本田技研工業(株)は、不整地から市街地まで快適な走行が楽しめる、水冷2サイクル・単気 筒エンジン(総排気量193cm3)搭載のオン・オフロードバイク「ホンダMTX200R」 を2月5日より発売する。
このMTX200Rに搭載したエンジンは、国内外のモトクロスレースで得た数々の技術を活 かした軽量・コンパクト設計で、最高出力26PS/7,500rpm、リッター当り130馬 力の高出力を発揮させている。特にホンダ独自のATAC(自動調整トルク増幅排気システム) の採用により、高回転域での力強さと、中・低回転域での粘り強いフラットなトルク性能を有し ている。これにより、低速から高速までパワフルでスムーズな走りを楽しむことができる。さら に、このエンジンは、徹底して軽量(乾燥重量102kg)・コンパクト化を計った車体とあい まって国産オン・オフロード車最小の3.92kg/PSのパワーウエイトレシオを実現させて いる。
サスペンションには、定評のプロリンク・リアサスペンションとホンダ独自のフォーク機構 (フォークパイプとボトムケースのフリクション低減を計る)をもつフロント・エアアシスト・サスペンションを採用することにより、不整地から舗装路まですぐれた路面追従性を発揮するこ とができる。また悪路走行に適した285mmのロードクリアランスを確保しながら足つきの良 いスリムなボディは、タンク上面までレイアウトされたシートとあいまって、路面状況に合わせ た適切なライディングポジションが得られるようになっている。
販売計画は
国内年間6,000台を予定
標準現金価格は
289,000円である。
(北海道、沖縄価格は5,000円高。一部離島を除く)
その他の主な特長
- ●テクニカル・ランが満喫できる6段リターン変速。
- ●ラジエターの冷却効果を高めるエアインテーク付大型フロントフェンダー。
- ●軽量・高剛性な高張力鋼管採用の角型断面中空リアフォーク。
- ●高い制動力を発揮する110φのフロント/リアブレーキ。
- ●見やすい角度にセットされたスピードメーター、タコメーターと機能的にレイアウトされた各 種インジケーター。
- ●可倒式にチェンジ、ブレーキペタル。
- ●夜間走行に、より有効な角型ハロゲンヘッドライト(35W/36.5W)
- ●操作性にすぐれたドッグレッグタイプレバー。
- ●前後ともアルミリムを採用したホイール。
主要諸元表
型式 | MD07 | |
全長(m) | 2.085 | |
全幅(m) | 0.830 | |
全高(m) | 1.175 | |
軸距(m) | 1.350 | |
最低地上高(m) | 0.285 | |
シート高(m) | 0.845 | |
車両重量(kg) | 112 | |
乾燥重量(kg) | 102 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 50.0(50km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | 0.50(約26度) | |
最小回転半径(m) | 2.0 | |
エンジン型式 | MD07E・水冷2サイクル・ ピストンリードバルプ単気筒 |
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排気量(cm3) | 193 | |
内径×行程(mm) | 67.0×55.0 | |
圧縮比 | 7.5 | |
最高出力(PS/rpm) | 26/7,500 | |
最大トルク(kg-m/rpm) | 2.6/7,000 | |
キャブレター型式 | PE65 | |
始動方式 | プライマリーキック | |
点火方式 | 無接点式CDI | |
潤滑方式 | 分離潤滑式 | |
潤滑油容量(L) | 1.2 | |
燃料タンク容量(L) | 9.0 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.090 |
2速 | 1.937 | |
3速 | 1.368 | |
4速 | 1.090 | |
5速 | 0.916 | |
6速 | 0.769 | |
キャスター(度) | 27°30′ | |
トレール(mm) | 112 | |
タイヤサイズ | 前 | 2.75-21-4PR |
後 | 4.10-18-4PR | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディングトレーリング |
後 | 機械式リーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(円筒空気ばね併用) |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
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