本田技研工業(株)は、1960年代の伝統的なスタイルを継承しながら、エンジンなどのメカニズム部分はDOHC・※RFVC単気筒エンジン(249cc)を搭載するなど最新の技術を投入したロードスポーツバイク「ホンダ・GB250クラブマン」を12月7日より発売する。
- ※RFVC・Radial Four Valve Combustion Chambcr の略(放射状4バルブ方式燃焼室)
このGB250クラブマンに搭載した空冷4サイクル単気筒エンジンは、ホンダ独創のサブロッカーアームの採用により、理想的な半球型燃焼室を4バルブで実現したRFVCシステムを採用。 これにより、吸・排気それぞれのバルブ径の拡大や、火炎伝播性能の優れたセンタープラグ方式を可能にし、優れた燃焼効率と吸排気効率を得ている。さらにDOHCシステムの採用により、 高速回転高出力化を図り最大出力30PS/9,500rpm、最大トルク2.4kg-m/8, 000rpmの高性能を発揮させるとともに、58Km/L(50Km/h定地走行テスト値) の燃料経済性を同時に実現している。また低速から高速まで吸入効率の向上を図ったデュアル・インテークキャブレターの採用とあいまって低・中速域でのレスポンスの良さと扱いやすさ、高速域でのハイパワーを実現させている。
販売計画(国内・年間)
12,000台(予定)
全国標準現金価格
379,000円
(北海道・沖縄価格は、6,000円高。その他、一部離島を除く。)
フレームは、軽量・高剛性のセミダブルクレードルを採用。前輪には優れた制動力を発揮するデュアルピストンキャリバー装着の油圧式ディスクブレーキを採用。
また、エンジンのヘッドカバーやクランクケースカバーなどに光沢をもたらすバフ仕上げや、サイドカバーのエンブレムに転写マークを使用するなど、細部にわたり高級感あふれるデザイン としている。さらに、一文字型バー・ハンドルの採用や、後方に配置したステップ位置など伝 統的なスタイリングは、最新のメカニズムと調和して、多様化、個性化のユーザーニーズに応え られるスポーツバイクとなっている。
これにより、ホンダの250ccクラスのスポーツバイクは、11機種16タイプと、より充実したものとなった。
主要諸元
型式 | MC10 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.015×0.640×1.035 | |
軸距(m) | 1.360 | |
最低地上高(m) | 0.175 | |
シート高(m) | 0.780 | |
車両重量(kg) | 145 | |
乾燥重量(kg) | 130 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 58(50km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | 0.46(約25度) | |
最小回転半径(m) | 2.3 | |
エンジン型式 | MC10E・空冷4サイクルDOHC4バルブ単気筒 | |
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 72.0×61.3 | |
圧縮比 | 10.5 | |
最高出力(PS/rpm) | 30/9,500 | |
最大トルク(kg-m/rpm) | 2.4/8,000 | |
キャブレター型式 | PH02 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | 無接点式CDI | |
潤滑方式 | 圧送飛沫 併用式 | |
潤滑油容量(L) | 1.8 | |
燃料タンク容量(L) | 17 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.923 |
2速 | 2.000 | |
3速 | 1.550 | |
4速 | 1.304 | |
5速 | 1.125 | |
6速 | 1.000 | |
減速比(1次/2次) | 2.826/2.714 | |
キャスター(度) | 27°00′ | |
トレール(mm) | 98 | |
タイヤサイズ | 前 90/90-18 51S・後 110/90-18 61S | |
ブレーキ形式 | 前 油圧式ディスクブレーキ/ 後 機械式リーディングトレーリング |
|
懸架方式 | 前 テレスコピック/ 後 スイングアーム |
|
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-086819(オーハローバイク)」へお願い致します。