本田技研工業(株)は、軽くコンパクトで取り回しのし易いことで好評の250Tマスターに、 スポーツバイクで国内初のベルト駆動機構を採用したホンダ 250TマスターS・Dを追加し、 9月1日より発売する。
この250TマスターS・Dには、NASA(アメリカ航空宇宙局)がスペースシャトルの補強材として採用した「ケブラー・コード」を組み込んだポリウレタン製のベルトを装着。これによりチェーン駆動車特有の金属打音がなくなり、走行時の静粛性が向上した。また、このベルト独特の弾力特性により、ギア・チェンジ、クラッチ接続時のショックが緩和され、なめらかな発進感覚が味わえるものとなっている。また、このベルトは、耐腐食、耐熱、耐摩耗性にすぐれた特性を持ち、さらにこの駆動機構の採用により、従来のチェーン駆動機構の定期的なオイル注入 などが不必要になるなど、メンテナンス性の向上をも図っている。
これにより、ホンダのスポーツバイクの駆動機構は、チェーン、シャフト、ベルトと3タイプと充実、また250ccクラスのスポーツバイクは、8機種12タイプとなり、より一層ユーザーの要望に応えられるものとなった。
販売計画は、
シリーズ合計で年間 16,000台を予定。
標準現金価格は、
300,000円
(北海道・沖縄価格は、6,000円高一部離島は除く)
ホンダ250TマスターS・D主要諸元
型式 | MC06 | |
全長 (m) | 2.055 | |
全幅 (m) | 0.810 | |
全高 (m) | 1.130 | |
軸距 (m) | 1.345 | |
最低地上高 (m) | 0.165 | |
シート高 (m) | 0.730 | |
車両重量 (kg) | 141 | |
乾燥重量 (kg) | 130 | |
乗車定員 (人) | 2 | |
燃費 (km/L) | 58.0(50km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力 (tanθ) | 0.46(約25度) | |
最小回転半径 (m) | 2.1 | |
エンジン型式 | MC06E・4サイクルOHC2気筒 | |
総排気量 (cm3) | 233 | |
内径×行程 (mm) | 53.0×53.0 | |
圧縮比 | 9.4 | |
最高出力 (PS/rpm) | 21/8,500 | |
最大トルク (kg-m/rpm) | 2.0/4,000 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | CDI式 | |
潤滑方式 | 圧送式飛沫式併用 | |
潤滑油容量 (L) | 1.8 | |
燃料タンク容量(L) | 12 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.846 |
2速 | 1.777 | |
3速 | 1.333 | |
4速 | 1.083 | |
5速 | 0.913 | |
キャスター (度) | 29°20′ | |
トレール (mm) | 112 | |
タイヤサイズ | 前 | 3.25S18-4PR |
後 | 110/90-16 59S | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディングトレーリング |
後 | 機械式リーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック |
後 | スイングアーム | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
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