本田技研工業(株)は、操縦性にすぐれ、扱いやすさで好評の「ホンダ・CB250RS」の 基本的な性格を受けつぎ、新設計の高性能空冷・4サイクル・DOHC・(※)RFVC単気筒 エンジン(249cc)を搭載したスポーツバイク「ホンダ・CBX250RS」を5月20日 より発売する。
※RFVC・Radial Four Valve Combustion Chamberの略 (放射状4バルブ方式燃焼室)
このCBX250RSは、高性能で、しかも乗り易いベーシックスポーツモデルを追求して開 発。エンジンは、理想的な燃焼効率が得られる半球型燃焼室を、放射状に配置した4バルブで実現した画期的なRFVCシステムを採用。これにより、吸・排気それぞれのバルブ径の拡大や、 火炎伝播性能を高めるセンタープラグ方式を可能にし、燃焼効率と吸排気効率を大幅に向上させ ている。さらにDOHCシステムの採用により、高速回転高出力化を計り最高出力30PS、最 大トルク2.4kg-mの高性能を発揮させるとともに、58Km/L(50Km/h定地走行 テスト値)の燃料経済性を同時に実現している。また低速から高速まで吸入効率の向上を計った。
販売計画(国内・年間)
18,000台(予定)
全国標準現金価格
368,000円
(北海道、沖縄価格は、6,000円高その他一部離島を除く。)
デュアルキャブレターシステムの採用とあいまって、中・低速域でのレスポンスの良さと扱いやすさ、高速域でのハイパワーを実現させている。
フレームは、軽量、高剛性のセミダブルクレードルを採用。足まわりは、前輪には、すぐれた制動力を発揮する、ホンダ独自のデュアルピストンキャリパー装着の油圧式ディスクブレーキを採用。また前後輪に新設計の偏平断面の太径スポークを採用、使用本数の減少により、軽量化と メンテナンスの向上に寄与している。リアクッションには、熱ダレの少ないリザーバータンクを装備。さらに、足つき性の良い770mmの低シート高などにより、一段と扱いやすく、高性能なロードスポーツバイクとなっている。
これにより、ホンダの250ccクラスのスポーツバイクは、オンロードからオフロード、トレッキングまで10機種14タイプと充実。より幅広いお客様の要望に応えられるものとなった。
主要諸元表
型式 | MC10 | |
全長(m) | 2.020 | |
全幅(m) | 0.745 | |
全高(m) | 1.060 | |
軸距(m) | 1.360 | |
最低地上高(m) | 0.175 | |
シート高(m) | 0.770 | |
車両重量(kg) | 142 | |
乾燥重量(kg) | 129 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 58.0(50km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | 0.46(約25度) | |
最小回転半径(m) | 2.3 | |
エンジン型式 | MC10E・空冷4サイクルDOHC4バルブ単気筒 | |
排気量(cm3) | 249 | |
圧縮比 | 10.5 | |
最高出力(PS/rpm) | 30/9,500 | |
最大トルク(kg-m/rpm) | 2.4/8,000 | |
キャブレター型式 | PH02 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | CDI | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | 2.0 | |
燃料タンク容量(L) | 15 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.923 |
2速 | 2.000 | |
3速 | 1.550 | |
4速 | 1.304 | |
5速 | 1.125 | |
6速 | 1.000 | |
減速比 | 2.714 | |
キャスター(度) | 27 | |
トレール(mm) | 98 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/90-18 51S |
後 | 110/90-18 61S | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧ディスクブレーキ |
後 | 機械式リーディングトレーリンク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
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