディングトレーリング |
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懸架方式 | (前)テレスコピック(コイルスプリング)/ (後)スイングアーム(コイルスプリング) |
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フレーム形式 | セミダブルクレードル |
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