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1983年04月20日 ニュースリリース

軽量でスリムな125ccのトレッキングバイク ホンダ TL125を発売

 本田技研工業(株)は、野や山など、雄大な自然の周辺をのんびりとツーリングする(※) トレッキングバイク「ホンダ TL125」を4月21日より発売する。

ホンダ TL125

ホンダ TL125

 このホンダTL125は、トレッキング走行はもとよりツーリングやトライアル的な走行にも応えられる用途の広いスポーツバイクとして開発されたもので、さらに都会の情景にもとけこむファッション性もそなえている。エンジンは信頼性の高い4サイクル124ccの単気筒9.3 馬力エンジンを搭載。サスペンションはフロントにセミ・エア式を、リヤには加圧式を採用するなど、走破性を高めた走る機能の充実を図っている。またトライアル走行も可能な設計の車体は、 軽量(乾燥重量89kg)でスリムな形状のなかに、新鮮で個性的なデザインを施すなど、スポーツ性とファッション性の高いバイクである。
 これにより、ホンダのトレッキングバイクシリーズは、シルクロード(CT250S)、CT110と今回のTL125で3機種と充実。より幅広いユーザーに応えられるものとなった。

販売計画(国内・年間)

5,000台(予定)

全国標準現金価格

253,000円

(北海道、沖縄価格は5千円高。その他の一部離島は除く。)

  • [トレッキングバイク]
     TREKKING(英語)、「牛車でゆっくりと旅をする、骨の折れる旅行をする」の意味で あり、現在国民スポーツ用語として、「山歩き、スキーの平地滑走など、主として健康とレクリエーションのために行う徒歩運動」「自然のふところめぐり」といった風に使われている。
     ホンダはこうした意味をさらに発展させ、2輪車によって雄大な自然の周辺をのんびりとツーリングする楽しみを提唱するものです。

主な特長

  • 4サイクル124cc、9.3馬力の耐久性にすぐれた粘り強いエンジンは、低中速域での使い易さを狙い開発されたもので、トライアル走行やオフロード走行にも適した力強いトルク特性を得ているとともに、すぐれた経済性(燃費60km/L:50km/h時定地走行テスト値)もかねそなえている。
  • フロントサスペンションは、乗り心地や路面追従性にすぐれたセミ・エア式を採用。リヤサスペンションの倒立型加圧ダンパーとあいまって乗り心地、走破性を高めている。
  • フレームのメインパイプとダウンチューブに角型断面の高張力鋼管を採用したことにより、フレーム単体重量6.8kgを達成し、車体の軽量設計に寄与している。
  • 軽量(乾燥重量89kg)でスリムな車体設計は、すぐれた取り回しと低いシート高(800m/m)を実現。トライアル走行など、幅広い用途に応えられる設計としている。
  • 数々の充実した装備
    ・見やすく、機能的に配置されたスピードメーターとインジケーターランプ。
    ・使い易いステアリングロック一体式メインスイッチ。
    ・35W/36.5Wの角型ハロゲンヘッドライト。

主要諸元表

型式 JD06
全長(m) 2.080
全幅(m) 0.825
全高(m) 1.105
軸距(m) 1.310
最低地上高(m) 0.300
シート高(m) 0.800
車両重量(kg) 96
乾燥重量(kg) 89
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 60.0(50km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) 0.55(約29度)
最小回転半径(m) 1.6
ハンドル切れ角(度) 62
エンジン型式 JD06E・空冷4サイクルOHC単気筒
排気量(cm3) 124
内径×行程(mm) 56.5×49.5
圧縮比 9.0
最高出力(PS/rpm) 9.3/8,000
最大トルク(kg-m/rpm) 0.92/4,500
キャブレター型式 PC04
始動方式 プライマリーキック
点火方式 無接点式CDI
潤滑方式 圧送式飛沫式併用
潤滑油容量(L) 1.1
燃料タンク容量(L) 6.5
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 2.769
2速 2.125
3速 1.450
4速 1.000
5速 0.724
減速比(1次) 3.866
キャスター(度) 26°30′
トレール(mm) 86
タイヤサイズ 2.75-21-4PR
4.00-18-4PR
ブレーキ形式 機械式リーディングトレーリング
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック(円筒空気バネ併用)
スイングアーム(コイルスプリング)
フレーム形式 ダイヤモンド

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